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2003年8月12日

レティクル座妄想(by筋肉少女帯)

● 2003年8月 世界統一政府創設!全人類を支配下に置くことが決定された。

前の更新記録でUFOみたいなの目撃、という話を書いたのでタイムリーだと思って取り上げてみる。なんだかすごい話なんですが。
地球人類はレティクル座ゼータ政府の保護統治下に!」って突然言われても、普通の人はそんな星知らないんじゃないかと思う。


Xファイルのオープニングでも出てくる実話、「1961年、ニューハンプシャーのヒル夫妻UFO遭遇事件」というのが、実はレティクル座星人のしわざなんだそうだ。(天文学的知識がないんで、実在する星座なのかは知らん)

この夫妻のある日の記憶に2時間ほどの空白があったので、退行催眠をかけて失われた記憶を呼び起こしたら、UFOや宇宙人の話をはじめた。つまり、空白の2時間の間に宇宙人にさらわれたのだ、って話なんだけどね。

とにかく、ヒル夫妻の事件からこっち、世界各国で「レティクル座星人と遭遇した」とかいう報告が後を絶たないらしい。

妄想が世界中にばらまかれて・・・じゃなくて、地球のあちこちでレティクル座星人はひそかに活動を行っていたようだ。そしてこの夏とうとう、地球人を支配下に置くことに決めたのだという。

勝手に決めないでもらいたいのだが、もう決まってしまったらしいのだ。困った話である。



なんでも地球の「影の世界政府」がレティクル座ゼータ政府と密約を結んだのだというが、勝手に世界政府をつくって勝手に地球をよその星の支配下に入れてこいつらはいったい何がしたいのかというと、見返りに異星人の最先端技術を得ようとしているらしい。

困った時の神頼みならぬ宇宙人頼みで、迂遠な宇宙開発や資源枯渇問題に見切りをつけて、宇宙人の高度テクノロジーを手っ取り早くいただいてしまおうというわけ。

ついでに宇宙人の圧力で世界統一政府を樹立して国際紛争も一挙解決。いやーめでたい。イラク戦争も北朝鮮問題も全部なくなるんだね!

(と、宇宙人を待望してる人もいるらしいが、密約の内容を見ると日米安保どころじゃなく地球側に不利っぽいんだけど。「世界統一政府は異星人の関与について異星人の不利になる情報を公開する権利を持たない」とか書いてあるし。地球人が何をされても闇に葬られるってことだよな。)



どうでもいいけど、人んちの麦畑に不法侵入してわけわからん模様(注:ミステリーサークル)作って去っていくような宇宙人と果たして相互理解なんかできるのかね。

うちの猫にも、扇風機とビニール袋をべろべろ舐めるという意味不明の癖が昔からあって、「どうしてそんなもの舐めるんだ」と聞いても答えてくれないのだが、なんかそういう結果に陥りそうな気がする。



● 白装束施設で助教授変死−外傷と熱中症複合か

(死亡した)千草さんの背中には赤っぽい打撲のようなあとが数カ所あり、解剖の結果、死因は外傷性ショックと熱中症が重なったとみられる。福井県警は死亡の経緯について団体メンバーらから事情を聴くなどして詳しく調べる。

 メンバーの間では「電磁波の攻撃から女性会長らを守るため」として、木の棒や段ボールを束ねたものなどで体をたたき合う習慣があったといい、打撲のようなあとや死亡との関連を調べる。

死亡した40歳男性は「自分の意思で(たたき合いに)参加していた」とパナウェーブ側が話しているそうだが意味不明。メンバー同士がたたき合うと、女性会長を電磁波攻撃から守れるっていったいどういう仕組みだよ。

いや、それを言い出すとあのぐるぐる模様で電磁波を防げるってどういう仕組みなのかとか、白装束で防げるってどういう(略)とか、全部に突っ込まざるを得ないんだけど。



小さい頃、よく友達と「見立て遊び」をした。部屋の床を海に見立てて、海に浮かんでる島(座布団)の上を渡らないと溺れる、という決めごとを作ったり、ダンボールを船にして大海原を航海しているつもりになったり、というあれだ。

どうしても座布団が届かなくてトイレに行けなくて困った時は、まじないの石(※ただのビー玉)を投げると一定時間海の上を歩ける、ということにして対処した。

そうやって必死に世界を構築しているのに、親が帰ってきて平気で床の上を歩かれたりすると、共同幻想ぶち壊されて腹が立ったもんだ。「そこは海だから歩いちゃダメなんだよ!」とか抗議しても鼻で笑ってスルーされるし。



何が言いたいのかというと、パナウェーブの世界というのはこうした共同幻想で成り立っているんだなあと。どこのカルトも多かれ少なかれ同じだが。

問題は彼らの場合、親(周辺住民とか警察)がやってきて「なにバカなことやって遊んでるんだ」と蹴散らしても、わたしらのように共同幻想から覚めないことで、しかも「信教の自由」で幻想を見続けることを保証されているものだから、永遠にその中で遊んでいられるってこと。

それが果たして幸せなのか不幸なのかは分からないけど、死亡した40歳男性(大学助教授だそうな)が幻想から覚める機会は永遠に失われたわけだ。

見立て遊びをしていて、自分が見立てた海に溺れたようなもんだな。



・・・とかいって何となくしんみりしたが、気に食わないからぶん殴ってたら死んじゃったので、あわててメンバー全員が「会長を電磁波から守るために叩いてました〜」とか電波な言い訳を作って口裏を合わせているだけだったりして。



おまけ

千乃正法白装束電波資料 
パナウェーブ第一級資料集。「スカラー電磁波とは、ギリシャ時代から宇宙に存在するとされていた「エーテル」のことであり「気」の本質でもあります」とかたいそうなことが書いてある。大槻教授によると「ただの静電気」だって話なんだけど。

siro-hatten 

こちらはFLASHなので音量注意。元ネタハッテンディン



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投稿者 : ナツ at 2003/08/12 | カテゴリー : 宗教・哲学
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