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2005年9月20日

大人になっても人生はつらい?

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ドールムックとしては有名なDolly*Dollyの最新号が、「人形作家による映画へのオマージュ・グラビア」特集だということでわたしもやってみました。momoko(午後は休講)のマチルダカスタム!


ジャン・レノのフィギュアは映画「WASABI」公開時にドラゴン社から発売された刑事バージョンのを持っていたので、いつかやろうとは思っていた。Dolly*Dolly掲載のベッツィー人形のマチルダが可愛かったので、それに触発されて鬼のように写真を撮りまくりました。
結論から言って、momokoのマチルダもめちゃ可愛い。ぴったりはまってると思う。ドラゴンのジャン・レノがこれまたよく出来ている。俳優がモデルと言いながら似ても似つかないキモイ顔したフィギュアってこの世界ではありがちだから、ちゃんと似てるのは貴重なのだ。
ゲイリー・オールドマンのフィギュアがあれば完璧だったんだけど、さすがにそれは持ってない。(つか、売ってないよな。付属品にライフルとコカインとポータブルCDなんかの小物つけてくれたら絶対買うんだが)
いつの間にか集めすぎてどこに何があるか把握できなくなった小物やアウトフィットをあさり、適当に組み合わせて着せつけたら、結構それらしい写真が撮れた。かなりの枚数があるのでFLASHでスライドショー風に見せることが出来ないかなと思い、今ちまちまと作っている最中です。(でも実はFLASHって以前挫折してるからよく分かんないんだよなー。写真撮るだけで日数かかってるからもっと簡単に作りたいんだけど)

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ついでに映画「レオン」のことなど。
リュック・ベッソンの映像はスタイリッシュだと言われるけど、今回撮影のためにじっくり一コマ一コマ観てみてあらためて納得した。カメラワークや俳優のポーズがビシッと決まっていて、画面がいちいちグラビアから切り抜いたかのようだ。つまりどこかの場面を任意で一カットだけ持ってきても、一枚の絵、グラビアとして充分通用する完成度を持っている。なるべく映画の場面を忠実に再現するように撮影したけど、そういうわけで大変やりやすかった。

その映像美の中でナタリー・ポートマンはひたすら小悪魔的に可愛く、それに振り回されるくたびれた殺し屋、ジャン・レノも可愛い。「仔猫がでかい狼を振り回す」という、わたしの萌えツボのひとつにヒットしている映画なので嫌いなわけがない。(BUMP OF CHIKENの“ダンデライオン”系とでもいうか)
レオンは殺し屋なのでまさに人間社会に生息する「狼」であるわけだけど、ひと咬みで人を噛み殺す鋭い牙も、まるで恐れずに無邪気に甘えてくる仔猫には役に立たず、全編通して「トホホ」という表情でマチルダの聖処女的無意識的色香に惑わされ続ける。古今東西定番の「男のロマン」だが、定番だからこそ萌えどころを押さえてしっかりまとめあげれば水戸黄門と同じで究極の快感になるという見本のような作品。


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とはいえこの映画はレオンが死んじゃったからいい映画なんであって、生き延びてロリータ街道爆走されたらさすがに引くけどね。
酒も呑まず牛乳をがぶ飲みしていることに象徴されるように、レオンの精神年齢は少年である。(多分、19の年に、恋人の父親を殺した時点で止まっている)
マチルダと出会ったことではじめて、自分以外の誰かのために生き、誰かを幸福にしたい、と思うことが出来るようになり、老いらくの恋だか父性愛的保護欲だかは彼を精神的に成長させたわけだがいかんせん遅すぎた。
本当の自我の目覚めは、人の命を奪うことを糧としてきた自らの罪を自覚した時、汚れた手ではマチルダを幸福にしてやることも叶わないと思い知った時に訪れるはず。
つまりレオンが生き延びて「本当の大人の人間」になったとしたら自首するしかないわけで、そうなればあれだけ人を殺してきたんだから当然死刑か終身刑でしょう。どっちにしろ過去の罪をなかったことにして「大地に根を張って生きる」なんてことは不可能である。
というか、それをやったらいつまでも大人になれないただの夢見るロリコンなんであって、そんなロリコンが「そのままで」美少女と幸せになる(あるいは美少女の純粋さによってなしくずしに浄化される)究極ドリーム箱庭映画なんか寒いだけだ。日本のアニメやエロゲじゃあるまいし。罪悪感のない純粋性なんて子供のマチルダはともかく大人のレオンにとってはただの自己無謬性でしかない。それは無垢ではなくて単なる「欠陥」である。
というわけでこの映画は「殺し屋と少女」が主人公という時点で死にオチと決まっていたわけですね。


あと心に残ったところ。
マチルダはレオンの遺言どおりトニーの店を訪れるのだけど、少し話しただけで彼の思惑(レオンから預かった金をうまく着服して、今後マチルダの面倒を見る気もなさそう)が全部わかってしまっているらしく、頼ることを早々に放棄してしまう。
この大人への絶望感、あきらめが、マチルダのそれまでの生活環境や保護者の質の悪さを物語っている。このタイプの大人しか彼女の周りにはいなかったということだろう。
(というか、レオンこそ気付けよ。こんな男にマチルダを任せようなんて甘いんだよ)
あとは大人とは言えない頭のよわ・・・、少年のようなマインドのレオンか。
真っ当な大人に絶望的に縁のない少女マチルダの明日はどっちだ。

(レオンFLASHはこちらにて)



B0009G3FJI● レオン (★★★★☆)
1994 アメリカ
監督 リュック・ベッソン
出演 ジャン・レノ
ナタリー・ポートマン
ゲイリー・オールドマン

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投稿者 : ナツ at 2005/09/20 | カテゴリー : 映画 , 人形・食玩
コメント

投稿者 : 西湘マッハ at 2007年1月12日 15:42

FLASHを拝見しました
とてもよく出来ていますね
感動しました
これからも頑張って下さい


投稿者 : ナツ at 2007年1月15日 00:14

ありがとです。
最近は人形写真も撮ってませんが、FLASHはちゃんと勉強したいので、いずれなんか作品を作れたらいいなと野望だけはあります。



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