ふーん。先月は三島由紀夫の命日だったのか。あの人の言葉としては「生き物でもっとも美しいのは人間の女。次に猫」というのが印象に残っていたりする。「人間の男」って言わないのがなんとなく意外でもあるな。
三島が美輪明宏と親交があった、というのはよく知られている話なんだけど、美輪明宏が言うには、「彼が突然体を鍛えはじめるようになったのは、私のせい」なんだそうだ。
三島と美輪が、ある日パーティーでダンスを踊っていた。ワルツかなんかだったらしい。
青白きインテリ(作家なんだから当然だ)であった三島は、その頃とても華奢で、肩幅もなくうすっぺらい体型をしていた。彼がそのことをとても気にしているのを知っていながら、美輪は、ステップを踏みつつ冗談めかして「あら、三島さん困ったわ、肩はいったいどこ?肩がないわ」と言って三島の肩から腕などあちこち触って探すそぶりをしたんだそうである。
三島の怒るまいことか。みるみるうちに顔が真っ赤になり、「そんなことを言うなら見ていろ!」と捨て台詞を残して会場を飛び出していった(いや、アンタ子供じゃないんだから・・・)。
そしてその日から三島の猛トレーニングが始まり、ついには文士とは思えないほどビシバシに筋肉質な肉体に変身した、という話である。昔トーク番組で美輪明宏が語っていたことなんだけど、どこまで本当かは不明。
「僕は詩人の顔と闘牛士の体とを持ちたい」(鏡子の家)という台詞もあるし、まあ昔からのひそかな願望だったんでしょうけどね。由紀夫ちゃん、ちょっとカワイイです。
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