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2002年7月30日

あなたの犬です

ケーブルテレビに加入している友人宅で、キッズステーションで録画した銀英伝のビデオを借りてきた。うちはWOWOWに加入しているので、ときどき録画したものを交換し合うんであります。
その中にいくつか関係ないアニメも一緒に録画してあった。「炎の蜃気楼」ってやつだ。
原作は小説で、有名なので名前だけは聞いたことがあるんだけど、内容は知らない。確かハマっている人もいたな〜と思い、興味があったので観てみることにした。自室のテレビは色が変なので、母がブツブツ文句を言うのを無視して居間で鑑賞。


全話録画してあるわけではなかったので、内容がとびとびでさっぱりわからない。が、舞台は現代日本で、男子高校生が主人公。


武田とか上杉とか織田とかいう単語が出てきたかと思えば、女子高生は人体自然発火するし、ゾンビみたいのは出てくるしクールな男前リーマン(だよな?スーツ着てるし)は「ナントカカントカソワカ」とかゆって掌からビーム出してゾンビをやっつけるし、男子高校生の足下に「お屋形様」とか跪いちゃう男はいるしでもう大変。「こりゃ転生ものだな」となんとか見当がついた。


よくわからんが、「景虎様」と呼ばれている鼻っ柱の強い男子高校生が主人公で、その子に意味ありげに近づいてきた謎のリーマンが、戦国時代の部下かなんからしい。たぶん。間違ってたら教えてくれ。


何百年も昔の人間関係にこだわらなくてもいいだろと思うんだが、男前のリーマンは男子高校生に向かって敬語で話している。はたから見ていてあやしいことこの上ない。
で、この転生した人たちが怨霊を調伏する力を持ってるらしくて、高校生も次第に力に目覚めてゾンビ退治したり、戦国時代の敵も転生しているので、そいつらと戦ったりしてる。らしい。


しかし、スーツ着てて大人だからリーマンと判断したが、この人働いている様子はまったくない。昼間っから高校生を車で連れ回してゾンビ退治、夜はホテルにチェックインして(同室だ)、「明日はおいしい魚料理の店にでも連れて行ってあげますよ」とか優雅な話をしている。
大丈夫かよ生活は。株でも持ってるのか。


などとツッコミを入れつつ見ていたら、だんだん雲行きがあやしくなってきた。
リーマン「私は転生(?)したことに感謝していますよ。そうでなければあなたを理解することはできなかった。あなたの側にいることはできなかったでしょう」
男子高校生「なんかおまえと話してると調子狂う。それってふつう、女に言うセリフじゃねーのか」
などと会話している。


そーか?それくらい同性でも言うだろ。あんたちょっと悪い本でも読んでるせいで自意識過剰なんじゃないの。まったく最近の男子高校生は。


と、さらに心でツッコミしていたら、リーマンが突然テンパってきた。私はあなたの保護者なんかじゃないとかあなたが私を狂わせるのだとか勝手なことをほざきながら壁際に男子高校生を追いつめる。夜中のホテルの個室でおそろしい事態である。悪い本を読んでいるのはリーマンの方だったらしい。


しかし原作も読まず、アニメもとびとびで見ているわたしにはなんでこの人が急に興奮しはじめたのかさっぱりわからない。男子高校生も「言いたいことがあるならはっきり言えよ!」と言っているが、視聴者にも説明してほしいものだ。


リーマン「今、私が何をしたいと考えているか、わかりますか」
男子高校生「おまえ、いったい何者だ?」
リーマン「あなたの犬です。狂犬です!」(いいきった)


そして壁に押しつけてキッスである。
おいおい。これはキッズステーションのアニメじゃないのかよ。公式サイト見たらひらがなばかりで「子どもは必ずパパ、ママと相談してくださいね!」まで書いてんぞ。お茶の間でおかあさんとおとうさんはどんな顔して観たらいいんですかあなたの犬ですとかいうアニメを。っていうかうっかり一緒に観てしまったうちの母にも「なにこれ。この人とどういう関係なの?どういうこと???」と突っ込まれまくりなんですけど。わたしも知りたいんだっつうの。


という実に気まずい感じのアニメで、リーマンは高校生相手にぐちぐちネチネチつれない恋人に対するような愚痴をこぼし続けるし、男子高校生が途方に暮れて「おまえ、最近ヘンだぞ!」といえば「いまさらですよ!!」とか開き直るし、どうしたらいいんですか。大変困った人である。本人は人ではなく狂犬だと言っているのでとりあえずホテルで同室はやめれ。

つーか、あの、怨霊調伏は?



ファンを敵に回したかもしんない。ごめんなさい。機会があったら原作読んで勉強しますから許してください。



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投稿者 : ナツ at 2002/07/30 | カテゴリー : アニメ・ゲーム
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