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2005年12月27日

バビロンまで何マイル

心臓のない巨人● 「バビロンまで何マイル」(佐藤史生・著「心臓のない巨人」/小学館PFC収録)を風邪でグッタリしてる時にベッドの中で読み返していた。
佐藤史生のSF短編は、毎回複雑な世界観を頭に入れるだけで精一杯つーか、世界観のみで物語が構築されているので、世界観を理解したところで話が唐突に終わってしまう感がある。この設定を使って長編がいくらでも描けるじゃんもったいねーな、と思うような美味しい設定を無造作に短編で投げ出してる感じ。
そのせいかどうか知らないけど、たまに清水玲子などにうま〜く設定の上澄みをパクられて(インスパイアというべきでしょうか)、しかもあっちはその持ち味を生かして解りやすく馴染みやすいSF少女漫画に仕立て上げてるのが、佐藤史生信者としてはなんか納得がいかなかったりするのでブツブツ文句言ってみましたがまあそれは置いておく。


この作品の舞台は遠い未来である。人類が地球外の数多の惑星に版図を広げている。
娼婦をめぐる惑星間連続殺人事件やら、星々を渡り歩く人形一座の占い師(テレパス)やらが出て来て一応SFミステリーの様相を呈するのだが、ハッキリ言ってそんな話は全然どうでもいい。この話のキモはクライマックスで明かされる世界設定にしかない。


この世界には「汎人類協会」という惑星移民推進団体がある。彼らはたいした勝算もない「新惑星発見」という無謀な賭けに人類を煽り立て、ひたすら宇宙へと無責任に移民団を送り出した時代があった。(北●鮮帰国事業みたいだな)
その結果はと言えば、「9割方は地獄へまっしぐら」。そのうちひとつの移民団が長い漂流ののち、命からがらエサギルという惑星にたどりつく。


エサギルには「フェー」という、人類に似た先住種族が存在した。
彼らは微弱なテレパシーの他には高い知能は持っておらず、「女王」と呼ばれる巨大な昆虫に似た生物から生まれてくる。女王は一生のうち億の卵を産み、ひとつの卵から一人ずつ亜人種である「フェー」が生まれてくる。
このエサギル星に適応して生きていくために移民団の人間たちが選んだ方法とは、フェーに寄生することだった。
フェーの女王の遺伝メカニズムに割り込み、ひとつの卵から生まれてくる若生(幼生)をすべてフェーと人類の双子にしてしまった。フェーから見れば奇形である。
フェーはサヤから孵った時にはすでに一人で生きていける幼生(少女)の姿をしているが、一緒の卵から生まれてくる人間の子供(=寄生生物)の方はまったくの赤ん坊なので、フェーが乳母代わりになって育てなければならない。
そして一生「きょうだい」である人間の子の奴隷になる。
つまり、乳母として生まれ、召使いとして働き、人間の子が長じたのちには慰安婦にもなるように遺伝子操作を施したわけだ。
(フェーの雄は女王が生む第一子のみで、女王と一度だけ交尾してすぐ死ぬ。したがって他のフェーはすべて雌である)
そしてこの「寄生」により、人間の遺伝情報を触媒として、テレパシーしか持たなかったフェーにも人類と同じだけの知能が発達した。


こうしてエサギルに移民した人類は、自分たちで子供を生み育てることを放棄し、他の生物(フェー)に寄生することによって営々と命脈を保ってきた。これが「エサギル人」の起源である。
幾世代もの寄生ののち、「フェー」達は人間に寄生されるエサギル星から逃れたいと願い、フェー達だけの新たな「母星」を得るために活動を始めた。


・・・という難解複雑な世界設定。人間の出産メカニズムを昆虫のように改造するとか、人間を寄生生物に見立てるなんて発想がドゥーガル・ディクソン風で面白いんだけど、その結果どういう状況が出来したか、という話がこれまた社会心理学的に面白い。
人類の女性が被った差別や搾取をそっくり「フェー」に転化することで、エサギル人(元は地球人類)の男と女は完全に平等になった。女がその性役割から完全に解放されたためである。
その結果、エサギル人には男女のジェンダー的区別が完全になくなってしまった。外見上も、男と女の見分けがまったく付かないのである。


元はエサギル星の「フェー」であったマグロウ―――新たな「母星」を得るために他惑星で働いているフェー達の中心女性―――はこう言う。
人間の子供は人間が産んで育てるべきです。もともとはあなたのような“女性”がつとめていた役割でしょう、ギュゲス。“母”も“妻”も“乳母”も“召使い”も
それを受け、エサギル人の「生物学的女性」であるギュゲス(外見上は男そのものに見える)は誇らしげに宣言する。


わたしは差別も搾取も被ったことはない。もう何百年もエサギル人の“女性”は“男性”と同じ搾取する側にいるのだ

そんなことが自慢か!

少なくとも、同じ人間を搾取してはいないわけだよ。
これはエサギル人の女とフェーの間の敗者復活戦などではない。
たしかに我われは、苦労ばかりで見返り少ない“奴隷仕事”をフェーに押しつけたわけだが、この“我われ”とはエサギル人の女性のことではなく、人間のことだよ

© 「バビロンまで何マイル」 佐藤史生


・・・ってまあ、このあたりが女性作家ならではというか、ジェンダーをテーマにした作品をいろいろ書いてきた佐藤史生ならではのセリフ回しだと思う。
他の存在(生物)に差別や搾取をそっくり押しつけるという形で人類の女が搾取から完全解放された時に一体何が起こるか、というひとつのシミュレーションとしてこの話は興味深い。


人類史上、奴隷制が存在した時代にも、奴隷から搾取することによって奴隷でない男女は平等になれたかといえば、そんな社会的状況は一度も存在しなかったわけである。物理的役割を奴隷に押しつけたからといって、出産やそれにともなう育児から女が免れるわけではない。
この生物学的にどうしようもないところをそっくり他の存在に転化することでしか、ジェンダー的役割分担から完全に解放される手段はないのではないか、という発想から、この作品が描かれたような気がする。
しかし「誰かから一方的に搾取しましょう」という根性そのものを「悪しき価値観・習慣」として社会的・人類的に克服した上での平等ではない以上、そこには必然的に歪みが生ずる。
男女が本当の意味で平等になり、お互いがお互いを搾取する必要がなくなれば、全人類的な幸福が得られる。―――そんな未来を佐藤史生は描かない。
男だけでなく女までが「搾取する側」に回ってしまった世界では、男と女がどちらも「男」(ジェンダーとしての強者)に変容するだけであり、母性的優しさ、無償の愛、慈しみ、弱者へのいたわり、献身欲、そういった人間的感情が全て消滅した人類社会が出現する。そんな危険性を提示している。


この作品を唐突に思い出して読み返したのは、こんなページを見つけたからだ。 スウェーデンモデルの破綻
高福祉国家・男女平等国家として理想とされていたスウェーデンが実はとっくの昔に破綻していた、という話。若者の自殺が激増し、全自殺者の4分の1を10代〜20代の若者が占める。それよりも増えているのが犯罪で、10万人あたりの平均犯罪数は、日本の7倍、米国の4倍であるそうだ。(アメリカよりも犯罪率が高いとは知らなかった。)
母性の希薄さを中心に生まれる男女関係、母子関係の緊張という心理的亀裂ないし深淵がひとつの原因として挙げられているという。

スウェーデンモデルはなぜ破綻したかのであろうか。 それはスウェーデンモデルを産み出した思想が間違っていたからである。その思想とは「子育てや老人介護を家庭の中でやると、必ず女性が損をする、だから社会(公的機関)が行うようにすべきだ」というものである。その背後には、男女の役割分担は悪である、なぜなら役割分担をすると必ず女性が損をするから、という思想がある。だから女性も外で働いて、それらの家庭内労働はできるだけ公的機関でやるか、いわゆるアウトソーシング(外注)に出すべし、というのがその基本的な考え方である。

もちろん男女の役割は人生の中でいつも同じたいへんさではなく、子育てや介護というような仕事はある時期に集中してたいへんになる。そういう時期には、家族の一人にしわ寄せがいかないように、家族皆で協力し合わなければならない。またよりたいへんな方を、他の者が助けなければならない。役割のどちらかだけが不利になっていいわけはないのである。

 その意味では、家族内の仕事の分担は、できるだけ公平でなければならない。そしてそれが公平に分担されていないなら、公平にするように粘り強い運動をしていかなければならない。しかしそれが絶対に不可能だという前提に立ってはならないのである。少なくとも、今すぐには実現しなくても、だからといってただちに家族単位の原則を捨てればうまくいくというのは、根本的に間違っていたのである。


これは非常に考えさせられる話だった。データの集計期間がどれだけのスパンかが不明なことと、自殺・犯罪発生率と伝統的家庭の破綻との相関が明確とはいえない以上、安易に結論を出していいのかなどの疑問はあるが、少なくとも「男性も女性も子供も」この社会システムで幸福になってはいないようだ。


『男女の役割分担は悪である、なぜなら役割分担をすると必ず女性が損をするから』という思想が間違っていたのだとリンク先の文章は述べているが、今までの社会では確かにそう思わざるを得ない側面があったことは事実だろう。その最大の原因は「子育てや老人介護は女の仕事(*1)という典型的性役割思想に毒された人間が多かったせいである。つまりこうした思い込みさえなければ、「役割分担をすると必ず女性が損をする」という思い込みも生まれなくて済んだわけだから、根本的に間違っているのは「子育てや老人介護は女の仕事」という決め付けの方だろう。
(こんな思想が強固にあれば、「その役割を拒否した女、あるいは不可能な女」は問答無用で「悪」「無能」として断罪される。)
そのあたりがどうも本末転倒というか、ここをハッキリさせとかないとまた保守の人が頭の悪い飛躍をするからやめて欲しいわけですよ。(*2)


まあそのあとの主張に関しては、その通りだなと同意せざるを得ない。(*3)
「バビロンまで何マイル」のエサギル人の至った結末が、スウェーデンの男女の現状とかぶる部分があるなあとこれを読んで思いを馳せた。
エサギル人と違う点は、スウェーデン人にはフェーのような搾取対象がいないばかりに、ひどい社会的混乱を呈しているということだけど。


しかしこの「バビロンまで何マイル」、あまりにも複雑すぎて、馬鹿なわたしはあらすじまとめるのにえらい時間がかかったよ。とにかく一度読んだだけじゃ「え?なんですって??」と前頁を必死で読み返してしまうような話なので、(*4)わたしの書いたあらすじも意味不明かもしれない。わからなかった人は収録コミックスを買って読んで下さい。SF好きな人ならハマると思う。(*5)


*1: 賃金も支払われず社会的評価もされず、休日もなくはっきりした終わりも見えない労働の代表格。物理的・心理的に見てもかなりきつい仕事であることは、アウトソーシングした場合にどれだけ大きなコストがかかるかで明白である。
「子供を育てるのは女として喜びのはず」という話は論理のすり替えでしかない。それとは別問題として重い負担であることに変わりはないからだ。老人介護ともなれば尚更である。
向き不向きも能力も考慮しない「女なんだからやれ。できない女が異常」という一律的論理を女に押しつけるとすれば、それはエサギル人がフェーに行ったのと同じ「搾取」だろう。
*2: たとえば「家父長制度と伝統的な男女の役割分担は必須。その枠からはみ出すから悪いんだ」という主張で安易に復古主義を煽ったりね。
*3: 家族内の仕事の分担は、公平にするように粘り強い運動をしていかなければならない。だが、今すぐに実現しないからといって、ただちに家族単位を解体するべきではない、という部分。
*4: 佐藤史生の漫画は大体こんなもんですが。
*5: っていうか、もしかしてこれもう絶版ですか。早すぎるよ佐藤史生は毎度ながら・・・。マイナー漫画家の宿命。




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投稿者 : ナツ at 2005/12/27 | カテゴリー : ジェンダー , コミックス
コメント

投稿者 : しお at 2005年12月27日 01:31

ナツさん、お久しぶりです、こんばんは。

「バビロン〜」 は、読んだことのない作品です。
絶版と聞くと、手がわきわきと… (何

「福祉国家 スウェーデン崩壊」 の紹介、
とても興味深く読ませていただきました。

これから高齢化社会を迎える日本にとって、
理想とされる国だと○年前学校で習い、
その後も時々彼の国に書かれた本について読んだり、
TVの特集を見たりしていたのですが…。

女(妻)であり、母(主婦)であり、社会人(勤め人)っと
一人何役もこなすことが当然、できて当たり前だと
いう流れの中では「ゆとり=無駄な時間」になって、
人と人、自分と身近な家族の繋がりでさえも
「足し算・引き算 (〜してあげたんだから、〜してよ…みたいな)」
っぽくなってしまうのかな…などと思いました。

時代がどうであれ、大切なのは 「自分がどう生きるか」 だけど、
ちゃんとまっすぐ立ってるか自信がないので更に不安になったり。

とりあえず笑っておきます。
'`,、 ( ´∀`) '`,、

…なんか支離滅裂なコメントですみません (恥
乱文のまま失礼します。


投稿者 : ナツ at 2005年12月28日 07:25

●しおさん
スウェーデンはフェミが言うほど理想的じゃないらしい、という話はちらほらと聞いていたんですが、それでも今の日本よりは男女同権が進んでるんだから住みやすいんじゃないの、と思っていたところ、その見通しを裏切られましたよ。
ジェンダーフリーはともかく、やり方を考えないと社会に大きなひずみができてしまうんですよね。
なんつーか、夫が妻に母性愛を求めるというのはさすがに甘えですが、自分の子供に対しては、女性は母親であっていいはずです。ジェンダーフリーにこだわるあまり、自分の子供に対してさえも母親でいることを否定してしまうのはおかしい。自分だって母親に愛された記憶を喜びとして持ってるはずなのに、それを子供に与えられない社会ってどうなのよ、と思ってしまう。
わたしの母は看護婦としてずっと働いてるので、子供の頃は寂しい思いをしましたが、それでも「母親に愛された」記憶はしっかり持っている。スウェーデンの若者達はそのあたりの実感が希薄なようで、母親の仕事が忙しいとか物理的な問題じゃなさそうです。

でもまあリンク先サイトの他のテキストを読むと、管理人氏は相当偏った反フェミの人みたいで、全部が全部信じるわけにもいかない気がしました。出典元の本を読んでないので、恣意的に引用している可能性もあるなーと。
(たとえばピルは環境ホルモンを蓄積させて男をメス化させるとか書いてる。厚生省の調査ではそれは考えられないという結論が出たんですが。ピルが環境ホルモンだということを問題視する国も日本くらいだそうです。反フェミ男性はピルを敵視してますからね〜。認可が遅れたのもそれが最大の原因だし。バイアグラの方がずっと危険だっつーの)


投稿者 : アキラ at 2005年12月28日 09:41

すみません、「バビロンまで何マイル?」
素で川原泉の漫画だと思ってしまいました。


投稿者 : 烏蛇 at 2005年12月28日 09:50

久しぶりのエントリー、興味深く読みませて戴きました。
「バビロンまで何マイル」是非読んでみます!と思ったけどこれ絶版なんでしょうか?
古本屋にあるかなぁ… 暇なときに探してみます。

「スウェーデンモデルの破綻」についてですが、管理人の林道義氏がおっしゃる通り問題のある人物なので、多少眉に唾つけて読む必要はあるかと。ちなみにこの人はユング系の心理学が専門で「フェミニズムの害毒」「父性の復権」などの著書があり、反フェミでは結構有名な人です。
武田氏の「福祉国家の闘い」は私も未読なのですが、個人的にはスウェーデンモデルの問題点は林氏の言う「母性の喪失」などよりも、「高負担・高福祉」システムそれ自体の問題ではないかと考えています。「高負担・高福祉」は経済的弱者のためにはそれなりによく出来たものなんですが、公的機関が肥大化し、経済が硬直するという問題があるんですね。実際、スウェーデンは一時期多くの財政赤字を抱え、出生率も1.5くらいまで低下していました。

スウェーデンの問題から一つ考えさせられるのは、「理想に凝り固まること」の危険性、でしょうか。
どんな高邁な理想であっても、それが頭で考えたものである以上、必ずどこか現実と乖離します。要は「理想を性急に求めてはいけない」ということかもしれません。一つの「理想」がうまく行かなかったからといって、それを全否定するのもまた短絡だと思います。…その意味で林氏の「結論」は、スウェーデンモデルと同じ轍を踏んでいる気もしますね。

今年の冬は全国的にも寒さが激しいみたいですし、体は大事になさってください。
私もクリスマス頃は風邪でずっとベッドでぐったりしてました…


投稿者 : 月森 at 2005年12月28日 19:15

 初めまして、ナツさん。
 某所から張ってあったリンクをたどって、ここにたどり着きました。

 どうも、最近、時計の針を逆回しにしたい人たちが増えたなあ、と感じることが多くなりました。
 伝統的な価値観を取り戻せ! 昔通り、女が三つ指ついて男に仕える社会になれば、すべての問題は解決し、日本はかつてのような強い国になれるはず――と彼らは言いたいようです。でも、考えてみれば、古い価値観が崩壊したのは、それがもはや現状にそぐわないものになったからであって、別にフェミニズムの人がごり押ししたからってわけじゃないんですよね。
 記事中のリンク先の林氏などもその典型的な人だと思います。こういう人は「まず結論ありき」で文章を書いているので、自分にとって、都合の悪いデータはなかったことにします。
 こちらのページを見るかぎりでは、スウェーデンモデルが本当に破綻したのかどうか、一概には言えないようです。
http://home.swipnet.se/okumura/
(スウェーデン在住の日本の方のページです。犯罪率の統計についての記述もあります)

 また、スウェーデンの若者の意識については、こういうページも見つけました。
http://psychology.jugem.cc/?eid=37
 この意識調査によれば、別にスウェーデンの若者が日本やアメリカなどに比べて特に不幸でもないようです。そもそも、スウェーデンの自殺率はそれほど高くありません。低くもありませんが、少なくとも日本よりはかなり下です。ソースはこのページ。
http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/2770.html

 ついでに、人口千人あたりの離婚率を比べると、日本とスウェーデンはほぼ同程度です。
http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/9100.html

 私は別にスウェーデンびいきではないし、スウェーデンが理想国家とも思いませんが、件の林氏があまりにも恣意的引用をしているように見えるので、くだくだしく反証を挙げてしまいました。うっとうしかったら、お詫びします。

 これからも、ブログの更新を楽しみにしています。またコメントを書かせていただくかもしれません。


 


投稿者 : ナツ at 2005年12月29日 00:11

●アキラさん
>バビロンまで何マイル

あ、ありましたねー川原泉。同名タイトルだからまぎらわしいな。・・・つーかこれマザーグースの詩の一節なのであちこちに引用されているんですよ。
「バビロンまでは何マイル? 60と10マイル ろうそくともしていけるかな? いって帰ってこられるさ 足が早くて軽ければ ろうそくともしていけるとも」
谷川俊太郎訳ではこうだったかな。子供の頃はほとんどの詩を暗記してたんだけどさすがに記憶が曖昧に。

●烏蛇さん
コミックス名は「心臓のない巨人」です。この中に収録されている前後編がバビロン〜になります。AMAZONでも古本は千円前後しますが手に入りそうですね。プレミア付きやすいのでこんなもんだと思います。
佐藤史生はすぐ絶版になるので、気に入ったら他のコミックスも買い込んでおくことをおすすめします。

>管理人の林道義氏がおっしゃる通り問題のある人物
>反フェミでは結構有名な人です。

あらら。やっぱりそっち系の人でしたか。ユングはまあまあ好きなんだけど、反フェミにバイアスかかってる人ならユングの解釈も我田引水だろうと考えてちょっと鬱。

>個人的にはスウェーデンモデルの問題点は林氏の言う「母性の喪失」などよりも、
>「高負担・高福祉」システムそれ自体の問題ではないかと考えています。

犯罪の発生原因が経済問題なのか母性の問題なのか・・・ですね。反フェミじゃない人がスウェーデンの現状をどう捉えているかが知りたいなあ。
「理想に凝り固まること」の危険性については同意です。共産主義も人間のエゴ部分を無視してユートピアを夢見たあげくみじめに崩壊してますしね。人間エゴはなくならないんだから、社会システムを構築する時には必ず計算に入れなければならない。それを怠った理想郷は理想郷のまま終わってしまう。
保守派の「理想郷」(家父長的家族形態)への執着も、男性が旧来の男尊女卑的エゴを発揮しないという前提でなら賛成してもいいんですけども。現実にはそうもいかない。今ある「父母・子供」という家族を全部解体することはないが、これから作られる家族は多様なものであっていい、という価値観の多様化がここでも必要だなと。
全国的に風邪が流行ってるようで。烏蛇さんもお大事に。わたしはいつもこの時期に微熱出す扁桃腺持ちなんで年中行事ですが。

●月森さん
はじめまして。

>昔通り、女が三つ指ついて男に仕える社会になれば、すべての問題は解決し、日本はかつてのような強い国になれるはず

「かつてのような」って所からして前提崩壊してますよね。強い国ったって大東亜共栄圏は誇大妄想だったし、完膚無きまでに米国に叩きのめされてどこが強かったのかと。「昔の方がよかった」というのはこれだから老人の繰り言以外の何物でもない。問題のなかった時代なんてどこにもないじゃないかと言いたいですね。

>この場合の犯罪発生率は軽犯罪も含めた総合的なもので、凶悪犯罪に限定した場合はアメリカが飛びぬけ、スウェーデンは激減します。

ご紹介のURLではこう述べられてますね。「アメリカより犯罪率が高い」というのも恣意的なデータだったのか。自殺率の国際比較データも・・・日本はスウェーデンの約二倍の自殺率ですか。林氏の論で行けば、「日本の方が母性が喪失している」という結論だって導き出せますね。ジェンダーフリーが進まないから日本は自殺率が高いんだ、とか。フェミだって好き勝手なことが言えそうです。
スウェーデンは中高年より若者の自殺率が高いというのが論拠のようですが、それでも他国と比較して突出しているわけでもなさそうだし。
全部スウェーデンの方がいいとも思わないけど、離婚率が同じくらいという所からしても、日本とスウェーデン、どっちの家族が崩壊してるのかはよくわからないってことなんですね。なるほど。

興味深いデータの提示をありがとうございました。うっとうしいなんてとんでもない。林氏が恣意的に引用している可能性は考えていましたので、違う角度からのソースを見ることができて大変ありがたいです。


投稿者 : 月森 at 2005年12月30日 10:44

ナツさん、レスをありがとうございます。
図々しく、また出てきてしまいました。
私もユング心理学はちょっとだけかじったことがあります。アニマ・アニムスに代表されるように、ユングという人は人間をむしろ両性具有的な存在として捉えていたはずです。反フェミニズムとはあまり相性がよいとは思えません。それとも、私が何か誤解をしていたんだろうか、と手元にあった河合隼雄氏の著作を引っ張り出してみました(三笠書房刊『こころの天気図』)。
著書の中で河合氏は近年のジェンダーフリー(そのものズバリの言葉は使っていませんが)的傾向についてふれた後、こう述べておられます。以下引用です。

このような傾向に対して、無闇に腹を立てる人がいる。道徳的頽廃であるとさえ考える人もある。そのような人たちは、せっかく明確な区分をたて、それによってそれなりの「秩序」を確立しているのに、それが破られてくるのを感じるので、その防衛のためにも道徳的な低い評価をつけたくなるものと思われる。

――引用ここまで――

件の林氏とは、言ってることが正反対ですね。この本は単行本の初版が発行されたのが1990年ですから、まさか今の状況を予見していたわけではないでしょうが、最近の保守反動オヤジの心理を鋭く分析しているなあ、と感心してしまいました。
河合氏と林氏、はたして、ユングにとっての「不肖の弟子」はどちらなんでしょうね。


投稿者 : ナツ at 2005年12月31日 00:57

●月森さん
>ユングという人は人間をむしろ両性具有的な存在として捉えていたはずです。
>反フェミニズムとはあまり相性がよいとは思えません。

ですよね。わたしもそんなに詳しいわけじゃないけど、“グレートマザー”の二面性だけ考えても、二言目には母性母性とうるさいコンサバ男にしっくりくる理論じゃないはず。そんなステレオタイプのジェンダーにとらわれた心理学じゃないっつーか、フロイトの方が保守とはまだ相性がいい気がします。

最近ネタにしていた「非モテ」の中にも、非モテ保守とも言うべき一群が出て来ていて、あらゆるデータとニュースソースを恣意的に駆使しつつ、「現代社会と今どきの女、その女に群がる男、全部まとめて腐っている」(腐ってない清い人間は非モテだけ)という主張を展開しています。保守反動は何もオヤジだけじゃないんですよ。そこが最もうんざりする事態です。
一定の年代以上の男性はもうどうでもいいんですが、同年代の男性が「昔の日本はよかった」とか「昔の男女は清く正しく美しかった」みたいなこと言ってるの聞くと片腹痛いですね。お前それ自分の目で見てきたんかいと。

次は年明けかな?みなさんも良いお年を。


投稿者 : イカフライ at 2005年12月31日 17:57

こんにちわ。
林義道氏は、反フェミにやたら支持されている人ですね。
 私が知っている限りでは、この先生、元左翼で(60年安保の頃かな?)奥様とは学生運動時代に同じ活動をしていた仲で学生結婚だったそうです。その後、自分たちが信じていた左翼思想が間違っていたと転向し、二人で学者を目指したのですが、奥様が「あなたは私よりずっと有能な学者になれる、私はあなたをサポートする役に回る」と学者の道を絶ち、まあ、専業主婦になられ た、と。で、そういう奥様ですから、専業主婦といっても勉強熱心だったんでしょう、フェミニズムの研究をしてそういった集まりにも参加していたのですが、ある時、「夫がいるので、早く帰る」といったら「あなたは夫に隷属している」とか言われて、奥様は夫を愛してるからこそ、帰りたいのにそれは違うんじゃない?と、そこからフェミニズムに疑問を持った、とか書いてました。
ま、そりゃいいんですが、でもそれって個人的体験じゃないか?

 まあ、かなり言っていることに矛盾の多い人だと私は思うんですが。
 基本的に女性が社会的経済的権利を持つと、家庭家族に対する愛情が無くなる、ってい間違った考え持ってる人がなぜか多いんですが、結構、この先生の影響かも?

 女性が権利持ってるから、ボクにやさしくしてくれない、なんて思ってる男が生半可に飛びつきそうですからね。

 それでは、よいお年を。


投稿者 : ナツ at 2006年1月 9日 01:26

あけましておめでとうございます。・・・って遅すぎるっつ−の!
頭カラッポのまま過ごしたので正月ボケで、メールチェックくらいしかせずすっかり放置してしまいましたが、とりあえず今年も宜しくお願いします。>ALL

●イカフライさん
>ある時、「夫がいるので、早く帰る」といったら「あなたは夫に隷属している」とか言われて、
>奥様は夫を愛してるからこそ、帰りたいのにそれは違うんじゃない?と、そこからフェミニズムに疑問を持った

それはたまたまそのフェミの人が極端な人だったというだけの話ですよね。
まあ左翼なども学生運動の時代には内部分裂を繰り返して細かいセクトに分かれて激しい闘争をウンヌンという話を聞いたことがあります。浅間山荘事件なんかむごいですよね。完全に共食い。仲間うちで少しでも異論を述べた者に自己批判を強いてはリンチを繰り返し、何人も殺してしまった。
思想運動組織というのは、脆弱だったり解体寸前だったりすると結束を強めるために異分子を完全排除しようという動きに出るようです。赤軍派ほどではないけど、そのフェミの人も「夫に隷属しているように見える」林夫人の存在が脆弱なフェミニズム組織においての異分子だという不安があったんじゃないかな。
思想で結束したコミュニティって右翼も左翼もフェミもきっとわたしには合わないなあ、と感じるのはそこです。ひとつの思想を奉じてはいても、それで何でも割りきれるというもんじゃない。数学の公式じゃあるまいし。林夫人は、たまたま極端なフェミの人に出会ったからって公式そのものを全否定する方向に行っちゃったんでしょうが、それも極端すぎ。

>基本的に女性が社会的経済的権利を持つと、家庭家族に対する愛情が無くなる、
>ってい間違った考え持ってる人がなぜか多いんですが、結構、この先生の影響かも?

キモすぎるその考え。権利を持ったくらいでなくなる愛情ならば、そんな愛情はまがい物だっつーの。経済的に自立できないからという損得計算で家族に尽くした方が有利と考えた上での愛になるじゃんよー。
社会的・経済的に権利をしっかりと持った男性のみなさんは家族への愛がないとでもいうんですかねー。あほくさ。


本格更新は明日か明後日くらいの予定〜。


投稿者 : なす at 2006年1月 9日 13:19

お久しぶりのなすです。

烏蛇さんの

>個人的にはスウェーデンモデルの問題点は林氏の言う「母性の喪失」などよりも、「高負担・高福祉」システムそれ自体の問題ではないかと考えています

これは、カナダもそうです。一時期福祉国家を目指していたようなのですが、破綻しかけて手厚い保護などはだんだん薄くなりました。わたしは今二人目の子供を妊娠中なのですが、収入が低めで、子供がいる家庭の保護は悪くないです(国からの収入つき産休が1年、児童手当、種々の税金控除、保育園料金の補助などなど)。ちなみに子供がいても、収入が平均的な家庭は何にももらえません。これが弱者でいる利点ですが、やはりそれに甘んじてしまう人の増加が大問題。失業した人が「失業保険→生活保護」と言う流れもあり、それも大負担になっています。普通に稼いでいると健康保険も自費ですが、生活保護をもらっていると健康保険も薬もタダという特典もあるし

あと先住民問題とか(いわゆる北米インディアン)、健康問題(成人病、子供の肥満など)いろいろあるのですが、問題の一つは失業保険は国庫負担、健康保険や教育問題は州の負担と財布のありかが違うこと。国は州にいろいろ押し付けて負担を軽くする事はできますが、州は国に差し戻すことはなかなかできず(一つの州だけではできないので)、州民に増税が来るか、手当ての打ち切りとなるわけです。増税で一番簡単なのが物品税で、わたしの住んでいるBC州は14%。タバコ税も高く、一箱600円以上します(20本入り)。

収入がある程度高い人は、いろいろの手当ての打ち切りを歓迎しているようですが、私は手当てをもらっている側としては複雑です。健康保険もギリギリで、出産しても入院が1泊ですもん〜(ラッキーで二泊)。だからポイントが外れているのは分かってるのですが、先日生後11日の赤ちゃんが「病院から」誘拐されたというニュース、「うーん、日本だな!」と思ってしまいました。カナダも犯罪率は高いかもしれませんが、問題はケチりすぎた健康保険もあり、自分でご飯を食べられる精神病の人は病院にいられないのです。収入はないけどドラッグにはまりやすい人たちが多いので、ドラッグ代を稼ぐために空き巣やらなんやらをやるわけで。刑務所も空いていないので、そう言う人達はろくろく罰せられないのが実情です。本当は病院なり、グループホームでの援助があれば一番なんですが

あと自殺の件ですが、これはわたしの推測ですが、カナダもスウェーデンと同じく冬が長いので(カナダの方がまだ冬の日照時間が長いだけマシかしら)、季節性のうつが多いといわれています。スウェーデンの事情を読む前はそれによる自殺も多いのかと思いましたが、そういった因子が明らかな以上、スウェーデンでは受け皿は整っているはずと思いました。失業に対するうつも。どちらかというと、日本の方が受け皿が少なく、根性論も幅を利かせているため、受け皿さえあれば避けられる自殺が多いのかなと思います

なんとなく事情的にカナダがスウェーデンに少し似ているかなーと思って書きました。簡単にまとめられずごめんなさい


投稿者 : ナツ at 2006年1月11日 01:21

●なすさん
おひさしぶりです。今年もどうぞよろしく。

>(国からの収入つき産休が1年、児童手当、種々の税金控除、保育園料金の補助などなど)

すごいですねーカナダ。子供産んだことないから日本がどうなってるのかも実はよく知りませんが、こんなに待遇良くないのだけはわかります。少子化対策に力を入れるならこれくらい思い切ってやればいいのにと思う。
でも国が補助しても、大企業以外は1年の産休なんてまず認めないと思うんですよね。解雇して新規社員を雇う方が効率いいわけだし。国で定められた産休期間は予定日の6週間前と、産後は8週間。たったこれだけだもんな〜。
ところでカナダはそれで出生率の方は安定しているんですか?

>増税で一番簡単なのが物品税で、わたしの住んでいるBC州は14%。タバコ税も高く、一箱600円以上します(20本入り)。

日本でも今タバコの税率値上げの話が出ています。海外のタバコは税率大体8割だそうですね。数年前に少し値上げされたものの日本のタバコは安すぎ。喫煙者の多いことによる多額の医療費超過を考えると、値上げした方が得なんだそうです。2〜300円くらい値上げしたら何十%だかが喫煙をやめる、しかし値上げにより喫煙者は減っても税収は増える、健康を損なう人が減って医療費は浮く、という計算がされてるようです。本当ならいいことづくめなのでとっととやってもらいたいのですが。(わたしは吸わないのでいくらでも値上げしろと思っちゃいますが)
消費税より酒・タバコ税だよな〜絶対。

>カナダもスウェーデンと同じく冬が長いので(カナダの方がまだ冬の日照時間が長いだけマシかしら)、季節性のうつが多いといわれています。

あ、そういうのがあるんだ。冬が長いと鬱になりやすいのか。興味深い話ですね。
日本の自殺率の高さは、治安のいい先進国としては異常だと言われているようですが(自殺率の高い国は大体治安が不安定な所が多い)、ルース・ベネディクトの『菊と刀』とか読んでる外国人には「恥の文化」ってことで、死んで恥を雪ぐ民族的気質のせいだろうと納得されているようです。ハラキリ・カミカゼの印象がまだまだ根強いのかな。確かに企業のトップとか政治秘書の「責任とって自殺」って結構多いですもんね。
でもそれは建前で、なすさんのいう「根性論」というか、男性がなかなか弱味を吐き出す場がないというのが本音かもしれません。女性同士なら割と友達同士愚痴ってスッキリ出来るんですが。あとアメリカなんかだとカウンセリングに行っちゃうんですが、そっち方面も普及していないのが現状だし。男性の自殺の方が多いのはそのへんの問題でしょうかね。

カナダから現地レポートありがとうございました。妊娠中ということですがお体に気をつけて。また興味深い話があったらよろしくお願いします。


投稿者 : なす at 2006年1月24日 14:48

今回はカナダの出生数カウントについて

いろいろ調べたり考えたりしていたら、日本とカナダの違いがかなり浮かび上がって来ました。ご存知の通り、カナダではアメリカと同様に国籍は「出生地主義」を採っていて、日本の「血統主義」とは完璧に違います。カナダの出生率は2000年から1.5をうろうろですが、日本では少なくとも両親のうち方親が日本人(または日本国籍を持つ人)でなければ「日本人の出生数」としてカウントされません。なぜならば、日本人の親を持たない子供は日本人じゃないから(戸籍どころか、住民票もない)、日本人としてカウントされようがない

翻ってカナダでは、カナダ人の子供であろうが、外国人が留学中や海外赴任中に妊娠して生まれた子供でも「カナダの土地の上で生まれれば」立派な「カナダ人」ですから、カウント方法からしてまったく違うわけです。

だから、カナダが日本方式でカウントすれば、出生数は下がるだろうし(その他移民を多数受け付けているので、それほど大きな変化はない可能性もアリ)、日本がカナダ方式を採用すれば、出生数はかなり上昇するはずと思います

あとは日本は宗教上の制約とかがあまりないので、中絶に対して諸外国のそれほど抵抗がないのではということ。「世間体」から中絶するのは、日本では欧米と比べて比較的多いのではないでしょうか。里親制度や養子とかもあまり表立って行われていませんよね。孤児もいるんだろうけど...

日本では市民レベルでも、あまり母子を守るシステムと言うか、そう言う思想がないような気がします。即効はないと思うけれど、地域で子育てサポートはいいプログラムだと思うし、「歩行喫煙」がどれほど子供に危ないか、啓蒙広告も「子供の存在」を気づかせるのによいと思います。そこまでしなければ「世の中には子供と言う守るべき存在がいるのだ」と分からない人がいるのが問題なんですけどね

なんか「少子化問題考察」になっちまいました。すいません


投稿者 : なす at 2006年1月28日 04:02

カナダの産休手当てなどについて

これはもう、少子化とか以前の問題で、女性の権利問題だと思うんですよ。女性に限らずカナダは「いろんな人が作るカナダ」と言う意味で、「モザイク国家」を謳っています。産休も20年以上前から半年は認められていたし、先進国の中ではすばやく同性愛結婚を承認してきました。実際、産休を認めず新しい人をトレーニングするほうが、経済的なロスは大きいそうです。産休制度自体がないアメリカをお手本にする日本社会には、寝耳に水かもしれませんね。もちろんカナダ方式は「失業保険」扱いになり会社には「待つこと」以外経済的負担がかからないシステムなので、成り立っているという面もあります。でもそれくらいしないと、「女性の労働者としての人権」を守る事にはならないと思うんですよ

あと「季節性うつ」は、「冬が長い=日照時間が少ない」事と関係があるようです。わたしの住んでいるバンクーバーは北海道とそれほど緯度は変わらないのですが、夏と冬、差が大きい時で日照時間が5時間以上違います。夏は夜10時まで明るくて、冬は3時くらいには暗くなり始めます。白夜がある国では、冬の間はずっと夜と言う状態もあるでしょうし、それに耐えられない人がいてもおかしくないでしょう

「全人口の3人に一人は生涯に一度は精神科にかかる」(と新聞に書いてあった)カナダではありますが、同様に「精神科に行く事で、弱いと思われる事を嫌う側面も」と言う記述がありました。「日本などアジアの国でもそのような傾向が強い」とも書いてありました。日本は、特に男性は「男の子だから泣いちゃダメ」と言う呪いから抜け出せないでいるのではないでしょうか。弱音を吐きたくなった時に、特に悪事が露見した時に、「泣かせてくれる場所」「泣いてもいいよと言ってくれる人」がいない(と思いこんでいる)事により、パニックに陥り、即自殺、と言うことになってしまうのかもしれません。女性管理職が少ないと言うのもあるかと思いますが、汚職や悪事で「女性秘書・管理職が自殺」とかあんまり聞きませんよね。ナツさんもおっしゃっていた通り、女性はそれなりにガス抜きシステムが、頭の中に備わっているのでしょうね

さー、ついに産休に入りました。今日は産休祝いで、おでんパーティー。おでんを作り中です。皆様もお達者で


投稿者 : ナツ at 2006年2月 6日 01:22

●なすさん
こちらにコメントしてくださったの見逃してました。遅れてスミマセン。

>翻ってカナダでは、カナダ人の子供であろうが、外国人が留学中や海外赴任中に妊娠して生まれた子供でも
>「カナダの土地の上で生まれれば」立派な「カナダ人」ですから、カウント方法からしてまったく違うわけです。

日本って戸籍制度が厳格ですからね〜。犯罪発生率の低さや検挙率の高さに一役買っている側面はあるものの、少子化を解決したいならこのへんをフレキシブルにすればいいのに。「在日」問題とかでそうもいかないのかなあ。

>あとは日本は宗教上の制約とかがあまりないので、中絶に対して諸外国のそれほど抵抗がないのではということ。

これは確かに問題ですね。母体を傷つけることでもあるし。ピルがどうして日本では普及しないシステムのままなのかわかりません。「フリーセックスの容認に繋がる」「女が淫乱になる」などとトンデモ屁理屈で厚生省にねじこんでる馬鹿がいるようですが、国民の性生活など一朝一夕で劇的に変わるもんじゃなし、ピルが使えないなら今まで通り中絶がまかりとおるってだけの話なんですがね。
命を殺すことと、あるのかないのか解らない環境ホルモン問題とどっちが重要だってのか。

>産休を認めず新しい人をトレーニングするほうが、経済的なロスは大きいそうです。

日本では産休中の保障は企業任せだからなあ。これじゃ、産休制度が中小企業にまで普及するとか、長期の休みなんて夢のまた夢ですね。
今の日本では、専業主婦は税金を食うだけの役立たず等とバッシングして共働きを推奨しつつ、子供も産めと圧力をかけている状態です。もうメチャクチャなんですが、この状況に文句も言わずパートで搾取されながら子供も産んで家事育児をやってる主婦が一番お上の要求に適ってるんでしょう。正社員のままで子供を産むのは大企業以外はほとんど不可能なんだから。乳飲み子を抱えた状態で産休も短いとなれば自動的に解雇、そうなると再就職先はほぼパートばかり、となってしまう。

>日本は、特に男性は「男の子だから泣いちゃダメ」と言う呪いから抜け出せないでいるのではないでしょうか。
>ナツさんもおっしゃっていた通り、女性はそれなりにガス抜きシステムが、頭の中に備わっているのでしょうね

というより、ガス抜きするための自分の居場所を作るのがうまいんだと思う。そのためには、自分の愚痴ばかりでなくて人の愚痴も聞いてあげたり慰めたりして普段から相互的な人間関係を築いてなくちゃならないわけで。普段、いばり散らしていたりそういう共感的コミュニティを小馬鹿にしてる人には、突然泣き言を言いたくなっても聞いてくれるような人間関係ってものが周りにない。自業自得なんですが、まあ、そういう人のためにカウンセリングというシステムがあるんだからもっと利用すればいいんですよ。
これ言うと、「男は女と違って、問題の解決に繋がらない愚痴やカウンセリングなどでは満足できない。実効性がないと」とか言う人がいるんですが、何も問題の解決にならないのに酒や女やパチンコを逃げ場にしてる男はどーなるんだ、何言ってるんだかと言いたい(笑)


投稿者 : なす at 2006年3月19日 14:48

子供が産まれて1週間経ちました。元気な男の子です。うふ

さて、出産の少し前にすばらしくタイムリーな世論調査がありましたね。すでに昔過ぎてリンクを探して来られなかったのですが、「夫が家事の手伝いをしてくれる+妻の会社に産休制度があると、3人目を生む確立が3倍になる」というもの。少子化問題の核が何なのか、これほど明確な答えはないのでは、というくらいの調査結果。

出産費用を無料にすればいいなんて、そんなものは一時しのぎにしか過ぎないんですよ。だって入院中はご飯も出るし、赤ちゃんの世話だって頼めば誰かがしてくれる。それに30万円くらいは出産祝い金が出るらしいじゃないですか。だから出産費用を無料にしたところで、効果のほどは疑問ですね。それよりもその無料にするお金を、産後の家政婦派遣とか、ベビーシッターとか助産婦派遣に使ったほうがいい。それと旦那に有給休暇を取らせて、派遣ベビーシッターから赤ちゃんの世話の仕方を習うのだ!一人あたま40万もあれば、かなりのサービスができると思うけどなぁ

子供を産んだばかりのおかーさんたちから声を集めるとか(こんなことで困ってますとか、こんなサービスが欲しいとか)、そーいう努力をしないで何が少子化対策かね、と思いますよ、まったく。1週間も産科病院にいれば、いくらでも情報なんか集まるのに。それをしないのは、産まない女性が悪いと思っているからでしょう。(産んだ女性は正しいから、調査をする必要はない。産まない理由を探すのが先と思っている。産んだ人だって相当困ってるはず、という想像自体がない)

前述の調査結果のあとでしたっけね、「団塊ジュニアの女性が子供を産んでいない」という調査結果を持ち出してきたのは。なんだかうまい世論操作だなぁと思ったりして。イヤ、うまくはないか。家族の形態が変わっているのに、福祉が変われないのはなぜでしょうね。おかーちゃんや妻におんぶに抱っこの男性が牛耳っているからでしょうか

うちも「カナダはいろいろ福祉や助成金がある」と書きましたが、うちの旦那が子供が産まれてから2週間休暇をとって家事をやってくれるから、二人目を産むことができたようなもんです。無給ですけど、あっさり休暇をくれるこっちの会社にも感謝です。ちなみに出産してから次の日には退院しましたよん←だから家族のサポートが欠かせない


投稿者 : ulu at 2006年3月21日 22:49

なすさん、ご出産おめでとうございまーす。
海外では、出産してから退院までが短いとは聞いてたけど翌日ですか?やっぱ早いんですねぇ。

>うちの旦那が子供が産まれてから2週間休暇をとって家事をやってくれるから、
会社をきっちり休んだ上に、家事もきちんとこなせるとは、すばらしい旦那さんですね。
家事は普段からやってないと出来ませんもん。


投稿者 : なす at 2006年5月14日 03:39

すいません、最近産後うつであまり機能していないなすです。おひさしぶりです

一人目のときは自殺したいとか思ったんですけど、今回はだいぶいいです。でもしんどいなぁ。北米はその辺サポートができてますけど、日本の、特に母親に対するメンタルサポートはないに等しく「母親とは大変なもの。誰でもできているからあなたもできる」って感じですよね。旦那さんも「ずっと家にいるくせに」って言う人がいたりして。女性も、こと「母親業」になると、根性論なんですよねぇ。でも最近は少しはましなのかな

ほかの国はわかりませんが、カナダは入院費はすべて保険でカバーなので、長く入院させていろいろすると儲けになる日本と違い、こっちは全部病院の損になるので入院させないんです。帝王切開の友達も、2泊で退院させられた時はちょっとぞっとしましたよ

子供は二ヶ月になりましたが、激しく大きくなってます。体重はすでに倍...


投稿者 : ナツ at 2006年5月15日 01:32

お久しぶりです。コメント欄も放置していたので、お返事もせず申し訳ない。
(まだ他にもレスしていない人がいますが意図的に無視したわけじゃないですー。期を逸してしまってすみません)

遅ればせながらご出産おめでとうございます。
鬱になるのって、やっぱりカナダの気候がなすさんにも影響してるんですかね?
生まれたての赤ちゃんはかわいいけど、三時間おきにミルクの世界だから寝不足にはなるわ大変ですよね。お察しします。

以前書いたかなあ。日本に無痛分娩が普及しないのって、母親は痛みと苦しみに耐えて子供を産むのが当たり前!それでこそ母!という母性に対する過剰な神聖視があるせいらしいって話。
医学の発達で本来なら避けられる筈の痛みが、根性論で日本の母親に負わされているとすれば、こんな無意味な話ねーじゃんと思うんですが。
米国では「強い父親像」というプレッシャーがあるようですが、日本は母親の方により大きいプレッシャーがあるような気がします。


投稿者 : なす at 2006年6月24日 03:10

ここでそっと秘密の暴露


うちの子供の名前の由来は、「バナナフィッシュ」!

あーすっきりした(笑)


投稿者 : ナツ at 2006年6月28日 01:27

え、マジですか? まさかアッシュとか、アスランとか!?
うちの猫、オスだったらアッシュって付けるつもりだったのに、もらってみたらメスだったので挫折した過去がある。ハーフじゃないとかっこ付かない名前だけど、子どもにアッシュって名付けられるとしたら羨ましすぎですよ。


投稿者 : なす at 2006年6月28日 15:16

アッシュにしたかったけど、アッシュじゃないんです。実は英二(漢字は違う)、英名はジョン。ああっ、なんという平々凡々な名前...

アッシュにするとあまりにも「そのまんま」なのもあり、旦那(カナダ人)に「漫画の主人公の名前よ♪」なんていえなかったのよぉぉぉぉぉ〜〜〜

うちの英二君がアッシュみたいにかわゆく育ってくれるか、アッシュみたいな友達をうちに連れてきてくれいっと星に願うおかーさまでありました


投稿者 : ナツ at 2006年6月29日 01:57

>実は英二(漢字は違う)、英名はジョン。ああっ、なんという平々凡々な名前...

ジョン・・・友達の家のわんこの名前・・・いやいや(笑)
英二(エージ)って英語圏の人にも発音しやすそうでいいですね。カナダ&日本のハーフの赤ちゃんかあ。かわいいだろうな〜。
あ、そういえば蒙古斑はありました?モンゴロイドにしか出ないので、何も知らない白人にはびびられるという、あれ(笑)

アッシュがダメなら、アッシュの本名のアスランでいくってのは無理だったのかな。これもいい名前だと思うけど。

英二「アスランってどういう意味?」
アッシュ「古代ヘブライ語で夜明けを意味するそうだ」
英二「ミドルネームの“J”は?」
アッシュ「翡翠」
英二「ほら、やっぱり。お母さんは君の人生が、夜明けの翡翠みたいに輝かしいものであって欲しいと願って、その名前を付けたんだよ」

・・・って感じのやりとりがあったと思います。母親の愛情を疑うアッシュに対する英二の台詞にグッと来る。ここのシーン大好き。

英二君がめでたくアッシュみたいなお友達を連れてくるようになったら、ぜひ写真を(笑)


投稿者 : なす at 2006年7月 1日 15:49

アスランも考えたんですよー。でも私は日本名担当だったので、そこで終了〜。旦那がゆかりのある人から「ジョンと名づけたい」ということだったので、「じゃー、こっちは万次郎にでもするか(笑)」とか日本人にしか分からないことを言って内心笑いこけてたりとか

「暁」を使った名前でも、英語圏の人に発音しやすい名前が浮かばなくて。「アキラ」はこっちにも大勢いるので、ちょっと抵抗あり。

蒙古斑は娘にはありますが、息子にはありません。娘のほうが肌が黄色っぽいです。息子はほぼ白人色ですね。二人とも目と髪の色は茶色。日本人と比べて色は薄めです。

娘はチョーかわいくて、でも気が強いから、ナツさん好みかもしれない。目がパッチリして、色白でかわいいので、母(わたし)と歩いていると、「まー、この子かわいいわね。あなた、ベビーシッター?」と言われ、2度ほどぐっさり傷ついた母でございました

次回はちゃんとレスします


投稿者 : ナツ at 2006年7月 3日 23:02

●なすさん
>旦那がゆかりのある人から「ジョンと名づけたい」ということだったので、「じゃー、こっちは万次郎にでもするか(笑)」

所ジョージの奥さんの姓は「原」といい、生まれた子供も原の姓に入ってるんだそうですが、その子が生まれた時に、姓が「原」だから名前は「ヒレホレ」と名付けて、「ハラヒレホレ」にしたいと所さんが奥さんに言ったら速攻却下されたそうです。
子供の名前までギャグのネタに・・・虐待・・・。

>娘はチョーかわいくて、でも気が強いから、ナツさん好みかもしれない。
>目がパッチリして、色白でかわいいので、母(わたし)と歩いていると、
>「まー、この子かわいいわね。あなた、ベビーシッター?」と言われ、2度ほどぐっさり傷ついた母でございました

ひでー!外人は思ったことをハッキリ言いすぎだろ!!・・・って言っても完全なアジア系女性が白人風の子供を連れて歩いていたらどうしてもシッターかメイドに見えるんでしょうかねえ。アメリカみたいな人種のるつぼだと、また違う?
気が強くてこまっしゃくれた女の子といえばちっちゃかった頃のハーマイオニー。(by ハリーポッター)
ふわふわの綿菓子みたいな茶色い巻き毛で色白だったら、ハーマイオニーも夢じゃないですね。ハーフの子ってお人形みたいに可愛い子が多いから人形マニアとしては垂涎ですよ。
言葉は日本語と英語(フランス語?)で話しかけてるんですか? どっちも読み書きもできるようになれば、将来怖いものなしですね。


投稿者 : ulu at 2006年7月13日 00:37

最近、インフルエンザで寝込んだせいで「インフルエンザ男」と呼ばれてるuluでっす。
ちなみに話題のタミフルは処方されなかったんで、ちと残念。

>目がパッチリして、色白でかわいいので、母(わたし)と歩いていると、
>「まー、この子かわいいわね。あなた、ベビーシッター?」と言われ、2度ほどぐっさり傷ついた母でございました
それ、なすさんがすごく若く見えて、とてもお母さんとは思えなかったんでは?
シッターと間違えられたって事は、ばりばり十代に思われたとか。
で、娘さんが大きくなったら、「姉妹?」とか言われたりして。

名字と名前を合わせたゴロは、意図していなくても変に意味を持つ事あるよね。
コメント読んでたら、"みな"ちゃんって子に「あんたと結婚したら変な名前になるからイヤ」
って振られたことを思い出した。記憶あやふやだけど、たしか中学のころの話。


投稿者 : ナツ at 2006年7月14日 07:36

●うるちゃん
あれ?しばらく前にもインフルエンザにかかったって言ってなかった?
何回もらってんだよ。つか、タミフル処方されるようならまじでやばいんでしょ。そんなにたちの悪いインフルエンザじゃなくてよかったね。H5N1ってやつこわいよ。
最近音沙汰ないから忙しいのかなと思っていたら寝込んでたのね。元気になったみたいでよかったけど。

>"みな"ちゃんって子に「あんたと結婚したら変な名前になるからイヤ」

わはははは。本名知ってるから爆笑したわ。なるほどな(笑)
でもさ〜、中学生くらいで普通、結婚したら変わる名前のことまで考えないよ。つきあってもいないのに。それって絶対口実だね口実。他に嫌な理由があったんだよ!
でもうまい断り方だなー。その子頭いーぞ。

そういえば、しばらく人形関係で買い物してなかったんだけど、このフィギュア付き写真集を買おうかどうしようか迷い中。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4093590834/503-7484998-1238336?v=glance&n=465392
エルリックサーガの新装版と一緒にamazonに注文しようか・・・とカートに入れたっきり躊躇してるさ。さすがに5800円は高いから期待はずれだったらやだし。


投稿者 : ulu at 2006年7月18日 00:35

香水替わりに、ファブリーズ♪はい、はい、はいはいはい♪〜
じめじめ続きなんで部屋干ししてるけど、洗濯物がなかなか乾かないんで困るわぁ。

>口実だね口実。他に嫌な理由があったんだよ!でもうまい断り方だなー。その子頭いーぞ。
きぃぃいぃ!「そういう理由なのかな?」と、薄々思ってた事をはっきり言われると、むかつくわー!
ああ、口悔しい!くぅ、口惜しい!

アンティーク系、ジュモー系は苦手な自分としては、人形月のドールはスルー。関節可動じゃないしね。
ドールの出来に関しては評判悪くないみたいだけど、発売間もない今なら大型書店店頭に並んでるだろうから
迷ってるなら実際に見てから決めた方がいいぞ。バージョン違い情報ね→http://www.mariacuore.com/shop.html


投稿者 : ナツ at 2006年7月21日 01:12

●うるちゃん
やばいやばい。暑くて食欲ないからテキトーな食事ばかりしてたら早くも夏バテの兆候が。ソーメンとか冷ややっこしか食えねー。こんな時に人の目の前で山のような焼き肉食ってんじゃねーよ・・・。←友人

>洗濯物がなかなか乾かないんで困るわぁ。
>むかつくわー!
>ああ、口悔しい!くぅ、口惜しい!

人がバテてるのに何そのテンションの高さ。しかもオネエ言葉だし。
本当は「オバサン臭い上に親父ギャグばかり言うところが嫌」って理由だったんじゃないのー?ねぇねぇ。<ふられた理由

>人形月のドールはスルー。関節可動じゃないしね。

なんだ関節動かないのか。カタンドールとかなら淫靡な感じで好きだったから、わたしはアンティーク系もいけるんだけど、どーせアンティークなら球体関節じゃないと雰囲気出ないしなあ。
んじゃとりあえずムアコックとベルナール・ウェルベルだけ密林に注文しておくか・・・。


投稿者 : イカフライ at 2006年7月25日 22:51

>んじゃとりあえずムアコックとベルナール・ウェルベルだけ密林に注文しておくか・・・。

おお、ナツさん、ムアコック、好きですか、嬉しい。

 いや、実は私、エルリック・サーガは、天野さんの表紙に惹かれて読んだミーハーなんですが(^^ゞ

 あの原書版を見せてもらった事があります、といっても、私は英語なんてとても読めないので、絵を見ただけですが。あっちの版では、エルリックってなんかお化けみたいに描かれているんですよね、最初、ショックだったんですが、まあ、「異形のもの」だから、あっているのでしょうか?
 でも、やっぱ、天野画伯の耽美な絵がいいですよね。


投稿者 : ナツ at 2006年7月27日 23:58

●イカフライさん
昔、海外ファンタジーを集中して読んでた時期(高校くらいかな)に図書館で出会った口です。<エルリックサーガ
例によってハヤカワだから長らく絶版だったんですよね。もう内容もほとんど忘れてるし、手元に置きたいな〜とも思っていたので、新装版の出版は嬉しかった。(気付いたの最近だけど)

原書ではエルリックはお化けですか・・・。メインキャラが耽美じゃないと、ファンタジーは七割方読む気を失う性格なんですが。だからタニス・リーが好きなんだし。
この調子でタニス・リーの絶版本も復刊してくれないかなあ。



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