エントリまとめてるヒマがないので、昔のテキスト発掘第3弾。これも懐かしい文章だ。
● 映画でも本でも、純粋にストーリーがおもしろいからおもしろい場合と、キャラが立っているからおもしろい場合とがある。後者の場合はストーリーはステレオタイプでも陳腐でもどーでもいい。キャラクター(役柄)しか見ていないからだ。
(「ヒドゥン」なんかこれにあたるな。話の筋はエイリアンが地球人の体を乗っ取ってどーのこーのという、おまえもうその話はいいからECCPでも見てろと言いたくなるアレなんだけど、カイル・マクラクランの演じている役がそこはかとなくいい。)
ただし、俳優(あるいは演じているキャラ)がどうにも嫌いだと、ストーリーまでぶちこわしになる。わたし的にはケビン・コスナーとミッキー・ロークはA級戦犯である。
この二人が、ろくでもないチンピラでどこまでいっても三流から脱しきれず常に口元にニヤニヤ笑いを張り付かせたまま脊髄反射で生きている男の役や、金と権力と女のことしか頭にないので身につける知識もそれを得るために必要なものばかり、あとはすべて無駄と思っているせいで頭が空っぽのくせに、自分ではインテリだと信じ込んでいて自信満々、適当に女を食い物にしつつのし上がるものの生来の下品さはいかんともしがたく、自分はモテると信じているので自分に興味を示さない女を見つけたらアイデンティティ崩壊の不安のため、「落とすか・攻撃するか」ふたつにひとつ。仕事上の邪魔になるライバルも汚い手で追い落とし。手に入れたいものはすべていただく。しかし視野が狭いので「手に入れたい」と認識できる対象の範囲は狭く即物的。
というベタな役をやらせたら地でできると思うのでそういう役ばかりやっていてくれれば文句はない。むしろその完璧なチンピラっぷりはハリソン・フォードなどには絶対できないと思うので強力な武器である。
(ただしあくまでもチンピラ。カリスマ的悪の総裁や、自己欺瞞のない禁欲的悪人役はできない)
だけど本当のインテリの役とか、正義感や意志や理性の強い役とか、自分より女を真剣に愛する役とか、ノーブルな役とかはダメです。やっちゃいけません。嘘くさいから。
わたしがもし映画監督だったとして、ミッキー・ロークが、「ね〜、オレたまには生まれながらの上流階級の役とかやってみたいな〜。イギリスなまりで話したりし〜の。エグゼクティブでアッパー・イーストに住み〜の」とかほざきだしたら、
「あ゛?なんだって?? そんなことより聞いてくれよミッキー。PCのマウスの移動距離の単位を、“ミッキー”というんだって知ってた?
マウスのボールが一回転して移動する距離が1ミッキーなんだってさ。カワイイだろミッキー? HAHAHA! (※本当です)」
とか話そらしまくりでひとこともしゃべらせないね。調子ぶっこいてんじゃねーぞミッキー!!
とかいいつつ「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」のミッキー・ロークだけはなかなか様になっていたなあ。あくまでジョン・ローンの引き立て役としてだけど。(←もちろんジョン・ローンばかり目で追っていた奴)
● 話変わるけど。「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」では、刑事役のミッキー・ロークがチンピラっぽいのに比べ、中国系マフィア役のジョン・ローンの方が品が良くて禁欲的、というちょっと逆転したキャラクター設定が良かった。この映画に限らず、禁欲的な男の方に色気を感じる癖がある。
もう何年も前に「ナインハーフ」を観ていた時、ミッキー・ロークのエロっぷりを「キモい」「寒い」と言っていたら、母が「あんたにはまだこういう男の色気が分かんないのよ」と見事なオバサン発言をかましてくれましたが、やっぱり今もわたしにはわかりません。欲望に忠実すぎる男は概して色気がない。
普段は取り澄ました男が一瞬だけ乱れたり、理性的な男が耐え難く妄執をチラリとのぞかせたりするのがいいんじゃないか。抑圧がいいんですよ抑圧が。
この心理を無理矢理分析してみると、欲望に忠実すぎる男は自分が女に(心理的・肉体的に)執着することにべつだん葛藤はないが、禁欲的な男は理性で自分を完全にコントロールできると思っているので、その矜持を奪われると敗北感を覚え、堕落だと感じ、苦しむ。そこに女は征服感を感じて萌えるのではないかと。
最初から「欲望全肯定・解放」つー男だと、「女が男を狂わせる」つーことは不可能なので、というかその意味でいくと最初から“自分で”狂っているし、そんなことを堕落とも思っていない以上、征服もなにもない。それで萌えどころがなくなるんじゃないかと思うですね。
新約聖書においてサロメがヨカナンの首を欲しがったのも、ルパンより五右衛門の方が色気があるのもそれが原因です(そーか?)。
というわけで話にどんどんとりとめがなくなってますが、月曜夜8:00放映中のドラマ「ダークエンジェル」のジャーナリスト、ローガン。あいつもあっさり小娘マックスに陥落されたりせずに、ぜひとも長く持ちこたえて欲しいね。
「ハハハ。あの子はほんの子どもじゃないか。それに振り回されるなんて俺はどうかしている。気になるのも大人の保護者としての責任感からだ。それに俺にはやるべきことがある。社会悪を暴くジャーナリストとしての使命と弱者に対する責任が(以下略)」
とかなんとかかっこいいタテマエで欲望を必死で抑えつけて大人ぶってぐるぐる煩悶してくれ。
そしてその、命より大事な信念や使命(のために脊髄損傷して車椅子生活にまでなってるんだもんな)すら、マックスのためになら捨ててもいいという展開になること。
それこそが少女漫画風萌えの王道なわけよ。「大人の男の仮面」がはがれ落ちる時。一人の女のために身も世もなく狂っていく禁欲的な男。
少女漫画においては、「地位も権力も財産も信念も家族すら捨てて一人の少女を選ぶ男」って展開がしょっちゅう出てくる。
少女漫画的感覚における「恋愛の成就」とか「人生の到達点」とかって、男性視点では「破滅」を意味するのかもしれない。あくまで、社会的成功が人生における成功だと考えている一般男性(?)を基準にしての話だけど。
現実には、抑圧の激しい人ってウザいだけだし、全部捨てて選ばれてもそんなもん重たいだけだろーと思うんだが。フィクションの中では、どうしてこの手の男がこんなにも魅力的に見えるんだろうね。
blogランキング参加中>普段は取り澄ました男が一瞬だけ乱れたり、理性的な男が耐え難く妄執をチラリとのぞかせたりするのがいいんじゃないか。抑圧がいいんですよ抑圧が。
めちゃくちゃ同意だ〜(笑
メガネとか白衣とかスーツとか軍服とかに萌えてしまうのも、そのあたりに理由がありそう。いや、私の場合だけどね。
同感です。私も男性女性に関わらず、禁欲的な姿に萌えます。
知性、品性を兼ね備えているから自分を律さずにはいられない、それでも押さえ込みきれなかった感情の奔流が溢れ出る瞬間が色っぽくてたまりません。
「我慢できなかった」っていうのがいいじゃありませんか。対象が男同士であればなお更です。うへへ。
こんなんだから私の中で「デスノート」のニアが変態鬼畜キャラに成り下がってしまってます。
まりねこ様。
わたくしも、メガネとか白衣とかスーツとか軍服とか前ハゲなどが大好物です。
どの組み合わせでもおいしくいただけますよね。
>簾さま
前ハゲって何ですか?前髪がハゲてること?
それはともかく、ニアたんが変態かどうかはさておいて、鬼畜にはなれそうな気がします。Lも同じで。ていうか、あの二人キャラかぶってるし。でも、ニアたんのほうが毒舌ひどいぶん鬼畜ぽさは出てますね(笑
敬語の言葉責めとか萌えですね(ハァト
いや、私は必ずしも男同士でなくてもいいんですが・・・というか、こんなこと書いてること自体、私のキャライメージが壊れそうな悪寒・・・
そこで禁欲的じゃないのに抑圧だけ激しいというどうしようもなくウザい俺が登場です。
そして、
身体世もなく狂いてーっ!
そんで破滅するまで尽くしてちょっとだけご褒美もらえるとかマジ素敵です。しかもご褒美は「そんなに私がいいの?」とかいう冷たい一瞥だけ。俺、すっごい安いです。忠誠心ディスカウント!
まあ、俺の変態的な夢はともかくとして、禁欲的ってのは、比喩としてはいちばん情熱的ってことなんじゃないかと思うのです。ツンデレがすばらしいのも臨界点まであふれそうになった「だいすきっ」が、かろうじて「ツン」によって封印されている、その危うさをわくわくどきどきしながら待ち続けることにあると思うのです!
現実に抑圧の激しい人っていますけど、あれ、だいたい無自覚ですからねえ……。自覚的であったとしても、それはなにかに対する敗北として抑圧的であるだけであって、代償として常におかしな方向に欲求が渦巻いてますし、本質的には抑圧に対する恨みがある。そしてそこには美学がない。スタイルがない。
以上で自己紹介を終わります。うう。
●まりねこさん
>メガネとか白衣とかスーツとか軍服とかに萌えてしまう
いいですね〜スーツに軍服。軍服と言えば時期的にも「戦場のメリークリスマス」!デヴィッド・ボウイと坂本教授とビートたけしが競演なんて、今となっては考えられない組み合わせの禁欲軍服映画でありました。戦場なんかちっとも出て来ないし、大島渚はホモホモしい軍服映画を撮りたかっただけなんだろうな〜としか思えない。
12月になるとちょくちょくTV放映されるから、「左手で切腹が出来るか」「あの男は隊長のお心を乱す悪魔です!」とか、セリフまで覚えまくりです。
メガネ萌えは、「眼鏡を外せば別人」というキャラに萌えを感じます。眼鏡装着時は理知的でクール、外せばワイルド系、とかね。一粒で二度おいしい。メガネっ娘萌えも似たような心理じゃないかと思いますが。
●簾さん
>「我慢できなかった」っていうのがいいじゃありませんか。対象が男同士であればなお更です。うへへ。
簾さんも禁欲スキーですかウヒヒ。全然我慢してないのに、「我慢できなかった」ってあんた馬鹿じゃないの?というのもたまにありますけどね。
わたしもまりねこさんと同じで、男同士じゃなくて少女漫画でも映画でも小説でもストイックな男が出て来ればなんでもいーのです。ただ、最近は少女漫画ではそういうキャラが少ないのが悲しい。だから青年漫画とBLで探すしかないんだよー。
「ガラスの仮面」の速水真澄なんか、「大人ぶりっこのやせ我慢の禁欲男」の典型ですが、萌えますね。あんなひどい絵なのに。あんな時代錯誤の漫画なのに。服のセンスもデッサンも最悪なのに。桜小路に嫉妬して白目になってる時なんか同情しつつ萌えまくりです。
あ、わたしも「前ハゲ」ってのはわかりませんでした。ハ、ハゲに萌え?
●“M”K2さん
>破滅するまで尽くしてちょっとだけご褒美もらえるとかマジ素敵です。しかもご褒美は
>「そんなに私がいいの?」とかいう冷たい一瞥だけ。俺、すっごい安いです。忠誠心ディスカウント!
さすがMK2さん。どこから見てもMの欲望だだ漏れ。「炎の蜃気楼」読んで「直江になりたい」とか言ってるリアル男性はMK2さん以外見たことないですからね。MK2さんを主人公にしたやおいは全部ヘタレ攻めになってしまうだろうという勢いです。
>現実に抑圧の激しい人っていますけど、あれ、だいたい無自覚ですからねえ
>本質的には抑圧に対する恨みがある。そしてそこには美学がない。スタイルがない。
ああ、そういう抑圧はダメですね。端的に言うと、「求道や矜持から来る抑圧は美しい。劣等感から来る抑圧はウザい」と分類できるかと。
「自分の意志で自分を律している。誰にやらされたわけでもない」という明確な自覚がなければ「禁欲」という生き方にまでは昇華されない。自分で選び取った生き方に、常に強烈な自信を持っているからこそ、「ああっストイックな男萌え・・・♪」となるわけですね。
そしてその積み重ねてきた人生分の重みのある自信が、一人の女のためにグダグダになっていく様が何とも言えず萌えハァハァ。最初から自信も、今まで築き上げてきた実績もない劣等感と怨念だらけの男が陥落したって萌えねーんだよ。
禁欲萌えの話をしたとき、ある男性に「わかるわかる。俺も女教師に萌える」と言われ、女教師萌えの本質がわかった気がして目からウロコでございました。
ナツ様、まりねこ様
今更書き込むのかよ、って感じですみません。
前ハゲ…そうです。初恋の相手がムスカ大佐だったもんですから、前方から砂漠化が始まっている状態が大好物でして、デコが広い人がメチャ好みなんです。
ただ、そういう人はその状態を気にしているので、私から見ていかに光るデコが素敵か、魅力的であるか、垂涎モノであるか、別にいいよ生やさなくたって、など、伝えにくいのが悩みです。
…て、禁欲的と全然関係ないですね。でも、漫画とかに出てくる、神経質そうなナイフ使いのオッサンとかが好きなんですよぅ…。
「男同士で」という点については、話の展開として肉体関係に持ち込まない方が好きなため必然的に、というのがあります。男女だと、少なからずそういう方向に傾いてしまいがちなので。
異性への嫌悪感を伴わない、ホモソーシャルな世界を築いているマッチョなシチュエーションが好みですが、じゃあ私は何を押さえ込んでいる状態に萌えているのか、というのを改めて考えた時、私が見て喜んでいるのは実は「抑圧」を抱えている男の姿ではないかという結論に達してしまいました。
ナツさんと好み正反対じゃん!同意とか言ってはしゃいでいる場合ではなかった。
凡人から見れば遥かに能力に恵まれた人間が、自分よりも優れていてかつ飄々としている相手の出現に悶々としてる。で、その悶々としているやつは、頭もいいし節度もあるので、おおっぴらに嫉妬するなんてみっともなくてできない。だけどどんどん追い詰められていく…という展開。
よく転がっている話なので、モノによって「うひょー!当たりだ!」と思ったり、単に鬱陶しいなぁ、と思うだけだったりしますが、概ねそんなんが好きです。
話が反れたので抑圧は置いといて、脚本そのものがストイックにできてる映画も好きです。安直にベッドにもつれ込まないで、それ以外の部分でさりげなく匂わせる方がチラリズム的で良いです。
タイタニックで、ジャックが直接ローズの体には触れず絵を描くシーンがいいなぁと思ったのですが、その後ちゃんと結ばれてしまったので少しがっかりしてしまいました。
●簾さん
こちら後回しにしてました。ごめんなさい。
>初恋の相手がムスカ大佐
ああ、だから「人がごみのようだ」発言で*高感度*メーターMAX振り切ってくれたんですね。いや、ムスカ様のおまぬけっぷりはわたしも好きなんですけど。「きみはラピュタ王の前にいるのだ」とかふんぞり返っておいて、「短え夢だったな・・・」と独白したクロトワより短い夢で終わってましたからね。めちゃ恥ずかしい。
>ただ、そういう人はその状態を気にしているので、私から見ていかに光るデコが素敵か、
>魅力的であるか、垂涎モノであるか、別にいいよ生やさなくたって、など、伝えにくいのが悩みです。
その前ハゲ氏のところにムスカ様の切り抜きでも持って行って、「この広いおでこ!このツルピカハゲチョビンのキュートなおでこがセクシーで魅力的なの!萌え萌え!!」とか力説しながらムスカ様を褒めまくればいいんじゃないですかね。遠回しに簾さんの気持ちが伝わるかもですよ。
まあ、当てこすりと取られる可能性が高いけど。
ところで、そのまんま東とかはどーですか?
>凡人から見れば遥かに能力に恵まれた人間が、自分よりも優れていてかつ飄々としている相手の出現に悶々としてる
よくありそうだけど思いつかないですね〜。たとえばどんな作品ですか? 少年漫画っぽいシチュだとは思うんだけど、最近は青年漫画ばっかり読んでるからなあ。
確かにそれは「劣等感による抑圧」だけど、歯を食いしばって負けまいとするわけでしょ。今までの何倍も努力したり。「なんでおまえは努力もしないのに楽に俺より上を行くんだよ!ずるいぞ!」とも泣き言を言わず、「天才にはなれない自分の限界」と真正面から向き合う。これも禁欲的と言えば禁欲的じゃないですか。
んで、飄々としてる方は、そんな必死に食らいついてくる悶々くんのことを可愛く思っていたりするんですよね。・・・って、ここまで脳内ストーリーすすめてるくせに、やっぱり具体的な作品は思いつきません。
あ、わたしも映画開始後10分くらいで、出会ったばかりの男女がベッドインするような情緒のない話は萌えません。グズグズ先延ばしにして、お互いの心理的葛藤を細やかに描いて欲しいですよね。それでこそ結ばれたときの感動が大きいんだよ。
マンガで言うとベルばらなんかこのパターンだったなあ。
>*高感度*メーター
こ、これ、ですね…投稿した瞬間に誤字に気づいたのですが、訂正のためだけに連投するのも何だと思いまして、スルーしていただければと願っていたのですが、きっちり突っ込んでいただきまして、恥ずかしいやら気持ちイイやら…。
>その前ハゲ氏のところにムスカ様の切り抜きでも持って行って
今の相方が絶妙なデコラインをお持ちでして、「ムスカ大佐みたいで格好いい」と私からすれば最高の賛辞を送ったのですが、大層嫌がられました。普段から私がいかにムスカ大佐を愛しているのかアピールしておけばよかったんですね。前髪が風になびいた時に露わになる丸みとか、眉毛を上げた時に額に寄るシワとか、最高の萌えポイントです。おまけに可憐な美少女のお下げをむんずと掴んで引きずりあげたり、銃で撃ってぶっ千切ったりする鬼畜っぷり。何て素敵なのでしょう。
以前「つるつる(ここにハートを入れてください)」と呟きながら頬擦りしたら、悲壮な顔をされたことがあります。そんなこと言われりゃ当然相手は傷つきますが、感覚的には、男が好きな女に「指が細くてきれいだね」とか言うのと同じだったので、どう弁解しようかと焦りました。とりあえず土下座して謝り倒しました。「すべすべ」って言えば良かったのかな。
>ところで、そのまんま東とかはどーですか?
すごいとこ突いてきますね。
個人的には、そのまんま東はアウト、モト冬樹はインです。基準は何か?と言われるとはっきり言えないのですが…。ERのグリーン先生は白衣・メガネ・ハゲと三拍子揃ってますからヨダレものです。彼になら何されてもイイ。
>凡人から見れば遥かに能力に恵まれた人間が…
確かに、凡人が天才に嫉妬する話はよくありますが、嫉妬する側も天才というのはあまりないかもしれません。
ナツさんの仰るとおり、飄々君が悶々君を可愛く思っている状況がベストなのですが、なかなか全部揃った作品はないですね。実はあまり漫画や小説を大量に読む方ではなく引き出しが少ないので、聞きかじった話を脳内で無理やり自分好みの話に仕立て上げ、妄想で補ったりしています。
私が天才に嫉妬する話が萌えだと気づいたきっかけとなる作品は、桑原水菜の「赤の神紋」という小説です。嫉妬する側が天才かというと微妙なところですし、抱えている抑圧がすごすぎて話が始まって早々に天才君をレイプまがいに蹂躙したりするBL系の話なので「お勧めです!!」とは言いがたいのですが、近い雰囲気はあると思います。ただこれ、高校時代に友人が好意で貸してくれたものなので、最後まで読んでおらず、中途半端な紹介ですみません。
最近だとデスノートのニアとメロが天才君、悶々君だと思うのですがいかがでしょうか。
あと、映画「陰陽師」なんかは天才君(安倍晴明)と、それに懐く天然君(源博雅)と、悶々君(道尊)の三角関係を描いた話だと思って観てました。道尊が悶々君てのは脳内補完ですが、絶対ああいうタイプの悶々君は大した才能もない(ように見える)天然系キャラが大嫌いだと思います。
夏目漱石の「こころ」も萌えです。これは構図が思い切り凡人VS求道者なので質は違いますが、「先生」が意図的に煩悩を抱えた人間として書かれていることと、彼が最後に最も過酷な決着のつけ方を選択したので、ただの俗人とは思えないのが理由です。
男同士ではありませんが、韓国ドラマの「宮廷女官チャングムの誓い」のチャングムと、そのライバル(?)クミョンの関係はなかなか良いと思います。ストーリーに全然興味ないとか、嫌いだったらすみません。
なんか、ダラダラ書いたわりにはぴったり合う作品をずばっと紹介できず、中途半端で申し訳ないです。
●簾さん
>「つるつる(ここにハートを入れてください)」と呟きながら頬擦り
>男が好きな女に「指が細くてきれいだね」とか言うのと同じだった
や、それは違うんじゃないでしょうか。どちらかというと「君の指って芋虫みたいで太くて短くてかわいいね」という、芋虫マニアの男性の言葉に近いとか、そんな感じです。一歩間違えれば修羅場ですが強い愛で乗り切ってください。X-MANとゴルゴのようになりたかった簾さんならやれる。
>ERのグリーン先生は白衣・メガネ・ハゲと三拍子揃ってますからヨダレものです
最後が嫌な三拍子だな・・・(笑)何となく知性の輝きを感じさせるハゲが好きってことでしょうか。ニコラス・ケイジは? わたし的には顔の濃さがアウトなんだけど。
しかし、異性の趣味はさまざまであると改めて思いますね。「型どおりのイケメンしかモテない」なんてことはない。友人にジョン・ベルーシ(ブルースブラザーズ)の大ファンがいまして、全然知らなかったのにその友人に古いBBの映画を見せられてウンチク垂れられたもんですが、結局彼女、ベルーシに似た小太りで眼鏡の男性と結婚しちゃいましたからね。そこまで好きだったのかとみんなで呆れましたよ。
>デスノートのニアとメロが天才君、悶々君だと思うのですがいかがでしょうか。
ニアメロは萌えを感じるヒマがなかったつーか、月と魅上の関係性のキモさの方がどっちかというと萌え。萌えと言うのは何かズレてるな。「うわお前らキモッ!!」という何かを感じさせる、ってことですか。
他は月とLの関係性にしても、淫靡なもんを何も感じないんですよあの漫画。だから腐女子の妄想力には舌を巻いている(笑)
晴明と道満の関係は、岡野玲子の他にも誰か漫画にしていた気がするなあ。確かに悉く術をやぶられ悶々とする道満には萌えるかも。
韓ドラは全然チェックしてないんです。母が好きなんですけど。わりとベタな話が多いみたいだから、見たらハマるのかもしれない。つか最近TV自体見てないので、話について行けずスンマセン。
映画「アマデウス」は? 天才モーツァルトにどうしても敵わないサリエリの悶々っぷり。この場合はモーツァルトが飄々+天然ですけどね。シチュエーション的には萌えます。
サリエリはライバルでありながらモーツァルトの最大の理解者なんですよね。宮廷人にはほとんど評価されなくても、彼だけは、モーツァルトが天才だとわかっている。だからこそ憎い。映画ではサリエリがオッサンだったけど。
「ベルセルク」のガッツとグリフィスの関係も、どちらがどちらに嫉妬しているかはともかく、天才と寡黙な努力型の緊張感のある関係性だと思う。
邪道ですが「聖書萌え」って手もありますな。キリストとイスカリオテのユダの関係なんか、深く考えてみると天才と凡人(秀才型?)の相克ですよ。
学のない弟子達の中で唯一高学歴、身分も高かったらしいユダ。キリストの磔刑後、彼を売った銀貨30枚を捨てて自殺するユダ。劇的な関係性だから昔から題材になってますけども。
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