● 毎回おもちゃの話ばかりで恐縮だが。海洋堂の「世界名作劇場」というガチャガチャのシリーズがとても出来がいい、「アニメイト」になら置いているよと聞いたので、出かけたついでに「アニメイト」にまで足を伸ばしてみた。
ここはアニメグッズの専門店なので、わけのわからんキャラものがいっぱい売っている。アニメは「カウボーイ・ビバップ」以来観てないから何がなんだかわからない。
探してみると、あったあったガチャガチャのコーナー。ちょうど「世界名作劇場シリーズ」の前で、コインを大量につぎ込んでガチャガチャやっている20代後半〜30代前半とおぼしき男性発見。どけ。邪魔。後ろから念波を送っていると、視線が居心地悪かったらしく、7〜8個買った時点でそそくさと去っていった。あんた買いすぎ。いい歳して何やってんの?(※心に大きな棚があるようです)
小銭を用意してこなかったこともあって、その場では買うつもりはなかった。ガチャガチャの上のガラスケースに全種類並べて飾ってあるものを見て、細工の細かさや表情のかわいらしさにあらためて感心したり、ネロとパトラッシュの昇天図に涙していると突然。
「これ、いりますか?」
さっきの男性がいつの間にか側に来ていて、カプセルをひとつ差し出すではないか。よほど物欲しそうに見えたらしい。
「3個も同じもの出ちゃったんで・・・。よかったらどうぞ」
「えっ、いいんですか。すみませ〜ん♪」
ついさっき心で罵っていたことも忘れて、わたしは笑顔でそれを受け取った。くれるというものはもらう主義である。
「このシリーズ、かわいいですよねー」
「ええ。ティンカーベルがどうしても欲しくて、ずっと買い続けているんですけど、あれだけがなかなか出ないんですよ。ピーターパンばっかり出ちゃって」
「あははは」(曖昧な日本の笑い)
「えへへへ」(同上)
およそ20代〜30代男女(推定)の会話とは思えない寒い言葉を交わし合って我々は別れた。去り際に振り返ると、彼が再びポケットから小銭を取り出してガチャガチャやっているのが見えた。ティンカーベルが出るまで、その場を動くことはないだろう。
他人のこういう行動を客観的に見ると心に寒風が吹き荒ぶものである。(お前もそうなんだよ)
つーかどうでもいいから、「もっと他のダブったやつもくれ」って言えばよかった。遠慮深いのがわたしの唯一の欠点だ。
しかしこんなことが書いてあるページを見つけるに及んで、だんだん洒落にならなくなってきた。ここ数週間の日記にちょうどイメージとか妄想の話を書いたばかりだ。わたしの頭の中にも、上記のページで紹介したような意味不明のイメージがよく浮かぶもんで。なんちゃってADDならいいけど本物はやっぱりいやざます。
つーか、保険効きますかね。これ。
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