吉田秋生「YASHA-夜叉」の8巻が出ましたね。あいかわらずこの人の描く青年は実に色気があって好きだなあ。にしてもわたしのご贔屓のクロサキ中尉が出番が少ないのが気に食わない・・・って毎回同じこと書いてんじゃねえよ。でもね。今さらだけど気づいてしまったのよ。この手のキャラがやたらと好きな理由。
どーにもわたしは、「お母さんタイプの男性キャラ」に弱いらしい。
どういうキャラかピンとこないと思うので例をあげるとですね、萩尾望都の「トーマの心臓」で言えばオスカー・ライザー、樹なつみの「花咲ける青少年」で言えばイザック・ノエイとかかなー。もう少女マンガ読んでない人には何がなんだかさっぱりわからんだろうが。
えーと、「ルパン三世」で言えば次元の役どころ、っつーの?
一番地に足がしっかりとついていて周りも見えていて、何かと面倒見が良すぎるというか放っておけないタイプのせいで、ぶつぶつ言いながらもついつい人の尻ぬぐいをしてしまう。それでいて、おしつけがましくないし恩着せがましくもない。
ここがポイントで、「お父さんタイプの男性キャラ」じゃいかん理由はこのへんにある。
お父さんってのは、確かに外敵には強いしその力でもって被保護者を守るんだけど、権威の象徴であるからして、その上からの力が被保護者に対しても、程度の差こそあれ征服や支配や押しつけがましさとなって現れてこざるを得ない。しかしその圧迫感がわたしには我慢のならないものに感じられる。
かといって、「お母さんタイプの女性キャラ」とかだと、被保護者に対して過剰な感情移入や自己同一視を起こすほどの甘甘なキャラになっちゃいそーで、「子供をスポイルする母親」的イメージもなきにしもあらず。つまり、上から圧迫するか取り込んで融合するかの両極端で、対象との距離や目線が適切でないんだよね。
その問題を一挙に解決するキャラクター、それが「お母さんタイプの男性キャラ」なのだ。
・・・と、ここまで書いてきて突然気がついた。つーことはわたしの理想は「慎吾ママ」ってことか?
ちがう。そんな話じゃなかったはずなのに。んでも、今慎吾ママのようなキャラが受けている背景には、上記のよーな理由も少なからず関係しているかもなーとふと思ったりした。
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