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<title>★ 電脳ポトラッチ</title>
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<modified>2008-04-21T15:00:09Z</modified>
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<copyright>Copyright (c) 2008, ナツ</copyright>

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<title>あなたとわたしとは何の関係もないのです。とわたしは言う</title>
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<issued>2008-04-15T15:18:10Z</issued>
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<summary type="text/plain">● muffdivingさんのところで知った大手小町の記事。 自分の部屋が無いか...</summary>
<author>
<name>ナツ</name>
<url>http://noraneko.s70.xrea.com/mt/</url>
<email>noraneko@s70.xrea.com</email>
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<dc:subject>01000300|sinri|心理</dc:subject>
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<![CDATA[<p>● <a href="http://d.hatena.ne.jp/muffdiving/20080411/1207932095" target="_blank">muffdivingさんのところ</a>で知った大手小町の記事。<br />
<a href="http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2007/1201/158676.htm?o=0&p=6" target="_blank">自分の部屋が無いからと子供が口を利いてくれない</a><br />
簡単にまとめると、「大学生で独り暮らししている娘に相談せず家を新築したのだが、新しい家には娘の部屋を作らなかったことで娘が怒っている。何が不満なのだろう？」という相談内容なのだが、その後トピ主が書き込んだ追加情報はこうだ。</p>]]>
<![CDATA[<p><br />
<blockquote>・夫は娘をきつくしつけていた（髪の毛をつかんで引きずり倒す・煙草の火を押しつける真似をする）が、母親である自分は見て見ぬふり<br />
・「<strong>お父さんはお母さんが見えないところで私を虐める</strong>」と娘に訴えられたこともあるが、どこまで信じていいものかわからない<br />
・娘は小学校低学年から自傷行為をしたり、親に罵声を浴びせたりしていた<br />
・娘の一人暮らしは<strong>学費だけ貸していて</strong>仕送りはしていない（つまり生活費は自力で稼いでいる）<br />
・金を出せば新築の家にもお前の部屋を作ってやると夫が提案したが、娘は我々（両親）に学費を借りていて（浪人分も）、それも返せていないので実質的に無理<br />
・娘は私達の老後は見たくないと言っているが、<strong>それは子供の仕事だと思う</strong>ので見てくれるはず<br />
・就職はするつもりでいるとは思うがどこでするつもりかは知らない<br />
・娘に無断で家を建てたくらいで、老後の保障まで失ってしまうものなのだろうか？</blockquote></p>

<p><br>釣り記事としか思えないほど、親としての愛情がかけらも感じられないのだが、老後の面倒だけは並の親子のように娘に期待する図々しさには開いた口がふさがらない。<br />
muffdivingさんの家庭の事情も含めて、こういう殺伐とした親子関係を見聞きするたびに、「わたしの家は片方の親がまともだっただけでも運が良かったのだろう」と改めて思う。母が看護師という、女性としては高給取りで安定した専門職なのも運が良かった。<br />
父親の愛情も庇護も得られなかった代わりに、母親には愛されてきたと思うし、母一人の経済力で大学まで行かせてもらったことにも感謝している。<br />
「学費を返せ」などと冗談でも言われたことはない。大学時代はバイトしていたが、それは交際費や服代に消える程度のものであって、生活費一切を稼ぐほどのバイトと学業などとても両立はできなかったろう。<br />
母本人はわたしにも妹にも老後は頼るつもりはないと言っているが、できるだけのことはしたいと自然に思える。そういう親の元で育ったことは、たとえ片親であっても幸運なのだと思う。</p>

<p><br />
<br>内田春菊の「<a href=""http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167267047/noraneko05-22/ref=nosim" target="_blank">ファザーファッカー</a>」か、それの原型となる短編小説だったかのエピソード。中学生の娘に義理の父（母の再婚相手）が性的虐待をする。<br />
娘はこんな事は誰にも言いたくないのだが、苦しみのあまり母親に訴える。ところが母親の反応は</p>

<p><br>「お前の勘違いじゃないの。娘なんだから親として可愛がっただけよ」<br />
いや、そんなことはない。具体的にこんなことをされたんだ、と訴えると<br />
「ああ・・・それは・・・、<strong>つい気分が出ちゃったんでしょ</strong>」</p>

<p><br>困ったように曖昧にうっすらと笑って話を終わらされてしまう。そんなシーンがある。<sup><small>(<a href="#f20080416-1"  title="細部は違っているかもしれない。わたしはこの話を読むと動悸が激しくなるので読み返せない。" id="b20080416-1">*1</a>)</small></sup></p>

<p><br />
<br>これは内田春菊の自伝的小説で、彼女は実際に義父から性的虐待を受けていた。それをまったく助けようともせず、実の娘を性の生贄として夫に与えることで結婚生活を維持しようとした母親に絶望して、彼女は16の歳に家を捨てる。<br />
その後ホステスなど様々な職業を経て、漫画家として成功したあとになって、母親が彼女に接触してくる。<br />
縁を切りたいと申し出る娘に母親は吐き捨てる。<br />
「<strong>そんなことを言っても実の親子なんだからね。絶対に離れないよ</strong>」</p>

<p><br />
<br>内田春菊の母親も義父も、いまだに娘への虐待を頑なに認めようとしない、という話をどこかで読んだ。<br />
彼女に心から謝罪して過去を贖罪しようという気持ちもなく、ただ娘の社会的成功を嗅ぎつけて老後の保証を求めしがみつこうとする姿は不条理だが、大手小町の相談者と重ね合わせれば、子供を自分の所有物と思っている親に共通する心性だということがわかってくる。</p>

<p><br />
<br>父親からの援助を一切受けないまま母子家庭で育ったわたしも、父から一度だけ金を無心されたことがある。<br />
わたしは要求された金を指定の口座へ振り込み、同時に絶縁状を送った。<br />
父が憎い、と思っていた時期はとっくに過ぎた。今となってはもっとずっと、叔父よりも他人よりも遠い人なのだ。</p>

<p><br />
<br>だから今さら父親づらされても戸惑うだけだし、金の無心ではなく財産を譲る（あるわけがないが）というかたちでの接触であったとしても、わたしにとってはただ迷惑なだけである。<br />
わたしには父親は「いないもの」として認識されているのに、いまだに泡のように何らかの形で浮かび上がってくる「異質な存在」は、わたしの日常をかき乱す夾雑物でしかない。</p>

<p><br />
<br>「あなたが捨てた子供にお金を要求するようなことはこれきりにしてください。もちろん連絡を取ることも」<br />
と手紙には書いたが、我ながらまるで上滑りした文面で、自分でもこの言葉が本当の意味で父に届くと信じることがどうしてもできなかった。<br />
今まで何の援助も連絡もなかったのに、社会人になって間もない娘に対して、借金があるからとまとまった金を要求する父親に、「子供を捨てた」という認識や罪悪感があるとも思えないし、それを責めるようなことを書いて今さらなんの意味があるのだろう。そう思うと心底虚しかった。<br />
ただ、「いないもの」であるはずの存在にこれ以上近づいてきて欲しくはないという理由だけで、「捨てられた子供が親を断罪しているような文面」を意識して書いた覚えがある。<br />
道化芝居みたいなもんだな、と思い、何だか役を無理矢理演じさせられているような気がして、自分で書いたはずの手紙にざらっとした違和感だけが残ったが、それを無視して投函した。</p>

<p><br />
<br>父親との関係ではわたしはいつもこうだ。実際は思い入れもないのに、血がつながっているというただそれだけの理由で、「娘」としての役割を演じなければならなくなり、戸惑いばかりを覚える。愛するか、憎むか、どちらかの感情を、どこからか要求されている気分になる。どちらも持たない場合はどうふるまえばいいのだろう。</p>

<p><br />
<br>自分の子供すらまともに愛せず、いまだに自分のことしか考えられない人生を送っている父のことを、他人ごととして眺めれば、かわいそうな人だと思うこともある。<br />
それでも絶縁してから後に金の無心がなく、それきりのことで終わったのは、わたしへのわずかばかりの愛情、あるいは罪悪感なのかもしれない。とも考える。<br />
父が家族を捨てたことを心から悔いて、親としての責任を一切果たさなかったことについて真正面から許しを請うてきたら、わたしはどうするだろうか、と想像したこともある。<br />
ある人に、父が謝罪したら許せるかと聞かれて考えたのだ。たぶんわたしは、「許すも許さないもないです」と言うだろう、とこたえた。<br />
そういう「父親としての言葉」を切実に必要としていたのは、せいぜいが思春期の頃までのわたしであり、今のわたしは父に謝罪されるべき存在ではないからだ。<br />
「あのときのわたしに言ってあげて。わたしは謝られる対象じゃない」と戸惑うばかりだと思うのだ。</p>

<p><br />
<br>わたしにはすでに父を許す権利もない。許す許さないという関係性を放棄しているから。あなたはわたしにとって「なんでもない」存在なのだから、罪悪感を背負っていく必要はない。子供など初めからいなかったと思って、今まで通り、一人で自由な道を歩いていってください。<br />
皮肉ではなく本心から、たぶん、そんなようなことを言うと思う。<br />
「それはなじられるよりもきつい」<br />
父を許せるかと聞いた人は、悲しそうな顔でわたしを見た。<br />
泣きながらなじって罵倒して唾を吐きかけて土下座させることができる人の方が、相手に対してまだ愛情があるのだろう。「親というものは子を愛しているものだ」と信じることができる証明でもある。</p>

<p><br />
<br>だけどわたしにとって、そういうことのできる時期はとうの昔に過ぎた。今のわたしは、許すこと、或いは、許さないことによってさえ生じる関係性をあらかじめ否定している。<br />
取り返しの付かないこと、二度と元通りにならないものが世の中にはあるのだ。</p>

<p><br />
<br>今となっては、父はああいう風にしか生きられない人だったのだなあ、一生何かが欠けたまま生きて死んでいく人なのだなあ、と思っているし、そういう生きかたしかできない人がこの世に存在することを受け入れてもいる。<br />
だけど同時に、実の父親に向かって、「母には十分愛されたからもうそれでいいです。あなたも自分の人生をお幸せに。」としか言いようがない自分にも、どこかしらぽっかりと欠落した部分があるという自覚がある。</p>

<p><br>「親だからといって子供を無条件で愛するとは限らない。親に愛されたとすればそれは僥倖である」<br />
という真理を、人生の初期に身を持って知った者は、この欠落から逃れられないのかもしれない。</p>

<p><br />
<br><div class="doZON_box"><div class="doZON_img"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167267047/noraneko05-22/ref=nosim" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51A8PDDHAQL._SL75_.jpg" alt="ファザーファッカー (文春文庫) / 4167267047" border="0" onload="if(this.width=='1'){this.src=('http://images-jp.amazon.com/images/G/09/icons/books/comingsoon_books.gif')}" /></a></div><div class="doZON_product_name"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167267047/noraneko05-22/ref=nosim" title="ファザーファッカー (文春文庫)" target="_balnk">ファザーファッカー (文春文庫)</a></div><div class="doZON_author"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/external-search?tag=noraneko05-22&encoding-string-jp=%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E&index=Books&keyword=%e5%86%85%e7%94%b0%20%e6%98%a5%e8%8f%8a" target="_blank">内田 春菊</a></div><div class="doZON_manufacturer"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/external-search?tag=noraneko05-22&encoding-string-jp=%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E&index=Books&keyword=%e6%96%87%e8%97%9d%e6%98%a5%e7%a7%8b" target="_blank">文藝春秋</a></div><div class="doZON_releasedate"></div><div class="doZON_asin">ASIN:4167267047</div><div class="doZON_show_detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167267047/noraneko05-22/ref=nosim" title="ファザーファッカー (文春文庫)" target="_balnk">この商品の詳細を見る</a></div><a href="http://bayashi.daa.jp/"><div style="font-size:10px;text-align:right;text-decoration:none;color:#999999;">b</div></a></div><br clear="all" /></p>

<p><br><div class="foot2"><small><br />
<a id="f20080416-1" href="#b20080416-1">*1</a>:  細部は違っているかもしれない。わたしはこの話を読むと動悸が激しくなるので読み返せない。<br />
</small></div></p>]]>
</content>
</entry>

<entry>
<title>「王様は裸だ」と指摘したらキレられる件について（非モテ論議の問題点）</title>
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<summary type="text/plain">● （※前回の続きなので、非モテ問題関連にあまり興味のない人はスルーお願いします...</summary>
<author>
<name>ナツ</name>
<url>http://noraneko.s70.xrea.com/mt/</url>
<email>noraneko@s70.xrea.com</email>
</author>
<dc:subject>01000800|net|ネットウォッチ</dc:subject>
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<![CDATA[<p>● （※前回の続きなので、非モテ問題関連にあまり興味のない人はスルーお願いします。）<br />
<a href="http://noraneko.s70.xrea.com/mt/archives/2008/0404000320.php" target="_blank">前エントリ</a>について「批判対象を特定しろ」というツッコミがありました。<br />
前記事でブクマにリンクしてあるから、それを見れば言わずもがなだと思うけど、<a href="http://b.hatena.ne.jp/myfoot" target="_blank">myfootさん</a>のコメントの酷さはわかりやすいですね。<br />
</p>]]>
<![CDATA[<p><br />
<blockquote>[あーあ]なにこの粘着さんは。きめえ <br />
[増田]で書いてるヘタレのお前に言われてもなァ <br />
[非モテ]“かわいそう”ねえ…例に漏れず上から目線で偉そうなことで。後から後から非モテ論議にたかる蛆ってこんな奴ばっかだね。 <br />
[非モテ]こういう２重の茶化しを入れる手合いが一番の害悪だよなあ。そのかがやきはうんこそっくり。 <br />
[う●こ]本人自己申告の修羅場なんて非モテの自分語りと大して違わなくね？なのにこっちは信奉する訳ね。／傷つけようなんて微塵もなくて、マジにイラついただけなんだけど、それが悪いか？茶化してんじゃねえよ屑。 <br />
[あーあ]自分の性格の醜悪さに気づけ、ボケ。／らじおさんのブクマ米に対する反応がらしいというか何というか…非モテがアレなら非非モテの人も大概だよね。この人といいイカおばちゃんといい、さ。 <br />
[恋愛]あ、わかった！この人はブスなんかじゃなくて“性格”ブスなんだね。救い様が無い位の。／自分がハラスメントされるのが嫌な癖に人を平気で値踏みすんなよクソが。 <br />
[恋愛][ﾊｲﾊｲｸﾏｸﾏ]「仕事ができる男は、例外なくモテる。」恋愛脳で異性を平然と採点するクソ女。馬鹿じゃねーの？ </blockquote></p>

<p><br>実際にこういうコメントを一方的に付けられて、反論ないし対話の余地があると感じられる人がどれくらいいるのかな。「こんなの大してひどくない」と言ってる人がいますが、自分がいきなり知らない人からこういうコメントを付けられたらどう思うかを、まったく想定していないとしか思えない。<br />
批判や反論でも筋が通してあって、こちらの再反論にまじめに耳を傾ける姿勢があるならいいけど、上記のブクマコメントにそういう「話の通じそうな」雰囲気を感じられるかと言えば、全然感じられない。筋も中身もない。<br />
エントリのような長い文ならまだしも、ブコメのような100文字の短文の中に罵倒や中傷を混じえれば、ちゃんと相手に伝わるようなまともな批判や反論が書けるはずが無いじゃないですか常識で考えて。</p>

<p><br><blockquote>2008年04月05日  ohnosakiko >前回のエントリの主目的は、彼らに対する「悪意あるこき下ろし」>↓「非モテ論議初心者」の注意を喚起することの方が目的／どちらだろう。後者の形を借りて前者をしたかった？</blockquote></p>

<p><br>どちらもです。myfootさんみたいな非モテにはいいかげんウンザリだから、「こき下ろしたい」のと、「<strong>そういう非モテに絡まれる危険がある</strong>から、言及法には注意したほうがいい。具体的にはこれこれこういうことを書いたら反発を招くよ」・・・と、非モテをよく知らないまま言及する人に対して、ネタ混じりに注意しておきたかった。これは前回書いた通りです。</p>

<p><br>筋の通った批判・反論が返ってくるのは想定内のこととしても、「蛆」とか「カス」とか感情的にキレた罵倒をされるのは誰だってイヤでしょう。<br />
「他の人の悩みについて言及・アドバイスするのはいいが、非モテの悩みについては書かない方がいい」といってしまうと、「非モテはかわいそうな人だから<strong>特別に</strong>気を遣え」みたいな言説に与することになるので反対ですが<sup><small>(<a href="#f20080408-1"  title="大体これこそが上から目線だ" id="b20080408-1">*1</a>)</small></sup>、過敏なリアクションがある可能性を想定（覚悟）した上で書いた方がいい、と思っています。何も知らずに軽く非モテ問題に言及して、いきなり「クソ女」「うんこ」みたいなネガティブコメントをつけられるとショックを受けると思うんですよね。<br />
<strong>非モテっていったい何なの？　どうしていきなり顔も知らない相手にこれほどまでの憎悪に充ち満ちた感情をぶつけてくるの？</strong>と。<br />
他の問題でここまで激烈な反応が返ってくることはあまり無い。少なくともはてな界隈では、非モテと非コミュ問題は鬼門です。</p>

<p><br>そして、当初は非モテに対してわりとニュートラルであった初心者も、しょっぱなの言及でこういうことをされると、「非モテは攻撃的だし、しつこいから関わるのをやめよう」ということになる。<br />
その結果どうなるかというと、2chとかはてな匿名ダイアリーみたいな場所で非モテ叩きがはじまったりするわけです。そうなると、以前の自分の発言に責任を持つということを誰もしないから、ほとんど建設的議論の余地がない。それぞれ言いっぱなしになってしまう。</p>

<p><br />
<br>それって非モテと、非モテ問題に多少なりとも関心のある人双方にとって損失だとわたしは思うんだけど、自称非モテの人たちにはどこまでその自覚があるのか気になるんですよ。<br />
rAdioさんはその点明確に自覚的ですね。「<strong>非モテを同和問題のようにタブーにしたい。部落と同じ弱者利権が欲しい</strong>」とハッキリ書いていますから。<br />
昔の部落解放同盟のように、「少しでも関わったら、糾弾会をされつるし上げを食らう」と気持ち悪がられてもいいと思うならそれで結構ですが、そんなことを本気で望んでいる非モテがどれだけいるのかなあ。それは差別と隣り合わせの茨の道ですが、そこまでの覚悟があるんですかね。ただでさえ今でも、他人からの嫌悪感や否定に人並み以上に敏感なのに。</p>

<p><br />
<br>事実、ネガティブキャンペーンを自らやってる非モテのせいで、「非モテネタは面倒だ。変なのに絡まれる危険がある」という空気が（はてな界隈では）厳然としてあるし、それはわたしが<a href="http://noraneko.s70.xrea.com/mt/archives/2008/0402001913.php" target="_blank">この記事</a>を書こうが書くまいが以前からあったことです。表立って指摘する人がほとんどいないのは、絡まれるのが嫌だからでしょう。<br />
罵倒されても自分のブログで言いたいこと言ってるわたしのような図太い神経の人ばかりじゃないですから。</p>

<p><br>そのあたりのことについては、<a href="http://d.hatena.ne.jp/oya03/20080404/1207324753" target="_blank">こちらの方も書いておられるんですが</a>、おおむね非モテ界隈では共有されているはずのこの認識について率直に指摘すると、批判者の口を封じようと必死になる非モテが多い。<br />
「王様は裸だ」（過激派非モテは面倒だよ）と言う人間を黙らせれば王様が裸でなくなるわけでもないので、周囲は「あいつ裸だ」と心の中では馬鹿にしつつ、「絡まれるのが嫌だから腹の中で嘲笑しながら黙っている」という状況になります。肝心のmyfootさんみたいな非モテは放置されるので、「俺は正しい」と勘違いしてますます暴れ、非モテはますます嫌われるというネガティブスパイラル。<br />
「非モテへの悪印象を無くしたい」から、わたしのような批判者に反論しているにしては、やりかたがどうにも納得がいかないのです。<br />
 <br />
<br><blockquote>2008年04月05日  rag_en hatena, 男女 ていうか、「カルト」ってのも大概罵倒に属する発言だと思うんですけどど。 </blockquote></p>

<p><br>「世界観がカルトに近い」という意見に、「それは違う」と思うなら、真正面から反論すればいいだけの話では？　「〜で〜だから、非モテの思想をカルトに喩えるのは不適切である」と。いくらでも反論の余地はあります。<br />
その言い分に筋が通っていれば、わたしも意見を引っ込めざるを得ないし、ちゃんとした反論にはちゃんと答えます。「カス女」とか「蛆」のように言いっぱなしの感情的な罵倒では、反論の余地すらないんですよ。<br />
「イラついたから言っただけ。茶化してんじゃねえ屑」←myfootさんは実際こんな感じで終わりです。</p>

<p><br>そこがまったく違うのに、何でもかんでも同じレベルだと言い張って問題点を曖昧にしようとするのは逃げですね。結局、myfootさんのやってるような罵倒そのものは擁護できないから、「お前も同じだ」とか「他のみんなもやってるのに」とか、言を左右にして話をそらしているだけ。<br />
それこそ正直に言えばいいと思う。「本当は俺も女を罵倒したい。それを気兼ねなくやっている非モテを賞賛したい。彼の歯に衣着せない攻撃に内心溜飲を下げているのだ。彼は俺達の代弁者である。自分で直接やったら叩かれるからできないけどね！」と。</p>

<p><br>そうではなく、「<strong>極端におかしな例を挙げて非モテ全体を批判するな</strong>」という言葉が真実ならば、やっぱりmyfootさんのようなやりかたは間違っていると思われますが。</p>

<p><br />
<br>で、前回も書いたけど、定期的に非モテの中にこういう人が出てきて、なんとなく保護されてる雰囲気なのはなんなんだろうなーと思って見てるわけです。「ガス抜き係」みたいな非モテが数人いて、「穏健派の鬱屈した本音の代弁者」としての役割を課せられているのかな、とか。<br />
「俺は穏健派だから関係ねぇ。過激派は俺も迷惑だからどんどん叩けばいいよ」という人があまり居らず、批判が起こるたびに批判者の方にだけ反応するのはなぜでしょうか。<br />
彼らにいつまでも攻撃的に暴れていてもらい、議論をグダグダにして欲しいという気持ちがあるのだろうか、と疑問視せざるを得ません。</p>

<p><br><div class="foot2"><small><br />
<a id="f20080408-1" href="#b20080120-1">*1</a>:  大体これこそが上から目線だ</small></div><br />
</p>]]>
</content>
</entry>

<entry>
<title>非モテ論議続き（temtanさんへの回答）</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://noraneko.s70.xrea.com/mt/archives/2008/0404000320.php" />
<modified>2008-04-03T22:42:09Z</modified>
<issued>2008-04-03T15:03:20Z</issued>
<id>tag:noraneko.s70.xrea.com,2008:/mt//2.279</id>
<created>2008-04-03T15:03:20Z</created>
<summary type="text/plain">● 前回のエントリの非モテ論議が失敗するありがちなパターンについて、細かいツッコ...</summary>
<author>
<name>ナツ</name>
<url>http://noraneko.s70.xrea.com/mt/</url>
<email>noraneko@s70.xrea.com</email>
</author>
<dc:subject>01000600|danjyo|ジェンダー</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://noraneko.s70.xrea.com/mt/">
<![CDATA[<p>● 前回のエントリの<a href="http://noraneko.s70.xrea.com/mt/archives/2008/0402001913.php" target="_blank">非モテ論議が失敗するありがちなパターン</a>について、細かいツッコミが入ったのでお答えします。</p>

<blockquote>「議論が失敗する」のが「極端なケース」ではなく良くあることならば、「ありがち」というのは何を指していて「極端なケース」は何を指しているのでしょうかね？
<br><a href="http://d.hatena.ne.jp/temtan/20080402/1207108082" target="_blank">Diary of Dary</a></blockquote>]]>
<![CDATA[<p><br>非モテ論議に首を突っ込んだばかりの初心者は、わたしもそうだったのだけど、<a href="http://noraneko.s70.xrea.com/mt/archives/2008/0402001913.php" target="_blank">前エントリ</a>に書いたような提案をする人が多いんですよ。「相性の合う人を捜せばいい」的な楽観論を提示したり、自分や周囲の人の恋愛経験から語ったり。それがまず「ありがちなパターン」ということ。<br />
ところがそれらの意見は、まずもって非モテに受け入れられたためしがない。多くの非モテは、「非モテのことを分かっていない。それ以前の問題なんだ」と消極的に否定し、一部の「極端な」非モテは、ブコメないしコメント欄で論者を罵倒したり、痛烈な人格攻撃をはじめる。これもありがちなパターン。<br />
つまり、どっちにしろ否定的な反応しか得られないし、反論から議論が発展する、ということもあまりないので、議論を目的とした場合、提案をした時点ですでに「失敗」している。結局のところ有効なアドバイスにもならないので、その意味でもまあ「失敗」かと。</p>

<p><br />
<br>ただし、いくら非モテにとっては「的外れな論」であったにしても、論者への人格攻撃や言葉尻をとらえることに終始したり、「<strong>どうせお前は非モテを"上から目線"で見下したいだけだろ？　キモイと思ってるんだろ？　オナニーして死ねとか思ってるんだろ？</strong>」というねじくれた解釈をして攻撃する必要はないはずです。<br />
そういう「極端な」非モテがしゃしゃり出てくると、必ずと言っていいほど議論がグダグダになります。彼らは論者を完全に「憎むべき敵」と見なしているので、相手の言葉を正しく理解しようという気もなければ、内容に対するきちんとした反論をする気も、はなからないわけですから。</p>

<p><br />
<br>そういう悪意ある非モテに対してはいいかげんウンザリしてるので、前回のエントリの主目的は、彼らに対する「悪意あるこき下ろし」です。それを隠すつもりは毛頭ないんですけどね。ダダ漏れなんだから。<br />
それとは別に、これから非モテについて言及する人に対して、「<strong>非モテ論議においてこういう提案をすると、こういう反発をされる可能性がある</strong>」という、注意喚起の意図があって書いてます。前回記事で述べているように、もともとは<a href="http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/fancybox/20080326/1206539027">このブクマ</a>とか<a href="http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/fancybox/20080318/1205851118" target="_blank">このブクマ</a>のコメントを読んでいて考えたことですから。<br />
ただ「注意しろ」と書くのはすこし押し付けがましいし大きなお世話なので、「私的メモ」というエクスキューズを付けて内向きにしておいただけ。<sup><small>(<a href="#f20080404-1"  title="結局説明してるから意味ないけど。" id="b20080404-1">*1</a>)</small></sup></p>

<p><br />
<br>それともうひとつ。<br />
たしかにこういう「極端な非モテ」はごく一部の存在ではあるのだけど、多数派の穏健な非モテにとって、彼ら「こじれた非モテ」は、一体どういう存在なんだろう？という疑問を常日ごろから持っているんですよね。<br />
「同じ非モテとして恥ずかしい」のか、「頭がおかしい」と思っているからこそスルーの対象なのか。「賛同はしないが、同じ非モテとして同情する」から黙殺しているのか。<br />
それとも、「そんなおかしな非モテは一部だろう！」と我々には言いつつ内心では、彼らの露悪的なルサンチマン、少しのためらいもない他者への攻撃性に、心の中で共感したり、拍手喝采したり、溜飲を下げているのではないか。</p>

<p><br>論者が女性だというだけで蔑視してみたり、<br />
自分は他人を馬鹿にしまくるのに、自分が少しでも馬鹿にされたと感じると、「<strong>非モテの苦悩は</strong>深刻なのに茶化しやがって」と憤ったり、<br />
「本田透の虐待された過去はかわいそう」と言う人がいれば、「上から目線で見下してる蛆」と憎しみを込めて中傷したり、<br />
非モテへの意見や批判はすべて、「要するにオナニーして死ねってことだろ？」と極論でまとめたり、<br />
弱者であることを盾にして発言責任から逃れつつ、「強者」と認定した相手を攻撃したり、<br />
はては、恋愛の話を非モテの前でするだけで差別だから、自由恋愛を制限して恋愛格差をなくすべしと唱えてみたり。</p>

<p><br>自分がやりたくてもできないこと、言いたくても言えないことを正直に喚き散らし、欲望をむき出しにして暴れている。<br />
そうした存在が穏健な非モテにとっても必要だからこそ、彼ら「攻撃的な非モテ」の存在は容認されているのではないか。<br />
「容認などしていないし、賛同もしていない」というのであれば、彼らを非難する者が現れるたびに、「そんなのは一部だろ。あんたはわざわざ極端な例を出して叩いてるだけだ」という反論に終始し、彼らの存在そのものについて議論しよう、という姿勢を示す非モテがほとんどいないのはなぜなのか。<br />
そうした疑惑が湧いてくるわけです。今回もおおむねその通りの展開ですし。</p>

<p><br />
<br>「こじれた非モテ」の罵倒はただの逆ギレで、まともな反論を相互に行って論を煮詰めていけるような代物ではない。しかし、「ただの逆ギレだから」とスルーしていてもこれらはなくならない。<br />
あらたに非モテ論議に参入する初心者（モテ）が現れるたびに、飛んでいって攻撃し、その「初心者」が、非モテのことをもっと深く知ったり、誤解が解けるひまもないうちに、非モテに対する悪印象を植えつける。<br />
こういうことのくり返しが、非モテ全体にとって弊害であるということについて無自覚過ぎやしないかと思うので、極端な例を提示してるわけです。</p>

<p><br>「非モテ」がマイノリティだからこそ、一般人にとっては「よく知らない」存在だからこそ、こういう状況は致命的なんじゃないでしょうか。そもそも<strong>「非モテ語り初心者」が、非モテから見て的外れな言及をすることが多いのも、「非モテをよく知らない・誤解している」部分があればこそ</strong>なわけでしょう。<br />
「非モテ問題を少しでも正しく知ってもらいたい」という気がないんでしょうか。ないなら、そもそも「非モテ」を自称してブログで問題提起しているのは、いったい何のためなのかという話になる。<br />
誤解されたり悪印象を持たれたまま、言及・批判をされることに文句を言うのも筋違いだということになります。<sup><small>(<a href="#f20080404-2"  title="「言及自体をやめろ」という権利も最初からない。言及されたくなければ非モテを名乗ってネットで活動することをやめればいいだけ。" id="b20080404-2">*2</a>)</small></sup></p>

<p><br>また、「非モテを誤解している論者」は放置せず速攻で叩くのに、一方で「まともな反論を放棄し、中傷や曲解しかしない非モテ」を放置するとしたらフェアじゃありません。<br />
加えて、彼らがなしくずしに議論をグダグダにしていくのを黙視するのは、結局のところ「非モテを誤解させる要素」を温存することにつながります。<br />
temtanさんをはじめとする非モテの多くは、わたしに対しては、「<strong>非モテ全体に悪印象を持たれるような極論はやめろ</strong>」と非難するのに、そもそもの問題である「こじれた非モテが発言する極論」に対しては、「非モテ全体に悪印象を持たれてしまう」という危機感をまったく抱いていないらしいことが不可解です。</p>

<p><br />
<br>こういうことを言うと、「女だって悪事を犯している女をいちいち糾弾しないじゃないか。女全体が悪印象を持たれてもいいってことか？」みたいなおかしな反論をする人がいるんですが、ネットにおける「非モテ」というのは、男性・女性という生物学的なカテゴリとは違う、一種の思想集団みたいなものですよね。モテなくても「非モテ」を自称していない人はごまんといるんですから。<sup><small>(<a href="#f20080404-3"  title="逆に、既婚者・恋愛経験者でも非モテを名乗っている場合もある" id="b20080404-3">*3</a>)</small></sup></p>

<p><br>モテないことをアイデンティティにし、モテないことによる苦悩や疎外感をよりどころにしてレーゾンデートルを問うているような存在。「恋愛資本主義」「恋愛至上主義」などの造語による主張・世界観からみても、あえていえばカルトに近い。<br />
たとえば、オウム真理教がサリン事件を起こしたら、在家信者までが迫害されたように、「ものの考え方・価値観・世界観」をおおむね共有する者たちが、<strong>わざわざ自称している</strong>属性が「非モテ」であるならば、ある非モテの「非モテとしての発言・自己主張」が、他の非モテにも影響を与えるのは避けられないことだと思うのですが。<br />
そのへんについての無自覚さが気になるわけです。</p>

<p><br>わたしもそういう、「こじれた非モテ」とのグダグダな言い合いに火をくべている点は自覚しつつも、たいがい学習能力がないので、懲りずにまたツッコミを入れる。ということを繰り返していますから、確かに自戒の意味はあまりありませんけどね。<br />
ただしスルーしてもまた別の論者に粘着して議論をグダグダにするだけです。<br />
それは不毛な行為であり、そんなことをしてもさらに非モテ叩きが加速するだけだと批判すれば、「俺達に黙ってオナニーして死ねと言うのか」と逆ギレ。以下ループ。<br />
この非モテ論議におけるネガティブスパイラルに変化をもたらすためには、外部による批判よりも、非モテ自身による自己批判が必要だと思うのですが。<br />
さて、非モテ自身は「こじれた非モテ」の存在をどう考えているのでしょう。</p>

<p><br>わたしの言いたいことはそんなところですが、ご理解いただけたでしょうか。</p>

<p><br />
<br>● そして今回のブクマも例示通りのコメントがついている件について。</p>

<blockquote>「重度の非モテは手の施しようが無いから黙って独りで生きて死ね」「その辺は俺もすげえ同感っていうか〜独りでオナニーしてろって話なわけで」でお馴染みの </blockquote>

<p><br> ↑ これは<a href="http://noraneko.s70.xrea.com/mt/archives/2008/0402001913.php" target="_blank">前エントリ例文</a>の（３）に相当するコメントですね。</p>

<p><br><blockquote>（３）「モテたくないならモテなくても良いじゃん？　同じとこでぐるぐる回ってないで、一人で趣味にでも没頭したらどうだろう」と提案するとキレられる</blockquote></p>

<p><br>モテたい非モテに対して、「異性と親しくなるにはあーしてこーして」という話をすると、「モテたくない人」がやってきて、「モテを強制するな恋愛至上主義者め」と罵られ、<br />
モテたくないと言ってる非モテに対して、「誰とも恋愛する気がないなら、趣味を楽しみながら一人で生きるのもひとつの生き方だよね」という話をすれば、「モテたい人」がやってきて、「非モテは黙って一人でオナニーして死ねってことですか。あーはいはい」と悪意に満ちた解釈をされる。</p>

<p><br>みたいな法則が発動してますね。<br />
このコメントに限らず、非モテ論議におけるすべての発言について、「非モテ、あるいは非モテ論議にとってマイナスかプラスか」で考えるより、「発言者が非モテかそうでないか」の方が重要だというのなら、もう何をか況やなんですが。</p>

<p><br><div class="foot2"><small><br />
<a id="f20080404-1" href="#b20080404-1">*1</a>:  結局説明してるから意味ないけど。<br />
<a id="f20080404-2" href="#b20080404-2">*2</a>:  「言及自体をやめろ」という権利も最初からない。言及されたくなければ、非モテを名乗ってネットで活動することをやめればいいだけ。<br />
<a id="f20080404-3" href="#b20080404-3">*3</a>:  逆に、既婚者・恋愛経験者でも非モテを名乗っている場合もある<br />
</small></div><br />
</p>]]>
</content>
</entry>

<entry>
<title>非モテ論議が失敗するありがちなパターン</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://noraneko.s70.xrea.com/mt/archives/2008/0402001913.php" />
<modified>2008-04-01T22:38:34Z</modified>
<issued>2008-04-01T15:19:13Z</issued>
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<summary type="text/plain">こちらのブクマコメントを見ていて、非モテ論議について今更ながら考えたこと。 ...</summary>
<author>
<name>ナツ</name>
<url>http://noraneko.s70.xrea.com/mt/</url>
<email>noraneko@s70.xrea.com</email>
</author>
<dc:subject>01000600|danjyo|ジェンダー</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://noraneko.s70.xrea.com/mt/">
<![CDATA[<p><a href="http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/fancybox/20080318/1205851118" target="_blank">こちらのブクマコメント</a>を見ていて、非モテ論議について今更ながら考えたこと。<br />
</p>]]>
<![CDATA[<p><br>「<strong>なぜ俺はモテない（異性に承認されない）のか？</strong>」<br />
とネットで悩んでいる非モテに向かって、「こういう対応をすれば異性と親しくなれるのでは」と言及すると、</p>

<p><br>（１）　「女の機嫌を取れと言うのか」「女に媚びろと言うのか」「お前は女に都合のいい男を作りたいだけなんだろ」「で、お前は何をしてくれるんだ？」とキレられる</p>

<p><br>（２）　『モテたいと思っていない』と主張する非モテが飛んできて、<br />
「非モテにモテのためのアドバイスをするのは、恋愛至上主義に脳が侵されている証拠。こっちはモテたいと思っていないのに大きなお世話だ。お前のような存在が恋愛資本主義をのさばらせ云々」<br />
と叩かれる</p>

<p><br>（３）　「モテたくないならモテなくても良いじゃん？　同じとこでぐるぐる回ってないで、一人で趣味にでも没頭したらどうだろう」と提案するとキレられる</p>

<p><br>（４）　「わたしの経験では・・・」と経験論で語ると、「恋愛経験者が<strong>上から目線</strong>でえらそうにほざくな」とキレられる<sup><small>(<a href="#f20080402-1"  title="『「上から目線ですかw」と言って「下から目線」を送る人は正直卑怯だなと思う』と書いていた人がいたが、激しく同意" id="b20080402-1">*1</a>)</small></sup></p>

<p><br>（５）　「今までは運がなかっただけでは？　相性が合わなかっただけかもしれないし。そのうち相性の合う人が現れるよ」と楽観論を提示するとキレられる</p>

<p><br>（６）　非モテ問題への言及者が女性である場合、男性の三倍（当社比）の勢いでキレられる<br />
（例：「女帝様」「おなご様」などと「性」をあげつらわれ茶化されたりする。これは、「<strong>女のくせに生意気</strong>」「<strong>女がそんなことを言うのは気に入らない</strong>」「<strong>女はこれだから</strong>」という性意識に依るものだと思われる。本人はそれが性的偏見であるという自覚がない）<sup><small>(<a href="#f20080402-2"  title="たぶんこのエントリへのブクマも以下略。" id="b20080402-2">*2</a>)</small></sup></p>

<p><br>（７）　単に愚痴りたいだけなのか、と放置しておくと、<br />
<strong>「なぜ俺はモテないのか」→「それは女が悪いから」→「今のおなご様はみんなビッチ」</strong><br />
と結論づけ、女叩き・リア充叩きが加速<br />
または<br />
<strong>「なぜ俺はモテないのか」→「それは社会が悪いから」→「打倒恋愛資本主義」</strong><br />
と、わけのわからん屁理屈を捏ねて社会批判やデモに走る</p>

<p><br />
<br>「モテないことに悩んでいる人」に対するアドバイスをわざわざ読んで、「俺はモテたくないのにモテの競争に参入することを強制するな」と腹を立てるのはお門違い。「俺はモテたくないから俺には関係ないな」と無視すればいいだけの話だと思われますが。<br />
たとえば、「<strong>意中のあの人をゲットしよう！この春はこんな誘い文句で決まりッ！</strong>」とかいう、女性誌のいかにもなモテ記事はわたしも常日頃ウンザリしながら読み流してるわけですが、あーいうのをわざわざ自分から読んで、「男に媚びるための方法を女に強制するのは女性全体への抑圧だ！」とマジギレするのはまったくの筋違いなわけで。<sup><small>(<a href="#f20080402-3"  title="まあ、たまにそういう痛いフェミもいるけど。ミスユニバースに反対する団体とか。" id="b20080402-3">*3</a>)</small></sup>ネタとして取り上げることはあっても、勝手にやってろとしか思わない。</p>

<p><br>最大の問題は、「モテたくないと主張している」のに、実際はモテない（異性に承認されない）ことに心の底から憤ったり絶望したりしている人のケース。<br />
「<strong>絶望した！三次元の女に絶望した！</strong>」という慨嘆は、女性に過大な期待を寄せていてその期待が裏切られない限りは、まず出てこない台詞である。<br />
「絶望している」ことをアピールし続け、「三次元女」が優しくしてくれないことへの不満を垂れ流しまくっている以上は、「相手に優しくされたり承認されたいなら、まず自分がこうしろ」と言われるのは自明である。さんざん女性を罵倒し不満をまき散らしたあとで、「別にモテたくないし、二次元さえあれば俺は満足なのに、どうしてモテを強制されなければならないのか！」と逆ギレしても説得力はありません。</p>

<p><br>もちろん、「モテないけど、そのことで女性や社会を恨んではいないし、一人でも十分楽しく生きていけます」と本気で言ってる非モテに対して、「異性に承認されたいならこうしろ」と言うのは要らぬお節介であり、価値観の押し付けである。女の承認に頼らずとも自己を確立し、己の価値観に沿って充実した人生を送っているという意味で、精神的に自立した立派な人だと言えましょう。</p>

<p><br />
<br>ちなみに上記の（１）〜（７）は、今まで自分が非モテ論議に関わって実際に経験したことと、人様の議論を観察した結果から、<strong>極端なケース</strong>だけを取り上げている。「非モテはみんなこうです」という話ではないので誤解なきよう。<br />
「非モテ論議がグダグダになるケースを省みると、必ずと言っていいほど上述のような展開になりました」という私的メモってことで。半ば自戒を込めて。</p>

<p><br><div class="foot2"><small><br />
<a id="f20080402-1" href="#b20080402-1">*1</a>:  『「上から目線ですかw」と言って「下から目線」を送る人は正直卑怯だなと思う』と書いていた人がいたが、激しく同意<br />
<a id="f20080402-2" href="#b20080402-2">*2</a>: たぶんこのエントリへのブクマも以下略。 <br />
<a id="f20080402-3" href="#b20080402-3">*3</a>:  まあ、たまにそういう痛いフェミもいるけど。ミスユニバースに反対する団体とか。</small></div></p>]]>
</content>
</entry>

<entry>
<title>ひとり暮らししてる妹が実家に戻ってきたときの猫の反応</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://noraneko.s70.xrea.com/mt/archives/2008/0314000730.php" />
<modified>2008-03-13T16:05:03Z</modified>
<issued>2008-03-13T15:07:30Z</issued>
<id>tag:noraneko.s70.xrea.com,2008:/mt//2.277</id>
<created>2008-03-13T15:07:30Z</created>
<summary type="text/plain">猫　　　「ねえ、あの人何なの」 わたし「下のお姉ちゃんだよ」 猫　　　「お姉ちゃ...</summary>
<author>
<name>ナツ</name>
<url>http://noraneko.s70.xrea.com/mt/</url>
<email>noraneko@s70.xrea.com</email>
</author>
<dc:subject>07000100|nikki|散文的日常</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://noraneko.s70.xrea.com/mt/">
<![CDATA[<p>猫　　　「ねえ、あの人何なの」<br />
わたし「下のお姉ちゃんだよ」<br />
猫　　　「お姉ちゃんは一人しかいないよ」<br />
わたし「実はもう一人いるんだよ」<br />
猫　　　「うちはお母さんとお姉ちゃんとあたしの三人家族じゃん。あの人、よその人じゃん」<br />
わたし「違うところに住んでるけどあの人も家族だよ。もものお姉ちゃんなんだよ」<br />
猫　　　「・・・・・」　（納得してない）<br />
妹　　　「・・・ガン見されてるんだけど・・・」<br />
わたし「ただ見てるだけだよ」<br />
猫　　　「・・・・・」　（妹の一挙手一投足を追い続ける）<br />
妹　　　「・・・見張られてるんだけど・・・」<br />
わたし「あんたがもっとかわいがってやればなつくよ」<br />
妹　　　「いや違う。この目はライバルの目だ。末っ子として私をライバル視してる」<br />
猫　　　「あたりまえだろ。こっちが末っ子なんだよ（笑）　後からしゃしゃってこられてお前マジ迷惑。とっとと出ていけ（爆）」</p>]]>
<![CDATA[<p><br>↑　実話です。いやマジで。<br />
ついでなので、ネットで見つけたコピペも貼っておく。</p>

<p><br><blockquote>今日さ､帰り道にぬこが居たんだ｡白に茶色の模様が入っためちゃくちゃ可愛いぬこでさ､近付いてってしゃがんでみたらすげぇなついてきた｡<br />
(*´∀｀*)って顔になりながらずっと撫でたりしてたら､結構時間たっちゃって帰ろうとしたら､ぬこがトコトコついてくるんだよ！<br />
「俺のこと好きなのかー！」って最初は思ってたんだけど、どこまで行ってもついてくる｡<br />
で､車の通りが多い通りに出てしまった｡<br />
俺はここを渡らなきゃいけない｡<br />
｢にゃーにゃー｣鳴きながら渡れないぬこ｡<br />
俺が行ったらぬこもついてくるだろうし…もしも車にひかれでもしたら…とどうしようも出来ず立ち止まる俺｡<br />
どうしたら良いのか分からずに泣きそうになってた時だった｡</p>

<p><br>｢ ま だ 猫 と 遊 ん で た の ？ ｣</p>

<p><br>そう話しかけて来たのは小３位の小学生…<br />
…お前いつから見てたんだよ！と恥ずかしくなりながらも、<br />
「なんか遊んでたらついてきちゃって、どうしたら良いか分かんねぇし…」<br />
と答えたら、<br />
「俺が猫の気をそらしとくから､その隙に走って逃げろ。」<br />
とのこと。</p>

<p><br>男前な小学生やな…とか、バイバイぬこたん…とか思いながら、今日は家路に着きました。<br />
しかし小学生に助けられる俺（26）って…orz </blockquote></p>

<p><br>トコトコついてくる野良猫。「俺がおとりになるからその隙に逃げろ」とか言っちゃう、男前すぎる小学生男児。猫が心配で車道も渡れず、自己解決もできず、涙目でパニクってるところを小学生に助けられる２６歳ヘタレ男・・・。<br />
これほど萌え要素満載のコピペは見たことがない。とにかくすべてに萌える。</p>]]>
</content>
</entry>

<entry>
<title>天才少女シンガーCharice Pempengco</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://noraneko.s70.xrea.com/mt/archives/2008/0311000446.php" />
<modified>2008-03-10T15:05:59Z</modified>
<issued>2008-03-10T15:04:46Z</issued>
<id>tag:noraneko.s70.xrea.com,2008:/mt//2.276</id>
<created>2008-03-10T15:04:46Z</created>
<summary type="text/plain">● ゴスペル・R&amp;B系の難しくて音域の広い歌を楽々と歌い上げる歌唱力を持つ15歳...</summary>
<author>
<name>ナツ</name>
<url>http://noraneko.s70.xrea.com/mt/</url>
<email>noraneko@s70.xrea.com</email>
</author>
<dc:subject>01000200|neta|気になるニュース・ネタ</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://noraneko.s70.xrea.com/mt/">
<![CDATA[<p>● ゴスペル・R&B系の難しくて音域の広い歌を楽々と歌い上げる歌唱力を持つ15歳の少女、Charice Pempengco（チャリス・ペンペンコ）が天才すぎる件について。</p>

<p><br>チャリスを知った経緯だが、もともとは別の天才少女の情報を追っかけていてこの子に行き着いた。素人が勝ち抜き戦で得意芸を披露して競い合う、「America's Got Talent」というアメリカの有名番組があるのだが、それに出演して、「11歳でこの歌唱力すごすぎ！」とyoutubeで話題になっていた白人の女の子がいた。それがBianca Ryan（ビアンカ・ライアン）で、Jennifer Hudsonの難度の高い曲を歌い上げる歌唱力と声量に、わたしも「アメリカは広いなー」と驚いたものだった。宇多田なんか当然目じゃない。→（<a href="http://jp.youtube.com/watch?v=ozDh4NQveJs" target="_blank">Bianca Ryanのyoutube動画</a>参照）</p>]]>
<![CDATA[<p><br />
<br>ビアンカは案の定、審査員にも観客にも大絶賛を受け、番組で優勝を勝ち取って歌手として全米デビューを果たし、クリスマスイベントでは大統領夫妻の前で歌うという栄誉まで得た。<br />
ところがそこで、「フィリピンにはビアンカよりすごい女の子がいる」と、youtubeでクローズアップされたのがチャリスの歌っている動画だった。</p>

<p><br>フィリピン国内ののど自慢大会を小学校低学年の頃から荒らしまくっていた経歴を持ち、ビアンカよりひとつ年上の1993年生まれ。<br />
歌唱力はチャリスの方が上だ、いや年齢から行けばビアンカの方がうまいとyoutubeユーザーの論争に火がつき、同じ歌を歌っている二人の動画を繋げて比較しやすいようにしたものがアップされたりして、すでに全米で有名になっているビアンカに負けず劣らずの名声を獲得したのである。</p>

<p><br>つまり、（ビアンカの対抗馬にされたおかげで？）youtubeで話題に → 韓国の番組からオファーが来て出演 → ますますネットで話題に → アメリカのメディアでも取り上げられる、という経緯を経て、アメリカでも有名人になっちゃったんですね。<br />
動画UPサイトごときで話題になってもなあ・・・と馬鹿にできない時代になったというか、アクセス数が驚異的な動画は世界中の業界人がチェックしてたりするから、どこからどう「アメリカンドリーム」につながるか本当にわかりませんね。</p>

<p><br />
<br>そんなこんなで、チャリスはついに昨年末、「The Ellen DeGeneres Show」というアメリカの有名トークショー番組（徹子の部屋みたいなもんなのかな？）に出演して、ビアンカ・ライアンが優勝したきっかけとなったのと同じ、「And I Am Telling You I'm Not Going」を熱唱した。<br />
ビアンカの歌ったときより年上ということもあって、やっぱりチャリスの方が格段にうまい。目をつぶって聴いていたら、とてもアジア人の少女とは思えない。発声法といい、完全に黒人女性シンガー、それも相当のボイストレーニングを積んできた成人の声である。</p>

<p><br><center><br><object width="425" height="355"><param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/V5TafXFYCYg"></param><param name="wmode" value="transparent"></param><embed src="http://www.youtube.com/v/V5TafXFYCYg" type="application/x-shockwave-flash" wmode="transparent" width="425" height="355"></embed></object></center><br />
<br>「And I Am Telling You I'm Not Going」と、Whitney Houstonの「I Will Always Love You」二曲続けての熱唱。</p>

<p><br />
<br>唯一懸念されるのは、チャリスがあまりにもステージ慣れしていて表現性もあざといところ。<br />
このうまさは彼女の心酔するホイットニー・ヒューストン他の、黒人シンガーの<a href="http://merrymakers.hp.infoseek.co.jp/dic_mu/dic_mu.html#c012" target="_blank">フェイク</a>（アドリブ）をそのままコピーしているが故のうまさではないのかと。つまり、歌がうまいというよりは「ものまね」の巧みさかもしれないという疑念が否めない。だとすれば、オリジナルの曲を歌ったらどうなるかわからない。<sup><small>(<a href="#f20080311-1"  title="余談だが、ビアンカ・ライアンの母親も日系アメリカ人。子供のくせに大人の歌（演歌など）をものまねで巧みに歌い上げるのは、日本の子供にも共通する特徴ですが。" id="b20080311-1">*1</a>)</small></sup><br />
ゴスペルやR&Bにつきもののフェイクは、自分なりに曲の解釈をして、その歌を自分のモノにしていないとできない。既存の曲ではなくオリジナル曲を歌うときは、黒人シンガーのフェイクをなぞるわけにはいかないので、実力がそのまま現れてしまう。声量やボイスコントロールだけは彼女の本当の財産だから、どんな曲を歌おうが変わることはないと思うけども。</p>

<p><br>とりあえず、ホイットニー・ヒューストンを育てた音楽プロデューサーがチャリスと契約したそうなので、いずれ全米デビューすることになるでしょう。そうなればまたyoutubeでも話題になると思うので、これからもチェックするつもり。</p>

<p><br />
<br>Charice Pempengcoの動画一覧<br />
・<a href="http://jp.youtube.com/watch?v=6jDpMdj4enQ" target="_blank">「I Have Nothing」by Whitney Houston</a><br />
・<a href="http://jp.youtube.com/watch?v=eAjsMFmvijY&feature=related" target="_blank">「LISTEN」by Beyonce</a><br />
・<a href="http://jp.youtube.com/watch?v=3JOF8zR66yU" target="_blank">「I Will Survive」by Gloria Gaynor</a></p>

<p><br>他にもたくさん動画が流れているので、興味があればyoutubeで検索してみてください。</p>

<p><br><div class="foot2"><small><br />
<a id="f20080311-1" href="#b20080311-1">*1</a>:  余談だが、ビアンカ・ライアンの母親も日系アメリカ人。子供のくせに大人の歌（演歌など）をものまねで巧みに歌い上げるのは、日本の子供にも共通する特徴ですが。<br />
</small></div><br />
</p>]]>
</content>
</entry>

<entry>
<title>猫も連れて行こう、好きにやればいい</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://noraneko.s70.xrea.com/mt/archives/2008/0307003052.php" />
<modified>2008-03-10T15:08:05Z</modified>
<issued>2008-03-06T15:30:52Z</issued>
<id>tag:noraneko.s70.xrea.com,2008:/mt//2.275</id>
<created>2008-03-06T15:30:52Z</created>
<summary type="text/plain">● 先日のエントリにこんなブクマコメントをもらいました。 自分は『深夜の悩み相談...</summary>
<author>
<name>ナツ</name>
<url>http://noraneko.s70.xrea.com/mt/</url>
<email>noraneko@s70.xrea.com</email>
</author>
<dc:subject>01000300|sinri|心理</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://noraneko.s70.xrea.com/mt/">
<![CDATA[<p>● <a href="http://noraneko.s70.xrea.com/mt/archives/2008/0303001019.php" target="_blank">先日のエントリ</a>にこんなブクマコメントをもらいました。</p>

<blockquote>自分は『<strong>深夜の悩み相談も引っ越しのボランティアも、貴重な週末を毎週他人との「感情の共有」のために使うこともまっぴらだと思っている</strong>』ような人こそ擁護したい。「性根が曲がった人は誰も省みない」とは言わせない。ここに省みる人間が一人、確実に存在する。
<br>（※意味がわかりにくいので引用部を少し追加してます）</blockquote>]]>
<![CDATA[<p><br />
<br>「なぜ俺は嫌われるんだ？」<br />
「なぜ俺は友達（恋人）ができないんだ？」<br />
「なぜ俺は愛してもらえないんだ？」<br />
「なせ俺の甘えだけは許されないんだ？」</p>

<p><br>という命題のエントリや発言について、「○○が原因だと思う」と言及すると、なぜかこの手のコメントがつくことが多いわけですが。</p>

<p><br>以前にも、「<strong>ネガティブだからって嫌われるとは限らない。俺はそういう正直な人の方が好きだ。うわべを取り繕って本心を明かさない人より、ネガな気持ちをそのまま表現する人の方が信用できる。なぜそういう人間が嫌われるなんて言うんだ！</strong>」と噛み付かれた覚えがある。<br />
そんなこと言われても、「なぜ俺は嫌われるんだ？」という苦悩に対して自分の見解を述べているだけなので困ってしまう。厳密に言えば原因なんて特定できないし、愛される理由も愛されない理由も数式のように答えが決まっているわけがないのだが、一般的に、「好かれやすい／人気のある／友達の多い」タイプ、またその逆というのは存在するわけだ。それすら認められないというのは何だかなあ。</p>

<p><br />
<br>ネガティブな人を好きならそれはそれで結構だと思うし、そういう人同士で理解し合うことを否定はしていない。誰かのために行動することも共感することも面倒だと考えている、そのくせ自分は指をくわえて同情・共感を期待しているような人の要求を満たすのは至難の業だと思うが、それが可能だと考えているなら止める理由はないわけだし。<br />
ただ、そういう人を「無条件で顧みる人」が決して多くないからこそ、彼らは孤独で、その孤独に耐えきれずにネットで憤懣をまき散らしている事実は事実である。<sup><small>(<a href="#f20080307-1"  title="ネガは嫌われる嫌われる書いてるけど、かくいうわたしもネガ側だ。だから友達が少ないわけで。" id="b20080307-1">*1</a>)</small></sup></p>

<p><br />
<br>そして、遠い場所からの「擁護表明」は、「そういう人には自分も直接関わりたくないけれど、擁護するフリをして自分の内心の甘えを肯定したい」という願望にしか見えない。誰かも言っていたが、それは自己憐憫だと思う。<br />
自分で直接ネガティブな主張をすると叩かれるのでやらないが、ネガティブな主張をしている人を探してきては自己投影し、「可哀相な人だから」と擁護することによって、自分の心の闇を他人に受け容れてもらおうとする心理の動き。<a href="http://homepage1.nifty.com/eggs/iryou/gihou/projectiv_id.html" target="_blank">このページ</a>では「他人を利用した自己愛」と説明されている。</p>

<blockquote>なぜこんなことをするのかというと、たとえば自己愛を映し出す場合で言えば、自我が貧弱なために自分で自分を愛することができないからなのです。自分に向き合おうとすると、どうしても見たくもない都合の悪い感情と向き合わざるを得なくなりますので、そういう不愉快な事態を避けるために、他人という鏡に自分を映し出して、そこに自己愛を注ぐのです。
つまり、極端な言い方をすれば、他人の人格や個性などはどうでも良くて、あくまでも自分の延長としての存在としてしか他人を理解しないのです。

<p><br>　これはたとえば弱者の救済という形で表現されることもあります。救いを求めている自分自身を、他人という鏡に映し出すのです。そして、そこに映し出された哀れな自分を、必死になって救おうとするのです。表面的には弱者を救済しようとしているように見えるのですが、本当に救おうとしているのは他でもない自分自身なのです。<br />
<br>しかし、実際に自分で自分を救おうとすると、「見捨てられた自分」という、苦痛に満ちた心理的現実と向き合わなければならなくなるのです。ですので、このような苦痛を避けるために、他人という鏡に自分を映し出して、そこに映った自分を救おうとするのです。そのために、利用できそうな都合のいい弱者を探し出すのです。そして、自分自身の悲惨な状況を省みることなく、他人を救済することだけに情熱を傾けるのです。<br />
<br>第三者の覚めた視点から眺めてみますと、「他人のことはいいから、自分自身のことをなんとかしたら？」と言いたくなるような状況が生まれるのです。</blockquote></p>

<p><br>とりあえず、「<strong>省みる人間が一人、確実に存在する。</strong>」とまでいうのなら、積極的にそういう人とお友達になってあげればいいと思うんですよ。ネットには孤独を抱えて発狂寸前になっている、「ありのままの俺（私）を愛してくれ」的非コミュ・非モテ系ブログが、ごまんと存在するのだから。<br />
彼らと個人的に親しくなり、甘えさせてやり、物理的・心理的リソースを割いてあげればいい。それをやってこそ、「性根が曲がった人は誰も省みない」という言説に打ち克てるんじゃないのだろうか。<br />
以前、<a href="http://d.hatena.ne.jp/Masao_hate/20071128/1196130745" target="_blank">それをやろうとして失敗した人</a>はいるけど、それは上記引用の通り、弱者（？）を利用して自分を憐れんでいるだけだったから失敗したのではないかと個人的に思っている。本気でネガティブな人と友達になってあげたい、誰も顧みなくても俺だけは性根の曲がった人に手を差し伸べるぜ！と思っているなら、四の五の言わずに実行に移して信念を証明すればいいんです。</p>

<p><br />
<br>「ネガな人は嫌いだ。親しくなれない」と言っている人に対して、いくら理屈で「ネガな人」を擁護しても、その人が好かれる日など来ない。たとえばディベートで、「ネガティブな人は自分に正直でステキな人だから男女問わず好かれる」という論陣を張り、「ネガティブは嫌われる」派を論破したとする。しかしそんなことをしても現実に好かれるわけでもないし、友達や恋人がその日のうちにできるわけもない。理論は現実を超えられない。<br />
愛を他人に強要することはできない。だから自分が愛してあげればいい。それだけの話だと思うのですが。</p>

<p><br />
<br>● ついでに、<a href="http://noraneko.s70.xrea.com/mt/archives/2008/0303001019.php#1852" target="_blank">こちらのコメント欄</a>で書いたやりとりも重要だと思うので引用しておきます。</p>

<blockquote>げぇさんwrote:
<blockquote>他人を頼って学びながら徐々に成長する人の方がウケが良い。甘えてるのに。 
<br>恩師に助けられたり、きっかけを与えてくれる人が現れて乗り越える話はみんな大好き。甘えてるのに。</blockquote>

<p><br>だれにとってウケがいいのかな？<br />
みんなってだれなのかな？</p>

<p><br>なんだか具体的な個人じゃない、もっと曖昧な誰かの視線を意識しすぎているように感じます。まず、するべきことは自分の身につけた自己解決能力をしっかりと誇りに思うことじゃないかな。(誰でもない）他人のどう思われるのかが先になってしまって本末転倒のような気がします。</blockquote></p>

<p><br>それができれば、少しは自信もつくと思うんですけどね。ただ、身を切られるような孤独に耐えかねている人は、他人に甘えることで他人と繋がりたいという欲求を持ってるので、自己解決能力を誇るどころじゃないのでしょう。むしろその能力は、「誰も自分を救ってくれなかった」今までの人生の証であって、呪わしいものにも思えるかもしれない。<br />
誇れば誇ったで、「甘え上手な人」を貶める言説と常にセットになってしまうので、人の反感を買うだけといういつものネガティブスパイラル。</p>

<blockquote>もちろん、おれも自分のしたことで他人が喜んでくれたり楽しんでくれたらすごく幸せだけど、それはやっぱり目の前にいる誰かのためなんですよね。なんとなく、この「誰でもない誰か」にたいする意識が非モテ問題の根底にあるような気がします。</blockquote>

<p><br>わたしもリソースリソース言ってるけど、それは「人に共感を要求するばかりで、人の気持ちを考える気がない人」にはギブ＆テイクで話すのが一番わかりやすいだろう、と思ってるだけで、自分の好きな人が本当に助けを求めているとき、普通はリソースの事なんて考えない。気がついたら体が動いている。見返りのことを考えてる余裕も当然ない。<br />
「あなたが苦しんでいるのを見るのが嫌だから」、「喜ぶ顔が見たいから」という<strong>自分の都合</strong>なんですよね。相手のためと言うよりは。そういうことをしてあげたいと思える相手が誰一人いないとすれば、それが本質的な問題ではある。</p>

<p><br>だけど、自分を深く憎悪している人間には他人を好きになる余裕がないこともわかっているので、とりあえず自分以外の人間の感情について考えること、あるいは、人の気持ちや個人的事情に興味が全く持てない自分を自覚することから始めた方がいいと思ってます。</p>

<p><br />
<br>● 上記のようなことを書くと、「俺だって人の気持ちを考えてる。それが相手にはリソースの消費として認識されないだけだ」という反発が即座に返ってくる気がするんだけど、相手が何を求めているのかわかっていないなら、相手の気持ちに鈍感だとしか言えないし、求めているモノとは違うモノを差し出したら突っぱねられることは当然あるわけだ。<br />
また、「別にあなたには何も求めていない」という人に対して勝手にリソースを割いても、要らぬお節介と思われて終わることもある。<br />
そんな経験ならわたしだって何度もしているし、そういう痛い目に遭ったことがない人の方が少ないだろう。相性が合わない相手にこだわり続けるのは不幸の元だ。</p>

<p><br />
<br>それらすべてを、「こちらの善意を受け容れない相手が悪い」、「自分だけが差別されている」という他罰論に帰結させてしまうこと自体が、「<strong>他人の気持ち・価値観・個人的事情を尊重していない</strong>」ということ。<br />
他人には他人の意志や価値観や好悪の感情があるのだから、自分の好意が受け入れられないことをいつまでも恨んでいないで相性の合う人を探した方が早い。<br />
また、誰が相手であろうが、「これだけして<strong>やっている</strong>のになぜ見返りがないんだ？」という怨嗟の迷宮をぐるぐる回ってるだけの人は、誰かのためにリソースを割くような生き方は向いていないということだから、孤独に生きるための覚悟を据えた方が精神的安定を得られると思います。</p>

<p><br>あるいは、前述のように、いわゆる「性根が曲がった人」にリソースを割くことで、自分の理想とする関係性を構築すればいいんじゃないかと。自分がしてもらいたかったことを、自分より孤独で他人に心を開かない人に対してしてあげればいい。同じような境遇の人同士なら、相手が何を求めているか直感が働くだろうと思うから。</p>

<p><br />
<br>でもネットの言論による、安全圏からの「ネガ非コミュ擁護論」は飽きるほど見かけるのに、そういう私的な関係性が継続的にうまくいってる例って寡聞にして知らないんだよなあ。<br />
「差別・疎外されている」と叫んでいる人同士で繋がっても、すぐに仲間割れが起きてまたばらばらになってしまう。うまくいってるのは「リア充（笑）」へのルサンチマンを分かち合っているときだけ。それ以上互いに近づくと関係は崩壊する。目をおおうばかりの不安定な関係性。<br />
それがわかっているからこそ、遠くから<strong>理論上のみ</strong>擁護している人が多いのかもしれないけど。でもそれって、自ら「嫌われもの・友達ができない」ってことを証明しているようなものじゃないのでしょうか。机上の空論による正当化に成功しても、現実には誰も友達にならないこんな世の中じゃポイズン。<br />
・・・まさにハリネズミのジレンマですね。</p>

<p><br><div class="foot2"><small><br />
<a id="f20080307-1" href="#b20080307-1">*1</a>:  ネガは嫌われる嫌われる書いてるけど、かくいうわたしもネガ側だ。だから友達が少ないわけで。<br />
</small></div></p>]]>
</content>
</entry>

<entry>
<title>誰かのために心理的リソースをどれだけ割いているか</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://noraneko.s70.xrea.com/mt/archives/2008/0303001019.php" />
<modified>2008-03-02T22:02:20Z</modified>
<issued>2008-03-02T15:10:19Z</issued>
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<created>2008-03-02T15:10:19Z</created>
<summary type="text/plain">● この記事を読んで考えたこと。 甘えるなと言われ続けて育つと人を頼る能力が育ま...</summary>
<author>
<name>ナツ</name>
<url>http://noraneko.s70.xrea.com/mt/</url>
<email>noraneko@s70.xrea.com</email>
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<dc:subject>01000300|sinri|心理</dc:subject>
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<![CDATA[<p>● この記事を読んで考えたこと。</p>

<blockquote>甘えるなと言われ続けて育つと人を頼る能力が育まれずに、代わりに自己解決能力だけが発達するけれど、世の中的には最初から最後まで全て自力でやり遂げる（そうせざるを得ない）人よりも、他人を頼って学びながら徐々に成長する人の方がウケが良い。甘えてるのに。

<p><br>人生の大切な局面で誰の助けも得られず歪んだ人は最後まで誰にも相手にされないけれど、恩師に助けられたり、きっかけを与えてくれる人が現れて乗り越える話はみんな大好き。甘えてるのに。<br />
<a href="http://d.hatena.ne.jp/mizukik/20070215/1171541975" target="_blank">素晴らしい人の甘えは綺麗な甘え</a></blockquote></p>]]>
<![CDATA[<p><br />
<br>他人の好意や愛情を信じ、助けを請う人、またそれが許されている人というのは、自分も他人に対する手助けを惜しまない人であることが多い。<br />
わたしの妹なんかがそうなのだが、夜中でも友達に泣きながら呼び出されたら、しょっちゅう飛んでいって24時間営業のファミレスで夜通し話を聞いてやったりしていた。次の日に学校だの会社だのがあってもだ。<br />
具体的な問題解決能力が優れているというわけではない。ただ、親身になって話を聞く姿勢だけはあるので、話を聞いてやって一緒に泣いてやる。そして「あの子がかわいそうだ」と、家に帰ってきてからも一人で憤慨している。<br />
そういうタイプなので昔から自然と友人が多く、自分も泣きたいときは、どんな時間だろうが友達を呼び出して話を聞いてもらったりしている。つまり、相互に甘えられる関係性を自分の力で構築している。</p>

<p><br />
<br>ちなみに妹は、今までけっこうあちこちに住居を移しているのだが、北海道から東京に就職した時を除けば、たぶん一度も、引っ越し業者に頼ったことはない。友人連中が集まって手を貸してくれるからだ。<br />
そのかわり、自分も友人の誰かが引っ越すとなったら、貴重な休日が潰れるのもかまわずにすっ飛んでいって手伝っている。自分も嫌な顔をせず面倒くさがらずに手を貸すので、友人にも遠慮なく手を貸してもらえるわけである。</p>

<p><br />
<br>わたしも人の引っ越しを手伝ったことくらいはあるし、友人の悩みに深夜まで耳を傾けたこともあるが、妹の場合は、いつでもどこでも呼び出せば助けてくれる友人の数もハンパないかわりに、逆に呼び出される回数も尋常ではなかった。わたしには友人関係にそこまでのリソースはとても割けない、とつくづく思う。<br />
相当な体力と、自分の時間を他者のために使う気力がなければ、ああいう人間関係を長年にわたって継続することはできないだろう。身近で見ていれば、妹をうらやましく思う気持ちも吹き飛んでしまうほどだ。</p>

<p><br />
<br>わたしは妹とは正反対のタイプで、どちらに近いかと言えば、引用先のブログ主の性格の方に近い。友達は少ないし、コミュ能力も低いし、「甘え上手な人はうらやましいなあちくしょー！」と、恨みがましく思うことも日常茶飯事である。<br />
ただ、前述のように、甘え上手の人（妹や友人）を観察してきた経験から、かれらが他人に一方的に甘えるばかりではないことをわたしは知っている。自分は何の見返りも与えないのに、一方的な甘えが許されている人間など、まず存在しないことも。<br />
親しくない者からは一見してそう見えても、実際には本人も相当なリソースを割いている。それを負担に思うかどうかに個人差があるだけの話だ。<br />
自分が泣きつくときだけ人を呼び出して、他人が困っているときは面倒くさがって手を貸さない、あるいは、「何か悩んでるようだけど、面倒だから気がつかないフリをしていよう」と知らんぷりするようなことが続けば、仲間うちの信頼は失墜するし、いずれ誰にも相手にされなくなるのは道理である。</p>

<p><br />
<br>何の力も持っていなくても、人の打ち明け話を聞いて一緒に泣いてあげることはできるし、その場を盛り上げて一緒に楽しむことはできる。「感情の共有」は、他人と繋がるための強力な武器である（それがたとえ見せかけであっても）。<br />
それが得意な人、積極的にそうしている人は、何か具体的な力（金銭やコネなど）を持っていなくても、いつの間か人の輪の中心にいることが多い。<br />
「他人との感情の共有」を避け、いつも一歩下がって外側から人を冷めた目で見ているような人間は、いざ自分が苦しいときにも甘えが許されない。<strong>「お前の感情を共有してやる義理もない」と、周囲は判断するからである。</strong></p>

<p><br />
<br>わたしの妹は、食事を作って出してあげたとき、何か物をあげたときなど、ただ「ありがとう」と言うだけではなく、「これすっごいおいしいねえ。あー、お腹空いてたから幸せ」、「これマジ面白い。マジウケル。これはいいわ」などと、かなり大げさに感謝したり、大爆笑して喜んでいたりする。姉や母という我々家族に対してすらそうなのだ。<br />
わたしはひねくれているので、「あいかわらずテンション高いなー。疲れないのかなあ」と皮肉っぽく観察していたりするのだが、それでもそこまで喜ばれれば悪い気はしない。またおいしいものを作って食べさせてやろう、という気持ちにもなる。<br />
わたしのように性格が悪くない人なら、こういう嬉しそうな態度に自分まで嬉しくなって、もっともっと何かしてあげたいという気持ちになるだろうことは、容易に想像がつく。</p>

<p><br>ただ、こういう人は喜怒哀楽を表に出し過ぎるので、機嫌の悪いときはとんでもないやつあたりをされたり、テンションが違うために長時間一緒にいると疲れる、という欠点がある。<br />
嬉しい！楽しい！大好き！を表現することにためらわない人は、怒りや不機嫌さを表に出すことにも、まったくためらわないからだ。</p>

<p><br>ところがかれらは、他人にやつあたりしても何故かなあなあで許される。その現象だけを見ていれば、確かに、「<strong>素晴らしい人の甘えは綺麗な甘え</strong>」と僻む気持ちにもなってしまうのだが、実際には、「これをしてもらって嬉しい」とか、「あなたが大好き」とかいうポジティブな感情も日頃から出し惜しみせず他人に与えているので、「感情表現の豊かな人」というキャラが確立していることがわかる。<br />
日頃から楽しそうにしているからこそ、たまに不機嫌になっても、「あー、いつものことだ。どうせ明日になればケロッとしてはしゃいでるよ」と、大目に見てもらえるわけである。</p>

<p><br />
<br>これが、ポジティブな感情は全然表現しないのに、ネガティブな気持ちだけ表に出すような人だったらどうなるかというと。「いつも不機嫌そうな人」、「常に怒りと憎悪のオーラをまき散らしている人」ということになる。<br />
本人的には機嫌の良いときも、誰かに大好きと言いたいときももちろんあるわけだが、その気持ちを全然表に出さないので、結局のところ他人には伝わっていない。たいていいつも仏頂面である。あるいは、そう見える。<br />
こういう人の周りには当然、人は集まってこない。いつも不満そうな顔をしているだけで、楽しい気持ちにさせてくれることが皆無な人間なんて、誰だって近づきたくないに決まっているからだ。<br />
かくしてこういう人は、感情を受け止めて甘えさせてくれる友人にも恵まれず、さらに世の中への怒りや恨みを増幅させるネガティブスパイラルにハマっていくわけである。</p>

<p><br><blockquote>「甘えている」というのは、正確には「自ら助けを請わずに、受動的に他人の好意を期待している」状態をいいます。人の手を借りること自体が甘えではありません。</blockquote></p>

<p><br>引用先のコメント欄を読んでいて、こんなコピペを思い出した。</p>

<p><br><blockquote>大抵、表面的にはいい人を気取っている割に、<br />
実は、面倒なことやリスクから逃げて、自分が必死になりたくないだけで、<br />
自分の限界や実力が露呈することを恐れて、自分を取り繕うことだけを考えている。<br />
自分から女に話しかけたり誘いをかけるわけでもなく、待っているだけの態度で、<br />
同性にすら、自分が仏頂面をしていても優しく扱われることを一人で期待していて、<br />
グループ行動ができず、かといって一人でも、一匹狼ではなく群れからはぐれた羊。<br />
自分から企画をしたり、決断をするわけでもなく、すべて人に任せるだけで、<br />
問題が起きれば、自分は関係ない顔をして逃げたり、迷惑そうないやな顔をするだけで、<br />
当然ながら仲間からの信頼がゼロに近く、そういう評判にも敏感な女からは敬遠される。</blockquote></p>

<p><br>わたしは博愛主義者でも何でもない。だから、自分が好意を持っている相手、自分が世話になった相手に限定して何かを返してあげたいと思うし、相手が苦しいときは自分にできることをしてあげたい、と思う。マザーテレサ以外は人間みんなこんなものだろう。<br />
自分がこうだから、当然、わたしに対して何の好意も持っていない人に対して助力を期待してはいないし、そんな人に甘えても、「甘えるな」と突き放されるのは当然だと思っている。<br />
それを冷たいとはまったく思わない。自分も無関心あるいは嫌いな相手に対しては、どうしてもそうなってしまうからだ。</p>

<p><br />
<br>わたしが不思議なのは、自分が誰かを助けることを想定したこともなく、他人の感情や事情には無関心な姿勢を貫いているくせに、他人が自分に関心を持ってくれないだろうか、と遠くから勝手に期待して、その期待が裏切られるとまた、「人間ってなんて冷たいんだ」と勝手に疎外感を覚えて恨みをつのらせているネガティブスパイラルな人々の存在である。<br />
冷たいのは自分も同様であって、他人が特別冷たいわけでもなんでもない。どうしていつまでもそれが理解できないのかさっぱりわからない。</p>

<p><br>さらに不可解なことに、こういう人は、人の悩みを聞いて優しい言葉をかける人たちのことを、「<strong>偽善者だ</strong>」と糾弾する。<br />
「共感するふりなんか誰にでもできる。俺は（私は）正直で純粋だから、そんな狡猾なやりかたで他人の気を惹きたくないだけだ」と叫ぶ。見せかけの優しさに騙されて恋愛したり友情を育んだりする奴らはバカだ、とさえ見下すのだ。<br />
要するに、人に優しくできない俺は自分に正直で不器用なだけだから、それを理解しろ、理解して、「純粋な俺様」を好きになれ、というわけである。</p>

<p><br>ところがそう主張する本人は、といえば。「今まで辛かったんだね」と、涙目で優しいことを言ってくれるような異性や友人を、人一倍求めているのだ。<br />
かれらの論理でいけば、「甘えるな。私はあんたのママじゃない」と突き放す人こそ、その場しのぎの優しい言葉でごまかしたりしない、「真に正直な人」ということになるはずなのだが、なぜかそういう人間はお気に召さないようなのである。<br />
自分が他人に苦悩を打ち明けるときは、優しい共感といたわりの言葉を期待しつつ、自分が他人に苦しみを訴えられたときは、「俺は偽善者じゃないから優しい言葉なんて吐けない。そんなことを異性の前でする奴は、ただヤリたいだけだ。そんな言葉に騙される奴は愚かだ」と、勝手に決めつけて断罪し、優しさをうまく表現できない自分のコミュ能力のなさを正当化する。<br />
こういう人たちが本当に本当に不思議でしょうがない。</p>

<p><br>そんな性格になってしまった経緯については、各々の事情があるのは当然であり、わたし自身も、ここまでひねくれるにあたっては幼少期からの体験の蓄積があるわけだが、どんな個人的事情があろうが赤の他人様にはまったくの「無関係」なので、「事情を考慮して優しくして欲しい」と期待するのも、当然ながらお門違いの甘えである。<br />
「関係がある」状態にしたいのなら、自分で濃密な人間関係を構築するしか方法がないのだ。</p>

<p><br />
<br>わたしの場合、あんまり大勢の人とそういう濃密な関係性を維持すると疲れ切ってしまうことはわかっているので、友人は少なくていいと思っている。<br />
大学時代はわたしの人生においてもっとも人間関係が広がった時期で、経験も積んだので後悔はしていないけれど、それだけに心理的疲労もひどく、得るものも多ければ失うものも大きかった。さんざん泣いたし、怒ったし、自分のことだけではなく人のことで、喜んだり悲しんだりすることがたびたびだった。<br />
ああいうのは若いうちだったからできたことで、精神的ヒキ状態に近い現在は到底無理だと思っている。</p>

<p><br>ネガティブスパイラルにハマる自覚のある人は、自分が他人にどのくらいのリソースを割けるのか、一度じっくり考えてみればいいんじゃないかと思う。深夜の悩み相談も引っ越しのボランティアも、貴重な週末を毎週他人との「<strong>感情の共有</strong>」のために使うこともまっぴらだと思っているならば、「自分の苦悩を他人に共有してもらう」ことも期待しない方がいい。<br />
自分はそういう物理的・心理的リソースを人のために割けないのだから、他人に期待するのも間違っている、と割り切れば、「自分だけが冷たくされている」疎外感に苦しむこともなくなる。人の事情に興味が持てないのは自分も同じと思って、一生一人で生きていく覚悟を決めましょう。</p>

<p><br>自由と孤独は紙一重です。<br />
</p>]]>
</content>
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<title>バレンタイン４８</title>
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<modified>2008-02-18T15:32:01Z</modified>
<issued>2008-02-17T15:00:24Z</issued>
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<created>2008-02-17T15:00:24Z</created>
<summary type="text/plain"> ● バレンタインに何人かの男性にあげた「四十八手おかき」。（正式商品名は『浮世...</summary>
<author>
<name>ナツ</name>
<url>http://noraneko.s70.xrea.com/mt/</url>
<email>noraneko@s70.xrea.com</email>
</author>
<dc:subject>01000200|neta|気になるニュース・ネタ</dc:subject>
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<![CDATA[<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><img alt="48手おかき" src="http://noraneko.s70.xrea.com/mt/images/48te.jpg" width="422" height="338" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;"/></span></p>

<p><br>● バレンタインに何人かの男性にあげた「四十八手おかき」。（正式商品名は『浮世絵？』）<br />
muffdivingさんのとこで存在を知ったんだけど、甘いものの苦手な人もいるからチョコの代わりのおかきは受ける！と思って、おもしろがって自分用と配布用に通販したんだよね。そんで喜んでもらえると思ってわくわくしながらあげたら<br />
</p>]]>
<![CDATA[<p><br>「セクハラやめなさい。」<br />
「ちょ、おま、誤解されるぞ？」<br />
「なんつーか、バレンタインのロマンがない・・・。」<br />
「アニメ絵で四十八手を描いてくれ。」</p>

<p><br>とか、いろいろと文句を言われました。<br />
何が悪いんだよー。わたしだってこういうのあげる相手はちゃんと考えてんだよ。ギャグの通じない相手にあげたら一巻の終わりだからな。大人なんだからそれくらいのことはわきまえてるもんね！（精神年齢以外は）</p>

<p><br>見てのとおり、おかきの袋に「四十八手カード」が一枚ずつ入っている。そのまま入ってるのでおかきの油がカードに染みてるし、カードの絵自体もショボいのでコレクションとしての価値はないが、「こんなもん（体位）によく四十八種類も名前を付けたよな〜。昔の人は見立て遊びがうまかったな〜」という感慨を覚えること必至。<br />
お子様には到底与えられない大人のお菓子ですが、恋人同士やご夫婦の夜のおつまみにどうでしょうか。おかき自体は堅めに焼き上げてあっておいしかったです。</p>

<p><br />
<br>● <strong>ＴＶの占い「早死にする」</strong><br />
<blockquote>テレビの占いを見て不安になり、家族にも相談できず一人悩んでいます。 <br />
番組の中で、有名な占い師が名前の字画について話していました。「早死にする」と断言していた画数が、まさに私の名前の画数。ほかの占いの本を見ても、私は早死にするか九死に一生を得る存在のようです。 <br />
<a href="http://www.yomiuri.co.jp/jinsei/shinshin/20080213sy41.htm" target="_blank">YOMIURI ONLINE 人生案内</a><br />
</blockquote></p>

<p><br>「癌の手術経験もあるし、やはり自分には先がないのか」と思いつめている相談者に心療内科医がこんなお答え。</p>

<p><br><blockquote>死が間近に迫っているように気づいたときは、残された時間を集中し大切に使いたいものです。 <br />
もし、占いで短命だというのなら、あなたは短い時間を集中し、いい質の時間を過ごせる運命を持っていると胸を張ってはいかがでしょう。長さではなく質が大切。一番ムダな時間は、イライラしたり悔やんだりすること。今このひとときを楽しく最大限に生かすように集中すると、何かが変わるはずです。 <br />
（海原純子・心療内科医） </blockquote></p>

<p><br>この相談者が「短命」なのはもはや決まったことのようですな。占いに出てるんだから<strong>ガタガタ騒がず残された時間を有効に使え</strong>とおっしゃっています。<br />
これ見たときは一瞬おいおいと思ったんだけど、考えてみたら、「そんな根拠のないことを信じ込むのはやめなさい」と頭ごなしに否定しても、こういう人には効果がないのかも。<br />
こうなったらもう、「<strong>短命って言われてるなら短命なんですよ。もう潔く諦めましょう！占いは絶対だ！未来や運命は決まってるんだからジタバタしても変えられないもんね！死ぬ前にやりたいことやってパーッと死に花を咲かせましょうよ！！</strong>」ぐらいハッキリ言ってやった方がいいですね。そこまで言われれば、「なんでそんなこと決めつけるんですか？ただの占いなのに！ひどい！」とか、逆に怒り出すかもしれん。</p>

<p><br>それにしても、「<FONT COLOR=#0000FF>ほかの占いの本を見ても、私は早死にするか九死に一生を得る存在のようです。</FONT>」ってのは矛盾してないか？　「九死に一生を得る」って、危険な目には遭うけど結局は助かって生き延びられるということでしょ。早死にとはまったく逆の話じゃん。気付けよ（笑）<br />
占いってこういうどうとでも取れる書き方をしてるのが多いんだよね。「あなたの性格は本当は負けず嫌いなのですが、小心な面が表に出ることもあります」とか、「人の中に入ってはしゃぐことが好きですが、一人きりになりたいと感じることもあります」とか、正反対の要素を織り交ぜておき、「ここは違うけどこっちは当たってる」と、誰にでも思わせるようにしてある。こういうテクニックなんだということに気づかないと、いつでも何となく当たってる気がしてうっかり霊感商法に引っかかったりもするわけですね。</p>

<p><br>まーそんなこと言いつつわたしもネットの占いや心理テストはひととおりやってみて、「ここは当たってる。全然外れてる」とかいちいち文句言ってるですが。そんでもって５分後にはその結果自体すっかり忘れてる。それ以上でもそれ以下でもないよなあ、占いって。<br />
そういえば細●数子がレギュラー番組を降板したのは、「霊感商法の関係で警察に目をつけられたから」だという噂があるが本当だろうか。<br />
この「早死に相談」の人みたいに、不安を糧にして生きているような人々が、お金を出しさえすれば安心を買えるという幻想にすがっている限り、「あんた地獄に堕ちるわよ」という脅しは力を持ってしまうんだよね。</p>

<p><br />
<br><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><img alt="momo_mimifuse2.jpg" src="http://noraneko.s70.xrea.com/mt/images/momo_mimifuse2.jpg" width="422" height="333" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;"/></span><br />
● おまけのもも。なでなでしてやると目がうっとりする。<br />
「四十八手おかき」の撮影をしていたら、さっそく寄ってきておかきの匂いを嗅いだり蹴散らしたりした。<br />
わたしが何か始めると必ず「何やってんの？」と興味しんしんなまん丸い目で様子を見に来て、好奇心が満たされるまでは側を離れない、作業を邪魔しまくるのが猫のかわいいところです。小さい人間の女の子みたいだ。<br />
</p>]]>
</content>
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<title>『ベルセルク』が女性にウケる理由（わけ）</title>
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<modified>2008-02-17T14:12:13Z</modified>
<issued>2008-02-13T11:59:46Z</issued>
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<summary type="text/plain">● 以前、BSマンガ夜話で夏目房之介が、「女性はこの漫画すごい好きだろうな、と想...</summary>
<author>
<name>ナツ</name>
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<email>noraneko@s70.xrea.com</email>
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<dc:subject>01000600|danjyo|ジェンダー</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://noraneko.s70.xrea.com/mt/">
<![CDATA[<p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4592144325/noraneko05-22/ref=nosim" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/21lcVMn%2BnAL.jpg" alt="ベルセルク 32 (32)" border="0" class='l'/></a>● 以前、BSマンガ夜話で夏目房之介が、「女性はこの漫画すごい好きだろうな、と想像はつくが、どこがどう受けるのかは具体的にはわからない」と語っていたことがあった。わたしも女の端くれなので、だったらどこがどう琴線に触れるのかと、あえて「ジェンダー的」視点から考えてみました。<br />
<br></p>]]>
<![CDATA[<p><br />
<br><blockquote>巨大な剣を振るい、襲い来る魔物の群れと戦いつづける狂戦士・ガッツ。彼はその首筋に刻まれた生贄の烙印ゆえに、常に狭間の世界で、魔物たちに付け狙われる宿命にある。<br />
<br>ガッツに烙印を押したのは、無二の親友であったグリフィスである。グリフィスは、「蝕」の際、ゴッド・ハンドに転生する代償として、ガッツと仲間達を生贄として魔物たちに差し出したのだ。<br />
<br>恋人・キャスカとともになんとか蝕を生き延びたものの、以来彼は「魔に捧げられたもの」として魔物たちの標的となってしまった。しかも、烙印の魔力が幽界を引き寄せるため、ガッツたちの周辺には常に現世と幽界の境界「狭間の世界」が形成されてしまう。つまり、彼らの周辺にいる人間も魔物の襲撃に巻きこまれてしまうのである。それゆえに、ガッツはあえて他人を遠ざけ、孤独に戦ってきた。だが、パックとの出会いやキャスカの救出などを通して、その心境にも大きな変化が訪れようとしている。<br />
（<a href="http://www.younganimal.com/berserk/index.html" target="_blank">ベルセルク Official Corner</a>より引用）</blockquote></p>

<p><br>というわけで、「<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4592144325/noraneko05-22/ref=nosim" target="_blank">ベルセルク</a>」は闘争的な戦士を主人公に据えたダークヒロイック・ファンタジーである。<br />
しかし、この主人公のガッツは単純に強いだけの狂戦士ではない。「母性本能をくすぐる」とか言われて女性に人気がある（らしい）のは、「<strong>オラはもっと強くなりてぇんだ！</strong>」としか考えてない少年漫画によくいる頭カラッポの主人公に比べて、激しく苦悩したり後悔したりしているからだろう。<br />
その端的な例がガッツの幼児期に起こった性的搾取のエピソードである。</p>

<p><br />
<br>ガッツは赤子の時、戦場に仮死状態で放置されていたところを精神遅滞の女性シスによって拾い上げられる。シスは傭兵団の団長の妻であり、そのままガッツはその傭兵団で戦場から戦場へ渡り歩きながら育つことになる。<br />
シスが死んで後、団長ガンビーノはガッツを厄介者扱いし、虐待的なスパルタで剣を仕込む。ガッツは少年期から命がけで戦場に出、大人と同じように戦って自分の食い扶持を稼がなければならなかった。</p>

<p><br>女の不足した戦場暮らしで、ある夜、ガッツはドノバンという大男に寝込みを襲われる。激しく抵抗するガッツにドノバンは言う。<br />
「オレは今夜一晩お前を買ったのさ。銀貨三枚でよ。お前は売られたんだよ、ガンビーノに」</p>

<p><br>単純な暴力による圧力なら男でも経験するが、普通の男なら一生理解も想像もせずに済むはずの性的暴力を、育ての父親に売られるという形で経験する。</p>

<p><br />
<br>レイプを許せないと語る男性でさえ、「もし自分がそうされたら」という想像をしてみることは難しい。生まれながらに搾取する側に立っている以上、その視点でしか哀れむことが出来ないからだ。<br />
たとえば刑務所を舞台にした青年漫画では、主人公が他の受刑者に強姦される、というシビアな展開になることがないではない。しかし、その場合でも作者はあくまでレイプを、「刑務所という男性原理の支配する世界における暴力の一環」と考えている。雄同士の勝ち負けの問題だからある意味仕方がないのだ、という認識レベルに留まってしまい、レイプ（搾取）された側の心情を克明に描くことはまずない。</p>

<p><br>しかし「ベルセルク」においてはそうではない。そのことは、ガッツが「背後から覆いかぶさってくる巨大な黒い影」というイメージによって繰り返しレイプを追体験（フラッシュバック）することで理解できる。<br />
また、少年期が終わるまで他人との接触に過敏に反応し、徹底的に触れられることを拒否した。これらは完全に性暴力被害者の女性の反応と同じだ。<br />
女性読者はこれに本能的に共感し、ガッツがいくら造形的には搾取する側でしかない成熟した強い雄の姿をとっていても、魂の核の部分に搾取された傷が永遠に刻み込まれ、それゆえにきっと生涯、一方的に他人を貪るような男にはなれないだろう、ということを感じとる。</p>

<p><br>「弱い者は踏みつぶされるしかないんだよ」と大人になったある日、ガッツは暗い笑みを浮かべて語る。それは強者としての自分に驕った言葉ではなく、「一度魂まで踏みつぶされた弱者としての自分」を絶対に忘れられない者の自嘲だった。</p>

<p><br />
<br>ガッツは虐待被害者でありながら強くなることによって生き残った者（survivor）であり、女性が背負うべき苦悩をも背負ったことによって女にとってもヒーローになった。生まれてから一度も性的に搾取されたことがない（あるいは搾取の対象と見られたことがない）普通の“男性的”ヒーローとは、そこが違う。<br />
人生の初期に彼は一度、「男としての自意識や誇り」をバラバラにされ、自分でそれをかきあつめて、再構築しなければならなかった。何の疑問も持たずに男に生まれ抵抗感なく女を抱き自然に男に育った「男」とは決定的に違うのだ。<br />
このヒーロー像は『<a href="http://noraneko.s70.xrea.com/mt/archives/2003/0721214941.php" target="_blank">BANANA FISH</a>』の主人公、アッシュにも通じるものがある。</p>

<p><br>こういう男性原理の支配するストーリーで、美貌の青年グリフィスならばともかく、主人公の肉体派の男に「犯される側の苦悩」を背負い込ませてしまう男性漫画家というのは、まず見たことがない。（“BANANA FISH”ではあっさり到達した境地だが、いうまでもなくそれは作者である吉田秋生が女性だからだ。）このエピソードをとってみても、三浦建太郎が決してとおりいっぺんに「男の立場で男性原理を描く」漫画家ではないことがわかる。</p>

<p><br />
<br>そしてガッツの恋人、キャスカ。彼女は傭兵団「鷹の団」でガッツとともに闘ってきた女剣士だったが、「触」を境に精神に異常をきたし、完全に幼児退行を起こしてしまう。<br />
「触」とは、ガッツの親友でありキャスカの初恋の相手であったグリフィスが、かれらを自分の野望のために魔物の生贄に捧げた呪われし日のことだ。その裏切りはガッツの心を凍らせ、キャスカの精神を破壊した。</p>

<p><br>ガッツは、キャスカが自分の背を守って対等に闘える「仲間」であった時に愛し、完全な保護の対象になった時に置き去りにした。知人の家に彼女を預け、一人、復讐の旅に出たのである。<br />
お荷物になったから、足手まといだからそうしたのではない。最後に残ったかけがえのないものを失いたくないからだ、と訴えるガッツをゴドーは厳しく断罪する。</p>

<p><br>「<FONT COLOR=#0000EE>そのかけ替えのないものをおっぽり出して　お前は一人で行ったんだ。<br />
かけ替えの無い者の傍らにいて　一緒に悲しみに身を浸すことに堪えられずに<br />
お前は一人　自分の憎悪で身を焼くことに逃げ込んだ。違うか？</FONT>」</p>

<p><br>戦いに身を投じることは強さではなく弱さだ、悲しみに精神を破壊された愛する者と向き合えない人間の逃避だとゴドーは言う。男性原理的な「闘う強さ」があっても、女性原理的な「悲しみと向き合い癒す強さ」がなければ人間は欠けたままだと。「致命的な亀裂の入った折れかけた剣」。ゴドーはガッツをこう表現する。<br />
次々と迫り来る敵を戦いで打ち破ることで成長していく「男性原理主義漫画」の根本を揺るがす主題だが、こうした作者の価値観が常に根底に流れていることも、「<a href="http://www.paradisearmy.com/doujin/pasok8g.htm" target="_blank">パワーインフレーション</a>」型漫画とは一線を画し、作品に深みを与えている理由のひとつだろう。</p>

<p><br>これだけの作品である以上、もちろん女性キャラの心理描写も生き生きとしている。わたしが特に好きなのはファルネーゼだが<sup><small>(<a href="#f20080213-1"  title="性格がと言うより描かれ方が好き" id="b20080213-1">*1</a>)</small></sup>、こういう複雑な女性キャラは、他の青年漫画・少年漫画ではまず滅多にお目にかかれない。<br />
類型的で底の浅い女性観には付き合ってらんねーよー感情移入できねーよーとうんざりさせられる「男性原理主義漫画」<sup><small>(<a href="#f20080213-2"  title="萌え漫画もね・・・。" id="b20080213-2">*2</a>)</small></sup>も多い中で、「ベルセルク」は女性にも一押しの青年漫画といえるでありましょう。」<sup><small>(<a href="#f20080213-3"  title="最近キャラが増えすぎたせいか話がダレてきてるのが唯一のネック。" id="b20080213-3">*3</a>)</small></sup></p>

<p><br />
<br>● 蛇足だけどついでに最近読んでる漫画を列挙しておく。<br />
林田球『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4091882803/noraneko05-22/ref=nosim" target="_blank">ドロヘドロ</a>』、真鍋昌平『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4091817092/noraneko05-22/ref=nosim" target="_blank">闇金ウシジマくん</a>』、幸村誠『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4063144739/noraneko05-22/ref=nosim" target="_blank">ヴィンランド・サガ</a>』、岩明均『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4063144607/noraneko05-22/ref=nosim" target="_blank">ヒストリエ</a>』、菅原雅雪『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4063726010/noraneko05-22/ref=nosim" target="_blank">暁星記</a>』<sup><small>(<a href="#f20080213-4"  title="萩尾望都の『マージナル』と世界観が近い" id="b20080213-4">*4</a>)</small></sup>、弐瓶勉『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4088773179/noraneko05-22/ref=nosim" target="_blank">BIOMEGA</a>』<sup><small>(<a href="#f20080213-5"  title="『BLAME!』も大好きだー！この人の蟻の巣みたいな世界観がたまらん" id="b20080213-5">*5</a>)</small></sup>、山田芳裕『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4063726258/noraneko05-22/ref=nosim" target="_blank">へうげもの</a>』、よしながふみ『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4592143035/noraneko05-22/ref=nosim" target="_blank">大奥</a>』、惣領冬実『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4063723968/noraneko05-22/ref=nosim" target="_blank">チェーザレ</a>』<sup><small>(<a href="#f20080213-6"  title="塩野七生読者としてははずせないだろこれは。" id="b20080213-6">*6</a>)</small></sup><br />
見事に青年漫画ばっかだな。最近少女漫画はほとんど読まなくなったし、BLもごく一部の作家のしか受けつけないので、こんな読書傾向に。（本は本で別に読んでるけど）　機会があったら個別に紹介＆感想を書きたいものです。</p>

<p><br>あ。あとハンタ忘れてたわ。冨樫信者というよりヒソカ信者。幻影旅団編がなつい。</p>

<p><br><div class="foot2"><small><br />
<a id="f20080213-1" href="#b20080213-1">*1</a>:  性格がと言うより描かれ方が好き<br />
<a id="f20080213-2" href="#b20080213-2">*2</a>:  萌え漫画もね・・・。<br />
<a id="f20080213-3" href="#b20080213-3">*3</a>:  最近キャラが増えすぎたせいか話がダレてきてるのが唯一のネック。<br />
<a id="f20080213-4" href="#b20080213-4">*4</a>:  萩尾望都の『マージナル』と世界観が近い<br />
<a id="f20080213-5" href="#b20080213-5">*5</a>: 『BLAME!』大好きだー！この人の蟻の巣みたいな世界観がたまらん<br />
<a id="f20080213-6" href="#b20080213-6">*6</a>:  塩野七生読者としてははずせないだろこれは。<br />
</small></div></p>]]>
</content>
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<title>揉め事は続くよどこまでも</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://noraneko.s70.xrea.com/mt/archives/2008/0206220703.php" />
<modified>2008-02-06T15:33:48Z</modified>
<issued>2008-02-06T13:07:03Z</issued>
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<created>2008-02-06T13:07:03Z</created>
<summary type="text/plain">● 前回エントリについて、「相対化」の前にやることがあんじゃないかと思うんだけど...</summary>
<author>
<name>ナツ</name>
<url>http://noraneko.s70.xrea.com/mt/</url>
<email>noraneko@s70.xrea.com</email>
</author>
<dc:subject>01000800|net|ネットウォッチ</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://noraneko.s70.xrea.com/mt/">
<![CDATA[<p>● <a href="http://noraneko.s70.xrea.com/mt/archives/2008/0204002001.php">前回エントリ</a>について、<a href="http://d.hatena.ne.jp/inumash/20080204/p1" target="_blank">「相対化」の前にやることがあんじゃないかと思うんだけどさ。</a>という批判を受けましたので、お答えします。<br />
</p>]]>
<![CDATA[<p><br>Masaoさんの受けている「脅迫」に関する憶測をあそこで述べたのは軽率でした。今現在も、「脅迫者を名指しで晒し上げ」という対処自体には疑問を抱いていますが、それをあの文脈で書いたことは誤解を招く元だったと思います。</p>

<p><br>“<FONT COLOR=#DD0000>Masaoさんが今現在受けている脅迫に関して、一体どこまでの情報を集めて上の発言をしたんですかね。</FONT>”というお話ですが、真相は野次馬にはわかりようがありません。<br />
ですが「ブログで公開」という手段をとった時点で、野次馬に勝手な「憶測」をされ、記事や噂話のネタとして消費されることは不可避だと考えます。それを覚悟の上での公開だと思っていました。野次馬は黙っていろ、これは当事者の問題だ、と思うなら公開すべきではなかったと思います。</p>

<p><br>公開によって当面、確実に現れる（期待できる？）効果といえば、われわれ野次馬が、「脅迫者」と名指された天馬さんをバッシングすることだけです。<br />
しかしこれも結局は「憶測」による非難にしかなり得ないわけで、本来良いことではないですよね。われわれは正確な情報を知らないのですから。<br />
その意味で『公開』という（一方的な）手段は、天馬さんへの私的制裁に見えたんです。他人に軽々しい憶測をされたくない、そして説得も批判も天馬さんには届かないほど事態が切迫しているなら、警察や信頼できる友人にのみ訴えるだろうと。</p>

<p><br>それはそれとして。身体的な危機には関係なく、Masaoさんも一条さんも、長期間理不尽な攻撃に晒されたストレスについては同じと言いたかったのですが、文脈を考えずに個人的な憶測を述べたため、誤解を招く文章になったことをおわびします。</p>

<p><br />
<br><blockquote>・「いかなる脅迫も行われるべき/容認すべきではない。」<br />
・いかなる言説が原因だとしても、『第三者による私的かつ暴力的な制裁』は認められるべきじゃない</blockquote></p>

<p><br>これらの原則にはすでに<a href="http://noraneko.s70.xrea.com/mt/archives/2008/0201003223.php" target="_blank">過去記事</a>や<a href="http://b.hatena.ne.jp/NATSU2007/20080131#bookmark-7279329" target="_blank">ブクマ</a>で同意しています。（※ついでにいえば、当事者による暴力的制裁もダメですよね。心情的には理解できるけど、それを容認したら天馬さんによるMasaoさんへの暴力も肯定されかねないから。）</p>

<p><br />
<br>それから、Masaoさん（と天馬さん）の現状について。</p>

<blockquote>念のため(警告も兼ねて)、本人に代わり現状報告すると、例の作戦が功を奏したのか今のところ目立った動きはありません。既に警察にも通報し、「然るべき対処」も済んでます。</blockquote>

<p><br>これについては、どなたかがどこかのブクマで、「天馬さんの知り合いなので説得した」という話を書いていたと思うんですよ。が、探せませんでした。・・・幻ではないと思うんだけどなあ。それを読んで「（天馬さんが）説得できるくらい理性がある」とわかってホッとしていました。<br />
関連ブクマが多すぎてどこに何が書いてあったやら記憶が混乱しています。見た方はご一報を。</p>

<p><br />
<br>● <a href="http://d.hatena.ne.jp/okome_chan/20080131" target="_blank">バカなんだからもういじめるのはやめろ！</a>という主張の説得力について。<br />
<blockquote>自分的に大して興味のないネット揉め事を見るたび<br />
「みんな！◯◯さんはバカなんだからもういじめるのはやめろ！」とか<br />
体を張った空気読まないギャグをかましたい気持ちが体の奥からふつふつとこみ上げて来る。<br />
今のところギリギリで抑えていられてるけどいつか爆発するかも。</blockquote></p>

<blockquote>そうだ！へぼ美は視力がマイナス2.0な上、体がメガネフレームとラーメン二郎でできてて椅子と棒でバナナを取る実験をさせたら棒を持って椅子の周りをぐるぐる回る暴挙に出るくらい頭が弱いんだぞ！酷いことはやめろ！</blockquote>

<p><br />
<br>こういう説得力のある擁護論を展開されたらいじめるのをやめたくなると思います・・・。<br />
（「<strong>“正論の暴力”って何だよ！</strong>」「<strong>被害者叩きやめれ！！</strong>」と熱くなって燃え盛っていたソウルがみるみるうちに鎮火するのを覚えた。わたしは感じの悪い皮肉と逃げ道ふさぐ系のツッコミしかできないので、感じのいいKYで水をぶっかけられる脱力系キャラが羨ましいんだぜ）</p>

<p><br>それはさておき、「ばかだからいじめるのをやめろ！」という論法は正しい。真理を突いていると思う。</p>

<p><br>ネットにおける「弱者」とは、文章力のない人とか、考えや主張を言葉に変換することが苦手な人とか、ボキャブラリーや知識が貧困な人とか、感情的になりすぎて失言の多い人とか<sup><small>(<a href="#f20080206-1"  title="全部わたしのことか！" id="b20080206-1">*1</a>)</small></sup>、よーするにあまり言語機能の性能がよくない人のことを言うのだと思うがどうか。<br />
性別・年齢・社会的地位などは関係ない。有名人がそのキャラで閲覧者を増やしたとしても、舌禍事件起こして猛烈なバッシングに晒されて閉鎖という例は枚挙にいとまがないし、拳で語り合うことも不可能なので、空手五段とか、俺昔ヤンチャして臭い飯食ってましたなんてのは何の役にも立たない。ネットの武器（ツール）は「言葉」だけなのだから。</p>

<p><br />
<br>「非モテだから弱者です」と言ってる人だって、リアルではモテでも面白い文章を書けずくすぶってるブロガーに比べて、明快で芸達者な文章を書いてすごいアクセス数を稼いで人気になっていることがままあるし、そんなんでネットで弱者を名乗るんじゃねーよ「○○くんの小部屋」とかいうブログ名でミジンコ飼育日記とか書いてアクセス5hit/dayの弱小ブロガーをどんだけ無気力にさせてるか少しは考えろ！と思う。<sup><small>(<a href="#f20080206-2"  title="実在の人物・団体とは一切（略）。かくいうわたしも雑魚ブロガーですが。ネットバトルの時だけ多少アクセスが増えるくらいだ。" id="b20080206-2">*2</a>)</small></sup><br />
ネットで明確なことは、「ことばを正確にわかりやすく人に伝えられるかどうか」くらいなものなので、それが出来る人が強そうに（賢そうに）見える。わたしはね。</p>

<p><br />
<br>まあ、はしごたんを「ネット強者」と表現したのは完全に皮肉だし、弱者だ強者だと勝手に分類すること自体意味がないという<a href="http://d.hatena.ne.jp/ohnosakiko/20080203/1202039614" target="_blank">こちらの意見</a>にわたしも賛成なので、どーでもいいことなのですが。<br />
でもあえて「弱者」と「強者」に分類するとしたら、「<strong>ばかだから</strong>」、・・・というのは直截なので、「文章力に不自由」なのをもってして弱者と規定するのが正しいと思うんだよなあ。<sup><small>(<a href="#f20080206-3"  title="しかし基準値が曖昧すぎるなこうなると" id="b20080206-3">*3</a>)</small></sup></p>

<p><br />
<br>「<strong>文章が不自由な人なんだからいじめるな！</strong>」</p>

<p><br>「<strong><FONT COLOR=#DD0000>じゃあ、チラシの裏にでも書いてろ公開すんなぼけ！！！！！</FONT></strong>」</p>

<p><br>・・・うーん。あっという間に話が終わってしまうから「<a href="http://d.hatena.ne.jp/shibata616/20080204/1202087954" target="_blank">弱者メソッド</a>」は使えないけどな。</p>

<p><br />
<br>●<a href="http://d.hatena.ne.jp/hashigotan/" target="_blank"> はしごたん</a>のセックスオフ会関連の騒ぎを見ていて、あまり関係ないんだけど、ガストン・ルルーの恐怖短編「ノトランプ」を思い出した。</p>

<p><br>美女オランプに村の若い男の全員が求婚。12人の立候補者にふざけて順位を付けていき、一位の男と結婚したオランプ。ところがその男はまもなく怪死を遂げる。悲しみに暮れつつも二位の男と結婚したが、その男も同じように死んでしまう。<br />
美しい女を手に入れた幸福な男が次々と死んでいく恐怖。オランプは不運な寡婦なのか、はたまた、12人の男全員と結婚したいがために自ら夫を毒殺していく毒婦なのか？<br />
という内容の話なんですけどね。女版「青ひげ」みたいだけど、ミステリなので結末は書きません。興味があれば「<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/448853001X/noraneko05-22/ref=nosim/" target="_blank">ガストン・ルルーの恐怖夜話</a>」に掲載されてるのでご一読を。<sup><small>(<a href="#f20080206-4"  title="ルルーの作品は「オペラ座の怪人」や「黄色い部屋の秘密」が有名だけど、わたしはこの短編集が好き。" id="b20080206-4">*4</a>)</small></sup></p>

<p><br />
<br>自分も狐子さんをdisっておいて何だが、はしごたんとセックスすると行為の内容から<strike><strong>ちんちん</strong></strike>身体的特徴まであまさず晒されてネタにされるし、野次馬には嘲笑され叩かれるし、男性ブロガーにとってはネット生命の危機ということは言えると思う。<sup><small>(<a href="#f20080206-5"  title="いや、はしごたんのエロ日記には色々とおかしな点もあるんだけどさ・・・。" id="b20080206-5">*5</a>)</small></sup><br />
次から次へと討ち死にする男性ブロガーを踏みしめて、「<strong>次は××さんともセックスしたいです</strong>」とニッコリ笑うはしごたんだけが無傷だというすごい状況ですよ。まさにfemme fatale（運命の女）。ジェレミー・アイアンズ主演、ルイ・マル監督の映画「<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000GETXSA/noraneko05-22/ref=nosim" target="_blank">ダメージ</a>」をも彷彿させます。</p>

<p><br><div class="doZON_box"><div class="doZON_img"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000GETXSA/noraneko05-22/ref=nosim" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/21YDV8NZJ1L.jpg" alt="ダメージ / B000GETXSA" border="0" onload="if(this.width=='1'){this.src=('http://images-jp.amazon.com/images/G/09/icons/books/comingsoon_books.gif')}" /></a></div><div class="doZON_product_name"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000GETXSA/noraneko05-22/ref=nosim" title="ダメージ" target="_balnk">ダメージ</a></div><div class="doZON_manufacturer"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/external-search?tag=noraneko05-22&encoding-string-jp=%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E&index=dvd-jp&keyword=%e7%b4%80%e4%bc%8a%e5%9c%8b%e5%b1%8b%e6%9b%b8%e5%ba%97" target="_blank">紀伊國屋書店</a></div><div class="doZON_releasedate">2006/08/26</div><div class="doZON_asin">ASIN:B000GETXSA</div><div class="doZON_show_detail"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000GETXSA/noraneko05-22/ref=nosim" title="ダメージ" target="_balnk">この商品の詳細を見る</a></div><a href="http://bayashi.daa.jp/"><div style="font-size:10px;text-align:right;text-decoration:none;color:#999999;">b</div></a></div><br clear="all" /></p>

<p><br><div class="foot2"><small><br />
<a id="f20080206-1" href="#b20080206-1">*1</a>:　全部わたしのことか！<br />
<a id="f20080206-2" href="#b20080206-2">*2</a>:　実在の人物・団体とは一切（略）。かくいうわたしも雑魚ブロガーですが。ネットバトルの時だけ多少アクセスが増えるくらいだ。<br />
<a id="f20080206-3" href="#b20080206-3">*3</a>:　しかし基準値が曖昧すぎるなこうなると<br />
<a id="f20080206-4" href="#b20080206-4">*4</a>:　ルルーの作品は「オペラ座の怪人」や「黄色い部屋の秘密」が有名だけど、わたしはこの短編集が好き。<br />
<a id="f20080206-5" href="#b20080206-5">*5</a>:　いや、はしごたんのエロ日記には色々とおかしな点もあるんだけどさ・・・。<br />
</small></div> </p>]]>
</content>
</entry>

<entry>
<title>相対化の時間がやって参りました</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://noraneko.s70.xrea.com/mt/archives/2008/0204002001.php" />
<modified>2008-02-03T16:17:10Z</modified>
<issued>2008-02-03T15:20:01Z</issued>
<id>tag:noraneko.s70.xrea.com,2008:/mt//2.270</id>
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<summary type="text/plain">● 前回エントリの続き。Masaoさんがプライベートモードに入ってしまい、現在ブ...</summary>
<author>
<name>ナツ</name>
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<email>noraneko@s70.xrea.com</email>
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<dc:subject>01000800|net|ネットウォッチ</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://noraneko.s70.xrea.com/mt/">
<![CDATA[<p>● <a href="http://noraneko.s70.xrea.com/mt/archives/2008/0201003223.php" target="_blank">前回エントリ</a>の続き。Masaoさんが<a href="http://d.hatena.ne.jp/Masao_hate/" target="_blank">プライベートモード</a>に入ってしまい、現在ブログが見られない状況になっておりますが、ウェブ魚拓で保存されたキャッシュを見つけたので、<a href="http://s03.megalodon.jp/2008-0131-2140-15/d.hatena.ne.jp/Masao_hate/20080131/1201774813" target="_blank">彼の最後のエントリ</a>へのリンクは貼り替えておきました。<br />
例によってはしごたん関連なので興味ない人はスルースルー。<br />
</p>]]>
<![CDATA[<p><br />
<br><div class="midashi1">誰でも自分が正しいと思っているから主張する</div></p>

<blockquote>彼のかつてのid:hashigotanさん擁護をもってして、「自業自得だ」「ダブスタだ」と攻撃している皆様は、攻撃者を容認するという点に於いて以前のid:Masao_hateさんと似たような場所に自ら降りちゃってるように見えるんだけど、そんなこと無いの？
<br><a href="http://d.hatena.ne.jp/pbh/20080201/1201846526" target="_blank">正義は錦の御旗</a></blockquote>

<p><br>話がすり替わってるよー。ブログで発言している以上、主張の内容に対する反論や叩きのリスクはつきもの。わたしだって誰かの主張がおかしいと思えばガンガン突っ込んでるんだから、ツッコミ返されるのは覚悟している。<br />
でも、「てめーは俺より幸せそうでムカツクから死ねや」などと不条理な理由で攻撃されたり、それを見ていた第三者から、「あの人は虐待体験者だから情状酌量されるべき。反論するお前はいじめっ子」と悪者扱いされるいわれはない。</p>

<p><br>つまり、<strong>対等な立場でやり合えない状況がムカつく</strong>のだ。自称弱者は相手に共感などしていないのに、攻撃された方が一方的に共感や配慮を求められるなど理屈に合わない。叩かれるリスクを自分だけが免れたい、という虫のいい要求がむしろ問題なのだ。<br />
しかもその自称弱者様が雑魚ならともかく、なまじコミュニティ内で発言力がある「ネット強者」だともうおしまい。理不尽攻撃が雨あられとなって降り注ぐ。<br />
ブログを持っている限りこうした圧力が避けられないなら、少しでも状況を改善できないもんかとわたしは思う。</p>

<p><br />
<br><blockquote>コミュニケーション 自分の正義を疑わない人、正義によりかかって安心して他人を叩く人は大嫌い。まさおを一生懸命叩いてる人は自分の正しさを微塵も疑っていないように見える。きもちわるい。 </p>

<p><br>はあ？皆自分なりの正義に依拠してるだけなのは当然でしょ。自分の正義が社会的コンセンサスがあるみたいに振る舞ってて気持ち悪いって言ってるの。この村の空気をどうにかしたいとかさ。おれの正義は皆のためと。</blockquote></p>

<p><br>これも何だかなー。確かにわたしは、『<FONT COLOR=#000099>はてな村」の異常な空気をいいかげんに改善した方がいいと思うのです。<strong>Masaoさん自身が脅迫者に怯えて暮らさないようにするためにも。</strong></FONT>』<br />
って書いたけどさ。これは、Masaoさんが天馬さんに脅迫されたことをネットに公開して（一種の）復讐をしようとしてる以上、Masaoさんの「はしごたん擁護論」を暴論と認めないと、あなたを脅迫してる人にも正当性を与えることになりかねないよ？って話をしてあてつけてるだけで、一番はもちろん自分のために決まってるじゃないか。そこまで利他主義じゃない。</p>

<p><br>わたしはジェンダー問題に昔から関心があるので、その関連で非モテ問題にも首を突っ込んでいる。その非モテの中の「自称弱者様」から、「強者の論理で弱者を抑圧するな／ルサンチマンによる女叩き・リア充叩きくらい認めろ／批判は弱い者いじめだ」などと言われ続けてきたので、一条さんと似たような状況はすでに経験済みなんだよね。<sup><small>(<a href="#f20080204-1"  title="その中には確かMasaoさんもいたと思う" id="b20080204-1">*1</a>)</small></sup><br />
ミソジニー系＆自称弱者男性にとっては、わたしは完全に強者認定され、「弱者の敵」として悪の権化扱いなもんで<sup><small>(<a href="#f20080204-2"  title="肉●器とか女帝様とかフェミナチとか言われたこともあるぞ" id="b20080204-2">*2</a>)</small></sup>、いいかげんうんざりしてたんですわ。</p>

<p><br />
<br><blockquote> 「自分の正義」を「錦の御旗」に先に掲げて他者を非難したのは、id:Masao_hateやid:hashigotanの方な気がするわけだが。/だから、「その正義はさすがにおかしいだろ？」と周りから反発喰らったわけで。/視点の違いか。 </blockquote></p>

<p><br>そう。Masaoさんが弱者正義を振り回して被害者叩きをしなければこっちも突っ込みはしなかった。<br />
まあ、誰にだって自分の正義はあるに決まってるから、「正義」を持つこと自体を否定してるわけじゃないけど。「正しいことなど何もない」と頑固に言い続ける人ほど、「相対主義・メタ化こそ正義」と思ってるんだよね。「俺は好き嫌いしか言わないが、お前は自分の正しさを信じてるから駄目」などと言う人にすら、「『好き嫌い』で物を言うのは正しいが、『正しいか間違いか』で物を言うのは間違っている」という無自覚な信念がある。<br />
人間誰しも自分の主張が自分にとって正しいと思うから主張するのだ。その程度の自信もない人は最初から黙っているっつーの。</p>

<p><br />
<br>とりあえずわたしは、「俺より幸せそうに<strong>見える</strong>」とかいう理由でいきなり攻撃されるのはまっぴらだし、それに対して反撃したらしたで、「正義を確信しているように<strong>見える</strong>。オナニーだ。気持ち悪い。<strong>加害者がかわいそう</strong>」とわけのわからんバッシングを受けるのはもっと嫌なので。<sup><small>(<a href="#f20080204-3"  title="しかもそいつら弱者の味方だからすごい正義を確信してる。どっちがオナニーだよ。" id="b20080204-3">*3</a>)</small></sup>、「自称弱者様に<strong>だけ</strong>優しい」はてな村の異様な空気を払拭したいと言い続けるだろう。<br />
本当に改善できるかどうかは実のところ二の次で、「改善したいと思うほどそういう空気が気持ち悪いです」と言いたいからそうしてるだけです。</p>

<p><br />
<br><div class="midashi1">勝手に脅迫脅迫言いまくって話を大きくしてどーもすみません</div><br />
<a href="http://d.hatena.ne.jp/AyanoIchijo/20080131/p1" target="_blank">本日の脅迫ってなんだっけなんだっけ</a>と、当事者のひとりである一条さんから疑問の声が。</p>

<p><br>わたしはMasaoさんの、「<strong>脅迫を受けています</strong>」というエントリを読んで、「俺の被害は切迫している。はしごたんの攻撃はプロレスだしお遊びだけど、天馬さんの俺への脅迫はガチだ」みたいな、「差別化」を感じたんだよね。他人の痛みには鈍感なのに、自分の痛みばかりをことさらに喚き立てる心性が非常に気持ち悪かった。これははしごたんとも共通するんだけど。<br />
だから「それが脅迫ならあれも脅迫だろ」という意味で、Masaoさんに倣って言葉を使ってます。Masaoさんはリアルでも身の危険があるから別だと言いたいかもしれないけど、警察行きもせずいきなりネットで敵を晒し上げという対処からして、そこまでの切迫性があるかどうかはいまいち疑問だし。<sup><small>(<a href="#f20080204-4"  title="とろろ芋さんのブクマコメントにすら「脅迫」と言ってる。それならやっぱりはしごたんの言葉だって脅迫だよなー。" id="b20080204-4">*4</a>)</small></sup></p>

<p><br>一条さんの名前を出したのは、Masaoさんが直接叩いていたのが一条さんだったからだけど、前回のエントリの脚注で書いたとおり、そのつもりはなかったにせよ一条さんの代弁者気どりみたいな状況になっちゃって、当の一条さんとしては迷惑だろうなあと気にしてましたです。（<a href="http://b.hatena.ne.jp/AyanoIchijo/20080201#bookmark-7303935"target="_blank">全然かまわないよー</a>と言ってもらってホッとしたけれど）</p>

<p><br />
<br>でも結局のところ、Masaoさんははしごたんのすべての言動（→<a href="http://anond.hatelabo.jp/20080122215038" target="_blank">はしごたんのステキコメント引用</a>参照）を免罪しよう、共感して見守ってやろう、と呼びかけていたわけから、一条さんばかりか、全リア充（？）に「はしごたんのやつあたりのサンドバッグになれ」と要求してるのと同じことなんだよね。今も「情状酌量すべき」という主張の根本はみじんも変わっていないらしいし。<sup><small>(<a href="#f20080204-5"  title="はしごたんの物騒な発言（子連れを殺したくなるとかカッターナイフ持ち歩いてるとか）はネタ扱いするくせに、虐待体験だけはガチとして情状酌量を求めるとしたら、それも何かおかしい。" id="b20080204-5">*5</a>)</small></sup></p>

<p><br><blockquote>（最初に彼女に絡まれてから）2年近くもよく我慢したね、って言ってもらったら涙が出た。<br />
<a href="http://d.hatena.ne.jp/AyanoIchijo/20071116/p1" target="_blank">言いたいこと言ったんで後悔もしてないし削除もしませんけど</a></blockquote></p>

<p><br>これを読んで、一条さんがかなり参っていた状態だと思ったので、心理的なプレッシャーとしては「Masaoさんが天馬さんに受けた脅迫」とどっこいだと推察してました。</p>

<p><br />
<br><div class="midashi1">はしごたんとはてな村についての主観的考察</div><br />
以下は蛇足なので読まなくてもよし。</p>

<p><br>わたしははしごたんを「はてな村のヒール」と思っている。ぶっちゃけた話が「狂犬」であり、言いがかり、いちゃもんを付けて無関係な人や無実の人に害をなす存在。蠅声（さばえ）なす禍つ神、祟り神、這い寄る混沌、<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%88%E3%83%86%E3%83%83%E3%83%97" target="_blank">ナイアルラトホテップ</a>である。大和神ではないのでいくら畏れ敬おうと鎮まらない。擁護や賞賛を得ればますます調子に乗って荒れ狂うだけ。<br />
そういう人を駆逐しろとまでは思わない。「ヒール」としてのスタンスが守られる限りは、見ていて面白い存在だと思っている。</p>

<p><br />
<br>「スタンスを守る」とは、コミュニティ内で「こいつの言ってることはいちゃもんだ」というコンセンサスが構築され、どんな暴言を吐いても、「またこいつ人に言いがかりを付けてる。いーかげんにしろよ」という目線で見られること。「暴言を吐いている以上、叩かれまくることは必然」という認識も必要。<br />
間違っても言いがかりをつけられた被害者に、シンパが「狂犬」と一緒になって噛み付くようなことはあってはならない。それはヒールに攻撃されたベビーフェイスを、観客が一緒になってボコってるようなもんだ。<br />
野次馬が面白がって囃し立てたとしても、「この人の言葉は言いがかりだ」という認識さえきちんとしていれば、行きすぎたときは「もうやめろよ」と止めることができる。被害者側に「てめーは『強者』だから、かわいそうなはしごたんに大人しくやつあたりされてろ」と我慢を求めるような理不尽も起こらない。<br />
被害者としても、「あんたの方が正しい。あいつは因縁を付けてるだけだ」とみんなに言われれば、いきなり攻撃された苦しみを軽減することができる。</p>

<p><br />
<br>いちばん苦しいのは、確かに自分の方が被害者だったはずなのに、いつの間にかおかしな詭弁で白を黒と言いくるめられて、「噛み付かれたお前が悪いんだろ。『子供が出来て幸せ』なんて書くからだ。読んだ者の苦しみを考えろ。幸せなお前が反撃するのは弱者への暴力」という結論になってしまうことだ。<br />
この状況はへたをすると「狂犬」による攻撃そのものよりも辛く、被害者にとっては地団駄踏むような悔しさである。<br />
これは予定調和の崩壊を意味する。本気で「狂犬」を保護・保全したいなら、こんな頭の悪い擁護だけは絶対に避けるべきだろう。</p>

<p><br><blockquote>　僕の視点ではid:hashigotanさんの暴言やid:Masao_hateさんの妄言は、馬鹿にされこそすれ本気で断罪するにも値しない物だと思ったから冷水ぶっかけてみただけで、攻撃する事を非難してる訳では無いのです。<br />
<a href="http://d.hatena.ne.jp/pbh/20080201/1201912673" target="_blank">人は過つ</a> <br />
</blockquote></p>

<p><br>妄言が妄言としてコミュニティ内で合意されているなら本気で断罪する気は起きない。皮肉と嘲笑の対象になることはあったとしても。<br />
ところがはしごたんは、村民の共感と自己投影を一心に喰らいまくり、肥えすぎ、「虐げられた弱者の正統な代弁者」としてモンスター化してしまった。Masaoさんはそんな彼女の攻撃に正当性を与えようとした。</p>

<p><br><blockquote>俺は、お前を消すつもりで前記事を打った。<br />
俺はこのブログで何人かのブログを葬ってきた。今回もお前を葬るつもりだった。<br />
俺の想いが届いたならば、お前は今、消えていなければならない。俺の想いを受け止めた者達は、潔く消えてくれたのだからな。<br />
（<a href="http://heartbreaking.web.fc2.com/funamushi2/blog1/2006/1012_1.html" target="_blank">はしごたんの過去ログ</a>より）<br />
</blockquote></p>

<p><br>こんな言い分で気に入らない人間に粘着して、ネットから「排除」しようとしているのがはしごたんだ。<sup><small>(<a href="#f20080204-6"  title="身体的危機はないが、こういう文章も「脅迫」だと思う。" id="b20080204-6">*6</a>)</small></sup><br />
ヒールが弱者正義を得、無差別攻撃の正当性を与えられてしまっては、「排除」される可能性のあるその他大勢が本気で断罪したくなってもしょうがない。まったくの逆効果である。<br />
悪役は悪役として存在するからこそ、予定調和が保たれて、誰も本気で排除しようとはしないのだから。</p>

<p><br />
<br>さらにこのさい言いたいことをぶっちゃけると、「はしごたんは文学」などという気持ちの悪い美化が行われ、加害者と観客が共同幻想と自己陶酔の渦に巻き込まれ、無実の人がとばっちりを食らうのも見ていてうんざりする。はしごたんの文学性とやらのために、無関係な人間がやつあたりの犠牲になってもいいなどという法があるわけがない。</p>

<p><br>だからそういう妄想に浸りたいなら仲間内だけでやればいいんですよ。はしごたんの擁護者の中で、いちばん幸福そうな人をそのつど見つけて「disごっこ」をするわけ。<br />
お前は不幸な人の気持ちを考えてない。お前の満足そうな文章がどんだけ俺を無気力にさせるか少しは考えろ。就職したなんて書くな病気で仕事できない人のことを考えろ。家でテレビ見てるとか書くなネカフェ難民の気持ちを考えろ。以下ループ。<br />
はしごたんの「言いがかり文学」のための礎にされるなら信奉者としては文句はないと思う。とにかく関係ない人を「“俺がいちばんの弱者だ気を遣え”ゲーム」に巻き込むのはやめて下さい。<br />
<a href="http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/hashigotan/20080130/p1" target="_blank">はしごたんとこのブクマ</a>を見たらもうすでにそんな状況になっているのが怖ろしいんだけども。</p>

<p><br />
<br>とりもなおさず、はしごたん自身がセックスオフ会（？）に成功して「リア充」になりつつある現在では、ルサンチマンの対象と主体が逆転してるのが皮肉というか、想定の範囲内ともいいますが。<br />
はしごたんに、リア充に対する恨みつらみを代弁してもらって溜飲を下げていた自称弱者たちは、他人を心の代弁者とし続ける限り、こうして常に裏切られ、置いてけぼりにされることを覚悟しなければならない。<br />
つーかいいかげん関係ない他人にやつあたりするのはやめて、自分の足で立ち上がって欲しいものをつかみ取りに行けばいいと思うよ。自称弱者様は。はしごたんのその姿勢にだけは素直に感服してるです。</p>

<p><br><div class="foot2"><small><br />
<a id="f20080204-1" href="#b20080204-1">*1</a>:  その中には確かMasaoさんもいたと思う<br />
<a id="f20080204-2" href="#b20080204-2">*2</a>:  肉●器とか女帝様とかフェミナチとか言われたこともあるぞ<br />
<a id="f20080204-3" href="#b20080204-3">*3</a>:  しかもそいつら弱者の味方だからすごい正義を確信してる。どっちがオナニーだよ。<br />
<a id="f20080204-4" href="#b20080204-4">*4</a>:  とろろ芋さんのブクマコメントにすら「脅迫」と言ってる。それならやっぱりはしごたんの言葉だって脅迫だよなー。<br />
<a id="f20080204-5" href="#b20080204-5">*5</a>:  はしごたんの物騒な発言（子連れを殺したくなるとかカッターナイフ持ち歩いてるとか）はネタ扱いするくせに、虐待体験だけはガチとして情状酌量を求めるとしたら、それも何かおかしい。<br />
<a id="f20080204-6" href="#b20080204-6">*6</a>:  身体的危機はないが、こういう文章も「脅迫」だと思う。<br />
</small></div></p>]]>
</content>
</entry>

<entry>
<title>「粉屋と息子とロバ」って話を思い出した</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://noraneko.s70.xrea.com/mt/archives/2008/0201003223.php" />
<modified>2008-02-03T15:39:08Z</modified>
<issued>2008-01-31T15:32:23Z</issued>
<id>tag:noraneko.s70.xrea.com,2008:/mt//2.269</id>
<created>2008-01-31T15:32:23Z</created>
<summary type="text/plain">● 本題の前に簡単な経緯のまとめをば。 ...</summary>
<author>
<name>ナツ</name>
<url>http://noraneko.s70.xrea.com/mt/</url>
<email>noraneko@s70.xrea.com</email>
</author>
<dc:subject>01000800|net|ネットウォッチ</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://noraneko.s70.xrea.com/mt/">
<![CDATA[<p>● 本題の前に簡単な経緯のまとめをば。<br />
</p>]]>
<![CDATA[<p><br />
<blockquote><a href="http://d.hatena.ne.jp/hashigotan/" target="_blank">はしごたん</a>がブログやブクマで一方的に<a href="http://d.hatena.ne.jp/AyanoIchijo/" target="_blank">一条さん</a>という女性を攻撃・脅迫行為をする。（１〜２年にもわたる粘着）<br />
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↓<br />
一条さんがとうとうブチ切れて<a href="http://d.hatena.ne.jp/AyanoIchijo/20071115/p1" target="_blank">反撃エントリ</a>をアップ（＆こんな被害に遭ってましたという訴え）<br />
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↓<br />
Masaoさん他、はてな村民（はてなダイアリーやブックマークを利用している人々のこと）の一部が、「<strong>はしごたんは虐待を受けて育った被害者だ。そんなかわいそうな人を批判するのは正論の暴力。気持ち悪いエントリだった。はしごたんは読まないほうがいい</strong>」と、<a href="http://d.hatena.ne.jp/Masao_hate/20071114/1195043129" target="_blank">被害者である一条さんを攻撃</a><br />
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↓<br />
Masaoさんの主張はおかしいと判断したわたしや他のブロガーが入り混じってちょっとした論争になる<br />
関連記事：<a href="http://noraneko.s70.xrea.com/mt/archives/2007/1119003234.php" target="_blank">暴言を言う自由はあっても正論を言う自由はないとはこれいかに</a><br />
　　　　　  <a href="http://noraneko.s70.xrea.com/mt/archives/2007/1120004219.php" target="_blank">わざわざ格差を作ってるのは誰なんだろ</a><br />
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↓<br />
Masaoさん「<a href="http://d.hatena.ne.jp/Masao_hate/20071119/1195449187" target="_blank">実ははしごたんと友達になりたかっただけ</a>」<br />
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↓<br />
わたしとMasaoさんが戦っているのを見たはしごたんが、「Masaoさんは私の救い主！」とマジ惚れしてしまい、「<a href="http://noraneko.s70.xrea.com/mt/archives/2007/1125212056.php" target="_blank">セックスしてください</a>」と要求<br />
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↓<br />
Masaoさん「<a href="http://s03.megalodon.jp/2007-1128-1738-16/d.hatena.ne.jp/Masao_hate/20071128/1196130745" target="_blank">セックスはできません</a>」<br />
びびって逃亡。「もう二度とはしごたんに関わらない」宣言<br />
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↓<br />
Masaoさん「<a href="http://d.hatena.ne.jp/Masao_hate/20080127/1201361667" target="_blank">天馬唯さんに脅迫されている</a>」という記事をアップ。はしごたん騒動の件でMasaoさんの対応に腹を立てているとの理由<br />
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↓<br />
わたし「<a href="http://noraneko.s70.xrea.com/mt/archives/2008/0129010258.php" target="_blank">脅迫の被害者だった一条さんを叩いてたくせに、自分が脅迫されたら加害者叩きって筋が違くない？</a>」<br />
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↓<br />
Masaoさん「<a href="http://d.hatena.ne.jp/Masao_hate/20080130/1201658292" target="_blank">おっしゃるとおりです。一条さんに謝罪しますごめんなさい</a>」<br />
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↓<br />
muffdivingさん「<a href="http://d.hatena.ne.jp/muffdiving/20080130/1201709007" target="_blank">その謝罪、口先だけじゃね？何で叩かれるか分かってないだろ</a>」<br />
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↓<br />
Masaoさん「<a href="http://s03.megalodon.jp/2008-0131-2140-15/d.hatena.ne.jp/Masao_hate/20080131/1201774813" target="_blank">脅迫者を情状酌量して何が悪い！ダブスタはともかく他は悪くない！はてブ等で俺に粘着すんな！脅迫もすんな！</a>！」←<strong>今ココ</strong></blockquote></p>

<p><br />
<br>● で、本題に入る。<a href="http://noraneko.s70.xrea.com/mt/archives/2008/0129010258.php" target="_blank">前回のエントリ</a>を受けての、Masaoさんの一条さんに対する謝罪エントリなんですが・・・。</p>

<p><a href="http://d.hatena.ne.jp/Masao_hate/20080130/1201658292" target="_blank">身から出た錆です</a><br />
<blockquote>はしごたんの件といい、結局のところ僕には覚悟が足りませんでした。僕の語る理想は、結局のところ「自分が当事者になったら？」という視点を欠いた口先だけのものでした。今回の一連の僕の行動は、結局のところこれに尽きたと思います。</p>

<p><br>色々と批判を受けましたが、すべては自分の身から出た錆だと思っています。<br />
</blockquote></p>

<p><br>なんつーか、<a href="http://noraneko.s70.xrea.com/mt/archives/2007/1129003646.php" target="_blank">前回の謝罪の時</a>も思ったんだけど、毎回ポイントを外した謝罪文になってるのはどうかと。決して過ちを認めず発言の信用性を失い自滅していく人も多い中、謝罪できるMasaoさんの姿勢は評価してますが、これが二度目ともなると<a href="http://d.hatena.ne.jp/muffdiving/20080130/1201709007" target="_blank">muffdivingさんの言うとおり</a>口先だけではないのか、という疑念は否めません。<br />
ブクマでwatapocoさんも書いてましたが、シロクマさん言うところの「防衛機制」で自我を守ろうとするあまり、本質的な問題から常に逃げているせいで、同じ失敗をくり返してしまうんじゃないか、という気もします。</p>

<p><br />
<br>本質的な問題とは、Masaoさんの「はしごたん擁護論」は理想というより、徹頭徹尾、暴論だということ。<br />
覚悟が足りなかった、と反省の言を述べているけど、では、これから先その覚悟とやらを据えて理想に向かって努力を続けたとして、いつかは「<strong>自分を脅迫してきた加害者に共感し、見守り、どんな酷い攻撃をされても『正論の暴力』で断罪することもなく、『しかたないじゃん。そこまでの感情を持ってしまったんだから』と許し、相手に届く言葉で慰撫してあげる</strong>」ことができる日が来るんですか？<br />
どう考えても無理でしょ。通常誰にも出来ないようなことを理想に掲げるのは「机上の空論」です。ただのつまらない言葉遊びです。「<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8A%80%E6%B2%B3%E8%8B%B1%E9%9B%84%E4%BC%9D%E8%AA%AC%E3%81%AE%E7%99%BB%E5%A0%B4%E4%BA%BA%E7%89%A9%E3%83%BB%E8%87%AA%E7%94%B1%E6%83%91%E6%98%9F%E5%90%8C%E7%9B%9F#.E3.82.A2.E3.83.B3.E3.83.89.E3.83.AA.E3.83.A5.E3.83.BC.E3.83.BB.E3.83.95.E3.82.A9.E3.83.BC.E3.82.AF" target="_blank">アンドリュー・フォーク准将</a>」というタグを付けたいところです。</p>

<p><br>「ルサンチマンや承認欲求を代弁してくれるはしごたんが好き。幸せそうなリア充の一条さんは嫌い」という感情がMasaoさんにはあった。その好き嫌いはぜんぜん責められるべきことではないですが、一条さんがはしごたんに反論するのが気に入らないからと、<strong>誰にも実行できない無茶な理想を振りかざして被害者である一条さんを叩いたこと</strong>が問題なんですよ。<br />
自分一人がそうするならまだしも、Masaoさんははてな、あるいはブクマの空気を意識的に操作して、「被害者いじめの土壌」をつくろうと必死だったじゃないですか。いわゆる同調圧力。<br />
元いじめられっ子にとって、強者と見なした相手を「いじめ」ることには何ら罪悪感を感じないらしいですね。↓</p>

<p><br><blockquote>「吐き気がする」っていうのは、一条さんやその記事に向けてというのもあるんだけど、あのブコメにあった「賞賛の空気」に向けての比重のほうがはるかに大きかったんですよ（当時のついったー↓）。<br />
 <br />
<blockquote>http://tinyurl.com/ytalza の話だけど、俺が空気読まずに（っていうか空気破壊するために意図的に KY したんだけど）氷の杭ぶっ刺してから、明らかに※の流れが変わったよね。 でもコレ、絶賛してた人の割合が変わったわけじゃないと思うんだよね。ただ、そういう人が空気変わったのを感じてコメントしなくなっただけ。そういう感覚がメジャーな世界で生きていることに、ときどき絶望したくなることがある。</blockquote><br />
<a href="http://d.hatena.ne.jp/Masao_hate/20071120/1195542632" target="_blank">「自分の嫌いな価値観が多数派（っぽい集団）からバリバリ肯定されてることに対してムキー！となる感覚」を「まいのりしい」と呼びたい！</a></blockquote></p>

<p><br />
<br>「論理自体は正しかった。理想を実現するための覚悟が足りなかっただけだ」と言い張るならそれも結構ですが、そのかわり、「じゃあ今からでも遅くないから、覚悟を据えて加害者の天馬さんに『共感』し、優しく見守って、友達になってやれ。論理が間違っていないなら出来るだろ？」という話になります。<br />
覚悟が足りないこと「だけ」を反省するというのは、「<strong>今度こそ覚悟して自分の理想どおりの男になります！</strong>」という表明だからです。<br />
ここらで論理破綻と、被害者叩きの間違いを認めた方が、この先ネットで発言するにしてもやりやすくなると思うんですけど。</p>

<p><br />
<br><a href="http://d.hatena.ne.jp/Masao_hate/20071128/1196130745" target="_blank">昨年のMasaoさんの謝罪文</a>を読む限り、取り繕うことばかりを考えていて本質的な問題から目を背けていると感じたので、わたしは皮肉と当てこすりばかり言って死者にむち打ってました。（→<a href="http://noraneko.s70.xrea.com/mt/archives/2007/1129003646.php" target="_blank">記事参照</a>）　その時に感じた違和感が今回の事件でやっぱり噴出したという感じです。<br />
だって一条さんに対していくばくかでも罪悪感を感じていれば、不用意に「脅迫されたよー！」なんて公開の場で泣きついたりはしないでしょ。「脅迫の被害者の方が悪い。はしごたんがリア充に恨みを持つのは当然。反撃なんてもってのほか。それは弱者へのいじめだ。はしごたんを叩く者こそ反省しろ！」と被害者叩きしていた自分を自覚しているなら、絶対にできないはずのことですよ。こういう議論が噴出するのは容易に想像できますから。</p>

<p><br />
<br>● と、ここまで書いたあとで、Masaoさんがまたまた詭弁そのもののエントリをUP。<br />
<a href="http://s03.megalodon.jp/2008-0131-2140-15/d.hatena.ne.jp/Masao_hate/20080131/1201774813" target="_blank">僕の「主張」に関する謝罪について</a></p>

<p><br><blockquote>ナツさんやid:muffdivingさんは、「犯罪に良いも悪いもあるか！全て等しく罰せられるべき！」という。しかし、犯罪の程度、加害者／被害者の関係性とそのバックボーンなど、一言で犯罪と言っても様々なグラデーションがあります。これらを一緒くたにして同列に扱ってしまうというのは、僕には納得できません。場合によっては、加害者のほうにむしろ共感してしまうというケースも、あり得るわけです。</blockquote></p>

<p><br>なに世迷い言言ってるんですか・・・。<br />
傍観者が犯罪者を情状酌量してあげてもいいな、と主観的に思うことはあり得ますよ。そのこと自体は否定してません。<br />
しかし、なぜ当の被害者にまで情状酌量を要求するのか。そして被害者が情状酌量できないからといって、なぜ「俺は加害者に共感した。だからお前も共感して見守ってやれ。叩くのは正論の暴力だ！気持ち悪いオナニーだ！」と、被害者側を責め立てるのか？　</p>

<p><br />
<br>「自分は情状酌量する」という個人の判断の表明と、「情状酌量できない被害者は正論の暴力で加害者をいじめている。猛省せよ」という被害者叩きは違います。Masaoさんのやったことは後者であり、セカンドレイプです。<br />
はしごたんに理不尽に脅迫されて神経が参ってるところへ持ってきて、さらにMasaoさんにまで責められる謂われはないんですよ。わたしやmuffdivingさんが問題にしてるのはそこです。<br />
自分が天馬さんに脅迫・粘着されてみて、被害者の気持ちが理解できたはずじゃなかったんですか。それとも、「<strong>天馬さんを情状酌量しろ！</strong>」と、外野に責め立てられてみないとわからないんですか？</p>

<p><br>「情状酌量すべき」という個人的な価値判断を、脅迫の被害者、ひいては自分以外のはてな村民にまで認めさせたい、というMasaoさんの底なしの承認欲求が、歪んだ被害者叩きを生み出した根本原因だと思います。</p>

<p><br>意図的に話をすり替えているのか、根本的に理解していないのかはわかりませんが、「失敗は多いけど情のあるいい人」というキャラを守りたいだけなら、もうネットでの議論や主張など全面的にやめちゃった方がいいと思います。あまりに卑怯で無責任です。</p>

<p><br />
<br><blockquote>2008年01月31日  kameda007 <br />
脅迫においては、相手との関係でそれを煽って非難したならその相手側との話し合いがあってそこで許してもらえれば終わりじゃないですかね。ブログっていうのは、公と個人を面倒なことにすることができるんだな</blockquote></p>

<p><br>当事者の一条さんではない以上<sup><small>(<a href="#f20080201-1"  title="そればかりか、知り合いでも何でもない。毎回名前出しちゃってスミマセン・・・。" id="b20080201-1">*1</a>)</small></sup>、わたしの求めているものは謝罪と賠償ではなくて、「はてな村で被害者叩きが起きない状況」です。<br />
「今後絶対に起きない」なんてことはあろうはずもないですが、とりあえずMasaoさんのケースを記憶に刻みつけておけば、第二第三のはしごたんが現れたとしても、ろくでもない詭弁で加害者に「正当性」を与えて調子づかせたり、脅迫されて苦しんでいる被害者が、大勢に責め立てられて二次被害を受けるような腐った状況になることを多少は防げるのではないか、と思ってます。<br />
一条さんや閉鎖したidiotapeさんへの「一部」はてな村民による攻撃は、セカンドレイプ以外の何物でもない。Masaoさんはその「一部」の中の筆頭でした。</p>

<p><br />
<br>セカンドレイプを起こさないためには、「Masaoさんの『はしごたん擁護論』は暴論であり被害者いじめであった」という、ある程度のコンセンサスが必要なわけです。<br />
「覚悟が足りないだけで、擁護論自体は正しかった」ということでうやむやにされたら、また「正論の暴力」とかごちゃごちゃと言葉遊びをして無理やりに相対化しようとする擁護者が後を絶ちませんから。天馬唯さんという新たな脅迫者は、はてな村のそうした空気が生んだとすら言えるかもしれない。<br />
そんな詭弁は被害者の泣き寝入りを助長し、脅迫者が無実の「幸せそうな人」を脅迫しやすい土壌を作るだけで<sup><small>(<a href="#f20080201-2"  title="割れ窓理論参照。" id="b20080201-2">*2</a>)</small></sup>、何の益にもなりません。本人自身が脅迫されてまでもそのご立派な空論を貫けるかと言えば、それが不可能なことは実証済みですし。</p>

<p><br />
<br>もちろん、天馬唯さんとの関係性においては、Masaoさんはまぎれもなく被害者であり、加害者である天馬さんが擁護されるべきとは思いません。いくらはしごたんの件でMasaoさんにムカついたからって、はしごたんと同じ穴のむじなに堕ちてどーすんの？＞天馬さん　と思います。<br />
筋道を立てて批判することもせずに、はてブ等で「●●憎し」の感情先行で粘着したり<sup><small>(<a href="#f20080201-3"  title="これ、Masaoさんの言葉の引用だよ。はしごたんに粘着されてる人はどうでもいいけど、自分が粘着されることは許せないんですね。" id="b20080201-3">*3</a>)</small></sup>、「死ね」「殺す」と一方的に脅迫するような頭のおかしい人が擁護されたり可愛がられたりする、「はてな村」の異常な空気をいいかげんに改善した方がいいと思うのです。<br />
<strong>Masaoさん自身が脅迫者に怯えて暮らさないようにするためにも。</strong><br />
わたしがこの件にこだわっているのはこういうわけです。</p>

<p><br />
<br>ちなみにタイトルの、「粉屋と息子とロバ」の寓話は<a href="http://www.geocities.co.jp/Bookend/9563/Aesop/reader_Aesop10.txt" target="_blank">こちら</a>。その場しのぎでコロコロ変わる言い逃れでは、誰ひとり満足・納得させることはできませんわね。</p>

<p><br><div class="foot2"><small><br />
<a id="f20080201-1" href="#b20080201-1">*1</a>:  そればかりか、知り合いでも何でもない。毎回名前出しちゃってスミマセン・・・。<br />
<a id="f20080201-2" href="#b20080201-2">*2</a>:  <a href="http://www.kantokushi.or.jp/lsp/no571/571_01.html" target="_blank">割れ窓理論参照。</a><br />
<a id="f20080201-3" href="#b20080201-3">*3</a>:  これ、Masaoさんの言葉の引用だよ。はしごたんに粘着されてる人はどうでもいいけど、自分が粘着されることは許せないんですね。<br />
</small></div></p>]]>
</content>
</entry>

<entry>
<title>これはいいダブルスタンダードですね</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://noraneko.s70.xrea.com/mt/archives/2008/0129010258.php" />
<modified>2008-01-30T15:50:59Z</modified>
<issued>2008-01-28T16:02:58Z</issued>
<id>tag:noraneko.s70.xrea.com,2008:/mt//2.268</id>
<created>2008-01-28T16:02:58Z</created>
<summary type="text/plain">● id:yuikoinuさんこと、天馬唯さんに脅迫を受けています。ネットでも、...</summary>
<author>
<name>ナツ</name>
<url>http://noraneko.s70.xrea.com/mt/</url>
<email>noraneko@s70.xrea.com</email>
</author>
<dc:subject>01000800|net|ネットウォッチ</dc:subject>
<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja" xml:base="http://noraneko.s70.xrea.com/mt/">
<![CDATA[<p>● <a href="http://d.hatena.ne.jp/Masao_hate/20080127/1201361667" target="_blank">id:yuikoinuさんこと、天馬唯さんに脅迫を受けています。ネットでも、リアルでも、です</a></p>

<blockquote>スルーし続ければそのうち収まるかと思っていたんですが、あまりにもしつこいので、警告と僕の身の安全を守る意味を込めて書きます。これは、いわゆる「揉め事」ではありません。正真正銘の「脅迫」であり、「ネタ」でも「芸」でも「プロレス」でもないことを、まず宣言しておきます。
<br>（Masaoさん・談）</blockquote>
]]>
<![CDATA[<p><br />
<br>というわけで、一連のはしごたん騒動において、はしごたんの無差別攻撃を擁護してわたしとも論争になり、その後は「はしごたんには関わらない宣言」をして沈黙を守っていたMasaoさんが、誰かに脅迫されているという話です。</p>

<p><br>今こそ得意の言葉遊びの時間じゃないんですかー。『正論の暴力』やら『共感の大切さ』やら『情状酌量』とやらきれいごとを並べて、加害者を擁護し被害者を非難し、「何が正しいかは結局誰にもわからない」と強引にまとめて相対化。そんな机上の空論ごっこに持ち込むためにあえてブログで公開したんじゃないの？　<br />
他人が脅迫されて苦痛を訴えているときにはメタ視点で論争の道具にしておいて、自分がいざ被害者になったら、「これは、ネタでもプロレスでもなんでもありません」っていうのは虫のいい話だと思います。自分もネタにされ、相対化されるのは覚悟するべきです。っていうか、自分からわざわざネタにしてるとしか思えないけど。</p>

<p><br><blockquote>正論だけど、無意味な正論。はしごたんにこの言葉は届かないだろうね。届ける気もないんだろうけどさ。気持ち悪いエントリーだった。／読まなくて正解＞id:hashigotan</p>

<p><br>[断絶][伝わらないだろうけど][これだけは書いとく]貴方の意思はわかった。でも貴方は自分が「説教」してるのに気付いてないの？「説教」ってのは「正しい側」がする正論。その「圧倒的な自分の価値観への自信」が貴方の意思とは関係なく結果的に暴力になってるんだよ </p>

<p><br>あそこまでいったら理屈ではどうにもならないから、もう見守るしかないんですよね…振り切れた感情の前に、正論は無力。イラクで自爆テロを起こす連中を、正論で止められるかという話</blockquote></p>

<p><br>上記は、はしごたんが<a href="http://d.hatena.ne.jp/AyanoIchijo/20080130/p1" target="_blank">一条あや乃さん</a>を攻撃していた時のMasaoさんのブクマコメント。被害者である一条さんがはしごたんに脅迫された苦痛を訴え、反撃することを非難し、加害者であるはしごたんを擁護している。<br />
「正しい者が正しくない者を批判するのは暴力。テロ行為をするのはテロリストが可哀相な人だという証拠である。理屈や正論で