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2003年7月 3日

蜃気楼のようには発言は消えず

● 観察日記アップ。痴漢論議終了後の徳保さんを追ってます。まあ、徳保さんちのBBSがおもしろかったからなんだけど。痴漢論議総集編からもリンク。

● 掲示板でも話題が出てましたが、森元首相ったら本当に自爆が好きですね。


森前首相の発言に抗議文 女性差別と社民党議員

「子供を一人もつくらない女性が自由をおう歌して、楽しんで、年とって…税金で面倒みなさいというのは本当におかしい」と語ったという。

どうやらこの耄碌ジジイ森前首相の脳内では「子供を作らない女性→自由」「子供を作る女性→不自由」という構造が成立しているということが伺える。

「自由をおう歌するために子供を産まないとは限らないのでは」とか、「子供がいなくても不自由な生活をしてる人はどうするのだ」とかいうツッコミは当然耳に入りそうにない。


しかもこの発言のポイントは、「子どもを一人もつくらない」の方ではなく、「女性が自由をおう歌して、楽しんで」どうもこっちの方にあると思われる。

「子供を作らない女性を税金で面倒みるのはおかしい」ではなく、「子供を作らないで自由をおう歌した女性を面倒見るのはおかしい」と言っているわけだ。

子供を産まないことよりもむしろそういう女性が自由と楽しみを追求することに我慢がならないらしい。

なんか自由な女性に手酷い仕打ちでもされたトラウマが(略)


幸福を追求するのは基本的人権なので、子供を産まないくらいで取り上げられては女の一人としてかなり困るのだが。子供を産むまで女には人権が発生しない、というなら話は別ですが。

とにかくこのオッサンの脳内には「子供のいる女性→不自由(だから自由を満喫したい女性は子供を産まない)」という大前提がある。

それが正しいのか間違いなのかはともかく、この大前提の元で子供を産んで女はみんな不自由になるべきだ、そうしないと将来税金で面倒みないよぷっぷくぷ〜、というのが本音であるらしい。

現実にこういう前提があるのだとしたら、まず先に「子供を産んでも、女性が不自由にならないような社会整備をすれば、産んでくれるかもしれない」という発想にはならないのだろうか。

ならねえよな。

自由をおう歌している女性」にむかついてるんだもんな。

子供を産まない女性がみんな自由で楽しんでいると勝手に想像して勝手に腹を立てて年金はやらねーとか言ってるんだから相当お目出度い人である。


(女性に「先頭車両に乗らない」などの根拠薄弱な「不自由」を押し付けたあげく、その不自由を我慢しないような人が満員電車で痴漢被害に遭うのは自業自得だから、社会全体で落ち度を責めるべきだと言い切った方もいたわけですが。 

ようするに他人様の自由を制限することばかりに血道を上げるような人には、少しは自分の発言の自由も制限しろと言いたくなるわけでして。)


森さんのヘタレなところは、
(自民党の)少子化問題調査会でこういう意見もあるということを申し上げた
とかなんとかいって、発言してしまった後で他人のせいにしてあわててごまかすところだ。本当に正しいと思うなら堂々と主張し続ければいいじゃねーか。

でもまー、ネットの発言と違ってログが残るわけじゃなし、口頭での発言というのはいくらでもごまかしが効いていいですね。ネットでこんなひどい発言をしたら、ニュアンスまできちんと記録されてしまうので、とても言い逃れがきかず大論争に発展する、という恐ろしい教訓がありますけど。




それはおいといて。子供が生まれてこないのは夫婦間に於いては両性の合意に基づいた結果なので、中絶と避妊に荷担してる男性の責任も追及しなくちゃフェアじゃないよ喜朗ちゃん。

共働きで男性と同じくバリバリ働いてる女性が自由をおう歌してると罵られるなら、男性も条件は全く同じなのに、どうして女性だけが責められるのかもさっぱりわからない。ヘンですね。(専業主婦だって金に換算されないだけで家政婦の仕事を365日こなして家庭の維持に貢献してるのに)

婚姻外の妊娠なんていわずもがな、今の日本ではあってはならないことだしね。それともシングルマザーにでもなれってか?


なんでもかんでも女の責任にしておいたら他に何も考えなくていいから楽だろうけど、少しは社会的・根本的な解決策を考えたらどうよ。政治家として。(と一応正規のツッコミもしとく)



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投稿者 : ナツ at 2003/07/03 | カテゴリー : 気になるニュース・ネタ
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