前回の記事で、「100円ショップで買える人形」の話をしたんだけど、ついネタのためだけに買ってしまったので画像をアップします。とくとご覧あれ。

ジェニーに似た人形を作ろうとして失敗した偽ジェニーってことで「パチジェニー」と便宜上呼んでいるが、パッケージにも正式名称の記載がない。「きせかえ人形」としか書いてないのだ。名前すら付けてもらってないところがまずいいかげんすぎて哀れだが、顔もホントにいいかげんである。
二重の手術に失敗して左右非対称のまぶたになってしまったところへもってきて、メイクも失敗。画像ではわかりにくいのだが、瞳の色の塗料があちこちに散ってしまって、顔全体がうす汚くなっている。
普通のファッションドールは素材がソフビ系なのだが、パチはただの塩化ビニール?というのか、とにかく硬くて軽い素材が用いられている。接合部はバリが目立って、ストッキングなんかはかせたら一発で伝染しそうだ。植毛もいいかげんなのでちょっと髪をまくったらハゲが見える。(毛穴が少ない上に毛髪をケチってるからね)服も靴もいいかげんすぎ。(センス悪ー)
人形に詳しくない人はこのいいかげんさがあまりわからないかもしれないので、最近のジェニーとの比較画像を用意した。

本家の方は金をかけてカスタマイズしてあるので余計に落差がある。ジェニー本体は定価2500〜3000円程度のもんだが、ヘッドを引っこ抜いて可動ボディに換装し、トップ、ボトム、ニーソックス、スニーカーとばらばらに買ってあったものをコーディネートして着せつけている。(全部でいくらになるかあまり考えたくない。)
さすがに、服と合わせて100円の人形と比べてはかわいそうかもしれん。
ちなみに、「パチというのもおこがましいくらいジェニーに似てないやん?」と疑問の人もいるかと思うが、それは比較してるのがごく最近のジェニーだからで、ちょっと前までのジェニーはパチの顔の路線そのまんまだった。だからわたしは、「ジェニーかわいくない。ジェニーの顔嫌い。なんかこの顔むかつく」と散々言い散らしてきたのだ。(ひでー)

パチジェニーの本家だということがおわかりいただけるだろうか。
なんというかこう、目は大きいくせにその目が何も語っていないというか、意志がないというか、自我がないというか、茫洋とした頭の悪そうな微笑とセットになって、本当にカンに障る顔だった。「私が死んでも代わりはいるから・・・」とか言い出しそうな、笑ってるのに無表情とさして変わりのない、何でも受け入れそうなそのツラが気に食わない。
ジェニーやリカちゃんなどの顔の変遷は、テレビで流行しているアイドルの傾向の変遷とリンクしている気がする。上のジェニーが販売されていた頃は、今よりもっと頭の悪そうな何も考えていなさそうなアイドル歌手が流行していたように思う。
(実際のアイドルが何も考えていないというより、そう装った方が視聴者に受けたという話だけど。)
主要購買層である子どもたち(女の子)にとっても、自分の分身である人形は、あまり自我のなさそうな顔の方が感情移入しやすかったのかもしれない。
しかし、今のジェニーはあからさまに意志と知性を感じさせる顔をしている。だから最近のジェニーはマジで可愛くてたまらない。
今までは服目当てで買って追いはぎしたあげく人形だけ売り飛ばしていたんだけど、パチとの比較に用いたジェニーは、ジェニー本体が目当てで買ったのである。こんなことは初めてかもしんない。

ひとつ前のジェニーの画像と比べてみれば、同じジェニーなのに表情がまるで違うことがわかると思う。
タレ目だった目がきつく上がり気味になり、眉毛もハッキリと弓なりに描かれ、好奇心に満ちた表情をしている。このヘアスタイルのせいもあるけど、とにかく可愛い。わたしの好きないわゆる「猫顔」に近くなっている。
日本の女の子たちの意志と自我が強くなったせいで、分身である人形にもそんな顔が好まれるようになったのか、意志も自我も確立した大人の女性が新たな購買層になったせいで、あまりアホっぽい顔の人形が作られなくなったのか、どちらかはわからない。多分両方だろうと思うけど。
それでは、アホっぽい顔のジェニーはもう二度とお目にかかることはないのだろうか?というとこれが、海を越えたお隣韓国で絶賛活躍中なんである。
韓国ジェニー
パクリ・海賊版天国などと散々叩かれている韓国だが、これは正式にタカラとライセンス契約を結んだ現地の玩具会社が販売しているものなので違法ではない。
ザッと見ただけで昔ながらのジェニーが目白押しである。顔が茫洋として締まりがなく、自我もなく、どピンクのお姫さまドレスとかバレリーナの衣装とかコスプレ会場でしかお目にかかれない類の服を着ている。10〜20年前の日本のジェニーもこうだった。
やっぱり人形はその国の時代を反映しているんだな〜と、渋谷や原宿で見かけるようなリアルファッションに身を包んだ傍らのジェニーを見て思うのだった。
次回は問題の「おしゃれなマリー」掲載予定。(多分ね)
blogランキング参加中パチジェニーも微妙にふけていませんか?
32歳二児の母が久々に近所のレンタルショップにパートに出て、若者に混じって働くからと若造りしたは良いけれど、自分が10代のころに流行ったメークと服装のセンスそのまま、みたいな感じです。
「おしゃれなマリー」楽しみにしてます。
ダイソーの製品は大体がそうですが、パチジェニーも中国に発注して作らせてるようです。
ぷちサンプルみたいな小物はあちらにまかせてもいいんですが、人形の顔だけはダメです。ジェニーも、中国が下請けして作っていた時期は全滅でした。(最近は服だけ発注して人形本体は国内で作ってるらしいです。正解です)
中国製の特徴としてはまさに「どこか老けている」ことと、「無表情」「意志がない頭の悪そうな顔」があげられます。
バービーの顔も日本人の美意識とは微妙にずれてる(白人の人形だから大人っぽいのね)んだけど、ちゃんと表情や意志はあるんだなあ。どうしてアジアで作られる人形はこうなってしまうんだろ?という点が興味深いですね。
おしゃれなマリーの写真は撮ってあるんですが、UP前の加工に手間取ってます。しばしお待ちを。
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