loading ...

2004年11月 5日

裏切り者の名を受けてすべてを捨てて戦う映画

デビルマン● 恋も友情も危機に陥れるデビルマン

わたしの周りでも「最悪」という評価しか聞かれず、ネットではこれでもかと叩きまくられている映画版デビルマン。大体あの永井豪の破滅と暴力とエロスの世界が邦画の実写なんぞで再現できるんか?と思っていたら、再現できるできないのレベルの話じゃないんだそうです。


(まあわたしは観てないんだけど。・・・っていうか余談ながら衣谷遊・作画の「AMONデビルマン黙示録」は5巻まで読んだけど、やっぱりこれはデビルマンじゃないと思った。絵は綺麗でも永井豪の泥臭さがなくなったら終わりだ)


原作デビルマンの信者は憤死寸前、ちょっとは期待していた特撮ファンも金返せの大合唱、「そこまで言うほど酷くはないだろ。ネットの評判なんてあてにならないし」と観に行った人も、「ごめん。みんなの言ってたこと本当だった」と謝罪する始末。

さらにはこんな弊害までが。


968 :名無シネマ@上映中 :投稿日:04/10/18 00:46:44 ID:tLUIfrpw

今 魚民で飲んでるんだけど、隣のカップルが「デビルマン」の事で壮絶な口喧嘩を展開してる。


1000 :名無シネマ@上映中 :投稿日:04/10/18 01:23:06 ID:tLUIfrpw

男「だから さっきから謝ってんじゃねーかよ! グズグズうるせーんだよ!テメェ!!」

女「そういう謝り方ってなんなの!?散々ヒトにアタリちらしておいてそういう言い方・・・」

男「だから!!明日スイングガール観せりゃいいんだろ!」

・・・あぁグラスが倒れて中の梅酒が・・・


21 :名無シネマ@上映中 :投稿日:04/10/18 01:57:17 ID:tLUIfrpw

店員が割って入った処で、男は財布から数枚の札をテーブルになげつけて帰っちゃいました。 女の子はワンワン泣いちゃってるよ・・・

「じゃあ あの映画がツマんねぇのも俺の所為なのかよ!!」 という男の悲鳴みたいな怒号が耳から離れない。 きっと今朝までは仲のいいカップルだったんだろうに 。


彼女はきっとスイングガールズが観たかったのに、彼氏に押し切られて嫌々デビルマン観に行ったんだろう。男の方も「絶対こっちの方が面白いって!」と言い切って連れてったのに、結果はあのていたらく。自分も無駄金使ったのとメンツが潰れたのとでいい加減むしゃくしゃしてるのに、


女 「・・・やっぱりつまんなかったよね」

男 「・・・しょうがねえだろ? そんなの、実際観るまでわからないんだから」

女 「役者もセリフ超棒読みで大根だったし・・・」

男 「だから、その話はもういいって」

女 「友達がつまんなかったって言ってたじゃん? あれを信用してやめておけばなあ・・・」

男 「今更そんなこと言ってもどうしようもねーだろ? 観る前に戻れるってのかよ」

女 「ただ愚痴ってるだけでしょ。愚痴でも言わなきゃやってられないもん、あんな駄作」

男 「だから終わったことをいつまでもグチャグチャとうぜえんだよ! 俺もムカついてんだから、黙ってろ!!

女 「・・・なにそれ。信じらんない。あの映画観るって決めたのは自分じゃん? 自分が悪いのに何であたしに怒鳴るの? 俺もムカついてるって、ムカついてるのはこっちだよ!あたしはスイングガールズ観ようって言ったのに!!」

男 「謝ってんのにてめーがしつこいからだろ!!」

女 「それが謝ってる人間の態度かって言ってるのよ!!!」(グラス倒れる)


こんな展開だったと思われますが(妄想)。デビルマンより居酒屋のカップルの痴話ゲンカの方がよっぽど面白そうだという。こんな原因で別れたらもう人にも説明できないよな。
しかしこんな二次災害まで引き起こすとは、史上最悪の駄作にされたデビルマンの無念の呪いたるや恐るべし。豪ちゃんもハリウッドから打診があった時にそっちに映画化権売っ払ってりゃよかったのに(※1)。頑固なこだわりがデカイ魚を逃してつまらんオファーに引っかかるのは、ルーカスからのスター・ウォーズ出演交渉を蹴った三船敏郎の例(※2)を思い起こさせる。判断能力の優れたマネージャーやエージェントの必要性をつくづく感じたりして。


(※註1・・・永井豪は以前ハリウッドからデビルマンの映画化を打診された際、これを断っている。「悪魔が主人公」という所にスポンサー筋が難色を示し、永井豪が原作を著しく損なう改変をされるなら認めないとつっぱねたという噂だが、超駄作に改悪されるよりはマシだったかもしれない)
(※註2・・・スター・ウォーズのジェダイ・マスターであるオビ・ワン・ケノビの役は、当初三船敏郎にオファーがあった。スペースオペラの体裁を借りて時代劇を作りたかったという黒澤信者のルーカスの希望だったが、三船側はこれを拒否。
しかしその後なぜか、スピルバーグからオファーのあった映画「1941」には日本人潜水艦長役で出演。SWは大ヒットしたが1941は見事にこけた。
ちなみに「ジェダイ」とは「時代」、「ケノビ」は黒帯のもじりだそうです)



 blogランキング参加中

投稿者 : ナツ at 2004/11/05 | カテゴリー : 映画
コメント


コメントする


トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:

トラックバック

「デビルマン」 from ひらりん的映画ブログ
こわいもの見たさ・・・第二弾は「デビルマン」。 ちなみに第一弾は1個前の記事の「キャット・ウーマン」です。 どぅわいぶ、評判が悪いようで・・・どんなものかとDV... [続きを読む]

Tracked on 2005年5月 6日 00:35

デビルマン・・・・・・・・・ from サクっと
デビルマン ある意味見たくてしかたなかった 「デビルマン」 さぁみなさん酷評のこの作品とっても楽しみ〜  ... [続きを読む]

Tracked on 2005年8月14日 01:32

デビルマン from 日々映画三昧
オフィシャルサイト → デビルマン同じ高校に通う2人の親友、不動明と飛鳥了。ある日、了の父・飛鳥教授が南極地底湖のボーリング中に“デーモン”を呼び覚してしまう。... [続きを読む]

Tracked on 2005年10月 4日 11:42